【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

13の自治州や団体が魅力をアピールしたスペインブース

2015年9月24日~27日 開催

スペインブース

 ツーリズムEXPOのスペインブースでは、同国内のさまざまな州などが個別にブースを構えて、それぞれの州の特色をアピール。各州の特徴を踏まえて、自分の行きたい旅行先を選べるようなブースとなっていた。

 スペインブースは政府観光局も展示を行なっているが、17の自治州からなるスペインは、各州で「多様性がある」と担当者。そのため、「スペイン」として1つにくくるのではなく、各州などがそれぞれのよさをアピールする、というブースの構成にしたそうだ。

 ブースは13個あり、マドリードのあるマドリード州、バルセロナのあるカタルーニャ州、サンティアゴ・デ・コンポステーラのあるガリシア州、グラナダのあるアンダルシア州などがブースを出していたほか、チケット販売の「TICKET BUREAU, S.L.」、歴史遺産をホテルに改装して運営している国営ホテル「パラドール」といったブースもあり、それぞれパンフレットなどを紹介していた。

例えばこれはカタルーニャ州のブース。パンフレットなどの観光案内を中心に展示

 そのなかで、アンダルシア州は生ハムの試食イベントも実施していたが、特に実施時間が決まっていないという、スペインらしいおおらかさ。今回はブースはなかったものの、政府観光局としては今後、ポルトガルと国境を接するエストレマドゥーラ州のアピールを強化していきたい考えだそうだ。

生ハム試食会を行なっていたアンダルシア州
歴史遺産に宿泊できるホテルであるパラドールもブースを用意
(小山安博)