【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2015

国際色あふれる華やかなダンスで観客を魅了、Bステージレポート(その1)

2015年9月24日~27日 開催

 東京ビッグサイトで9月24日から開催されている「ツーリズムEXPOジャパン」では、一般公開が9月26日~27日の2日間行なわれ、会期中は多くの来場者で賑わった。東4ホールの奥に設置された“Bステージ”では、世界各国の伝統音楽や舞踏などがステージを彩り、観客を魅了した。今回は9月26日の午前中に行なわれた3ステージの模様を紹介する。

ワンダフルインドネシア

 Bステージの開幕を飾ったのは、インドネシア共和国観光省による演奏とダンス。インドネシアには、350以上とも言われる多様な民族文化があり、今回は、東ヌサ・トゥンガラ州・ロテ島に伝わる伝統楽器「ササンドゥ」の演奏と、東ジャワの高原都市マランに伝わる伝統舞踊“Gading Alait Dance”とフラワーカーニバルのパフォーマンスが披露された。

 ササンドゥは、竹筒に張ったスチール弦とロンタルヤシの葉で作った共鳴室で、涼やかな音色が特徴。ササンドゥの演奏と東ジャワの華やかに輝く衣装とダンスに会場は盛り上がった。

華やかな衣裳に彩られた舞踊でBステージの開幕を飾った
東ヌサ・トゥンガラの伝統楽器「ササンドゥ」の演奏

 開場して間もなく始まったステージだったが、華やかなステージに観客が集まり、大盛況となった。

本場のタヒチアンダンサーがやってくる! タヒチアンダンスショー

 タヒチ最大の祭典「HEIVA I TAHITI 2014」で総合優勝を果たしたプロタヒチアンダンスクループ「TAHITI ORA(タヒチ・オラ)」がパフォーマンスを披露。「TAHITI ORA」は2008年に設立され、2013年に行なったフランス10都市の公演では総動員数2万5000人と大成功を収めている。

 タヒチアンダンスにはストーリーがあり、妖艶な女性ダンサーや屈強な男性ダンサーがステージを盛り上げ、独特のリズム感で会場も沸き立った。

フラダンスの起源とも言われるタヒチアンダンス
独特のリズムに合わせ、会場では手拍子をしながらダンスを楽しむ観客も数多くいた

マレーシア伝統音楽&舞踊ショー

 マレーシアのパフォーマンスは、マレー半島から伝統楽器の演奏家、サバ州からサバ州民族舞踊団が来日。アジア各地から自らの文化に取り入れた伝統舞踊は多彩で、短い時間ながらさまざまな演目で彩り豊かなステージとなった。

(政木 桂)