【イベントレポート】ツーリズムEXPOジャパン2016

「来年も楽しもう!」で幕を閉じたツーリズムEXPOジャパン2016

2017年は9月21日~24日開催

2016年9月22日~25日 開催

 JATA(日本旅行業協会)と日観振(日本観光振興協会)が共催した世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2016」。最終日となる9月25日の夕方には、閉会式とグランドフィナーレが、会場内のステージで執り行なわれた。

 閉会式に先立ち、「We Act for …」と題した、地域応援・広報活動について紹介。国内は熊本、海外はフランスを取り上げ、観光復興に向けた支援を行なった。

 レゴブロックで作られた熊本城の台座に、メッセージ入りのレゴブロックを積み上げるチャリティーイベントが実施された熊本県からは、熊本県観光連盟 専務理事の河野靖氏が挨拶。「皆さんの支援でレゴブロックが積み上がっていく姿を見て感動した。被災したが、熊本県民は復興に向けて頑張っている」とコメントし、改めて支援に感謝の意を表わした。

 完成後に贈呈されるレゴブロックの熊本城の展示について問われると、「熊本市に贈呈されると聞いているが、熊本城が復興するまではレゴブロックがシンボルになると思う。大事に展示して皆さんに見ていただきたいと思っている」とコメントした。

熊本県観光連盟 専務理事 河野靖氏
レゴブロックで作られた熊本城

 フランスからは、フランス観光開発機構のフレデリック・マゼンク氏が挨拶。フランスへの観光復興支援としては、パリ以外にもさまざまな美しい見どころがあるフランス各地の風景を写真で紹介する「フランス写真展」を実施。マゼンク氏は「フランスは広くて観光リソースが多いので、パリやニースのほかにもいろんな魅力があるので、もっと来ていただければ、もっとフランスを理解していただければと思っている」と呼びかけた。

フランス観光開発機構 在日代表 フレデリック・マゼンク氏
会場の一角でフランス写真展を実施
一般社団法人日本旅行業協会 会長 田川博己氏

 その後行なわれた閉会式冒頭では、JATA会長の田川博己氏が挨拶。「今回のテーマは『旅は変える。人生を。世界を。』。本当に旅にはそういう力があるのではないかということを、この3日間の展示を見ても、皆さんにご理解いただいたのではないかと思う。9月21日の商談会を含めると、今日ですでに5日目。非常に長い時間をかけて、ご案内をしてきた。ぜひとも、この期間のことを記憶に残していただきたいと思う」と期待。

 出展、参加した旅行業界の関係者に向けては、「我々の仕事は、テーマにあるとおり、世界の流れをよくしていく、そしてお客さまに世界の隅々に行っていただく、日本でいえば全国津々浦々に行っていただくこと。そのためにも、このようなイベントをさらにバージョンアップしたいと思っている。3年目を迎えて、ホップ・ステップ・ジャンプとして、今回はジャンプする大きな大会になった。ぜひとも来年(2017年)以降、またさらなる上のステージへ高みを目指してがんばっていきたいと思っているので、引き続き、皆さんのご協力を仰ぎたい」と呼びかけた。

株式会社ジェーシービー 代表取締役 兼 執行役員社長の浜川一郎氏

 また、オフィシャルスポンサーのJCB 代表取締役 兼 執行役員社長の浜川一郎氏も挨拶。訪日観光客が増加する一方、その伸びが鈍化しているとの指摘に対して、「2014年の国際観光客数は世界全体で11.3億人で、(旅行を楽しむ人が増えているのは)世界的な動向。訪日客の対応も短期的な数の増減ではなく、大きな流れのなかで考えなければならない。また、国内旅行も2015年は5億人泊と過去最高。ツーリズム業界はまだまだ成長の余地が大きい重要な産業だと考えている」との考えを示した。

 また、英国のBBCと大英博物館が実施した、大英博物館の収蔵品から選び出した100作品で、200万年前の旧石器時代から現代までの人類の歴史を語るプロジェクト「100のモノが語る世界の歴史」について、99番目に選ばれたのがクレジットカードであったことにも言及。

「クレジットカードは1950年代に誕生したものだが、このプラスチックが人類の歴史を語る重要な100のモノうちの1つに挙げられた。この登場によって、人々が現金を持ち歩くことから解放された。結果、人類の歴史が変わったということで選ばれたのだと思う。これによって遠くへの旅行や、国境を越えて海外旅行をすることが非常に便利になった。以前は海外旅行にはトラベラーズチェックや外貨を持って行ったが、いまではずいぶん減ったと思う。ツーリズム業界とカード業界は切っても切れない関係で、これまで協調してともに成長してきた。ツーリズム、観光のあり方もこれから広がって、変わっていくと思うが、JCBは日本で生まれたただ一つの国際カードブランドとして、皆さまのお役に立っていきたい」と旅におけるクレジットカードの存在感をアピールした。

公益財団法人日本観光振興協会 理事長 久保成人氏

 この後、別記事でお伝えしたブースグランプリの表彰式を挟み、日観振 理事長の久保成人氏が挨拶。出展者、参加者、来場者、すべての関係者へのお礼を述べたあと、「ツーリズムEXPOジャパンは、来年も東京ビッグサイトで9月に開催したいと思います。ぜひぜひ、一層のご協力、ご熱意を持ってご参加をお願いしたい」と呼びかけて、閉会式は終了した。

 なお、別記事でも紹介しているとおり、会期中の来場者数は18万5800人で過去最高を記録。2017年は同じく東京ビッグサイトをメイン会場として、9月21日~24日に開催されることが明らかにされている。

グランドフィナーレ

 引き続いて行なわれたグランドフィナーレでは、出展企業・団体のご当地キャラクターやマスコットキャラクター、観光大使らが登場。壇上でインタビューを受けた高松ゆめ大使は「写真をたくさん撮ってくださって、一生分の写真を撮られた気がします。でも楽しかったです」と笑顔で語った。

 一同が揃うと、JATA田川会長による「来年も楽しもう!」のかけ声に、ステージと観客席の皆で「いぇーい!」と応えて、4日間にわたったツーリズムEXPOジャパン2016は幕を閉じた。

グランドフィナーレに参加すべく、ご当地キャラクターらがステージに集結
ステージ上を各地の観光大使らが、ステージの下をご当地キャラクターらが埋め尽くす
「来年も楽しもう!」「いぇーい!」の声でテープが舞い、ツーリズムEXPOジャパン2016は閉幕