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【もっと海外へ 2018】ヨーロッパの観光&グルメ大国「イタリア」「フランス」「スペイン」は日本人にあまり知られていないエリアをアピール

2018年3月30日~4月1日 開催

「イタリア」「フランス」「スペイン」などヨーロッパの観光大国もブースを出展している

 TIAT(東京国際空港ターミナル)が主催する、日本からの海外旅行を促進するイベント「もっと! 海外へ2018 ~羽田から世界へ~」が開幕した。会期は3月30日から4月1日の3日間。

 羽田空港国際線ターミナルの4階と5階では世界各地23の国と地域から39の航空会社と政府観光局などが出展し、観光地やエアラインをアピールしている。本稿では5階Cゾーンの「欧州エリア」に出展したイタリア政府観光局、フランス観光開発機構、スペイン政府観光局の3ブースを紹介する。

イタリア政府観光局

 イタリア政府観光局のブースでは、イタリアの特徴である「食」を前面に打ち出したパンフレット「美味しいイタリア 食の旅」を配布している。トスカーナなど各エリアを代表する食材や郷土料理が掲載されている。

 また、イタリアは世界遺産が53件と世界で一番世界遺産を持つ国であり、さらにJATA(日本旅行業協会)が選定した「ヨーロッパの美しい村30選」には「ラツィオ州 チヴィタ・ディ・バニョレージョ」「カンパニア州 プローチダ島」と2つもランクインしており、「見どころの多さ」はイタリアならでは。配布しているパンフレットも広く網羅したものから各地域ごとのものまでさまざまなものが用意されている。

イタリア政府観光局のブース
イタリアの特徴である「食」を前面に打ち出したパンフレット「美味しいイタリア 食の旅」。トスカーナなど各エリアを代表する食材や郷土料理が掲載されている
イタリアを広く網羅したものから、各地域ごとに特集したものまで、さまざまなパンフレットが用意されている

フランス観光開発機構

 観光大国のフランス観光開発機構のブースでは、パンフレットとビデオで魅力をアピール。モン・サン=ミシェルがあるノルマンディーや、リヨン、シャモニーなど有名なエリアが目白押しだが、最近特に人気なのが南部の「オクシタニー地域圏」。ワインで有名なラングドッグのほか、ルシヨン、ミディ、ピレネーといったエリアがここに入る。南部ならではの明るい陽光のなか、美しい街並みや自然を満喫できる。カトリックの巡礼地「ルルド」はピレネー山脈の麓にある。

フランス観光開発機構のブース
有名な観光地ばかりのフランスだが、最近は南部の「オクシタニー地域圏」が人気とのこと
観光地を紹介する動画も用意している

スペイン政府観光局

 スペイン政府観光局では、日本人にまだあまり知られていないエリアで「ガリシア」と「アラゴン」が訪問先としてお勧めだと教えてくれた。スペインの北西部にあるガリシア地方は、温暖な気候で、海に囲まれているためシーフードがとても美味しいとのこと。西岸は入り組んだ複雑な海岸線が続いており、「入り江」を土地の言葉で「リア」、それが複数形だと「リアス」になって「リアス式海岸」という言葉になったそうだ。

「ピンチョス」で知られるようにスペインではさまざまな食材をさまざまな料理で楽しむ文化が長く根付いており、食にこだわる日本人もきっと満足できるデスティネーションだと紹介してくれた。

スペイン政府観光局のブース
スペインの地図。左上がガリシア地方で西岸には入り組んだ複雑な海岸線が続いている
日本人にまだあまり知られていないエリアで「ガリシア」と「アラゴン」がお勧めとのこと