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NEXCO中日本、高速道路初出店の「矢場とん」など新東名「岡崎SA」のグルメ施設を事前公開
明日、13日15時オープン
2016年2月12日 09:35
- 2016年2月9日 実施
- 2016年2月13日15時 開通
NEXCO中日本(中日本高速道路)は2月9日、13日15時に開通する新東名高速道路 豊田東JCT(ジャンクション)~浜松いさなJCT間に設置する「岡崎SA(サービスエリア)」および、岡崎SA内に設置する大規模商業施設「NEOPASA岡崎」を報道関係者向けに公開した。
施設の概要は先行記事で紹介したので、こちらの記事では、テナントの詳細と内覧会と併せて行なわれたモニュメント除幕式などの様子をお伝えする。
地元八丁味噌をふんだんに使った新メニューが盛りだくさんのテナント
岡崎SA内に設置された大規模商業施設「NEOPASA岡崎」には、新規出店を含め16のテナントが入る。うち5店舗は新規出店。1店舗は初出店ブランドとなっている。
フードコートには、3店舗が出店している。
「CAFETERIA 岡崎農場」(営業時間:8時~22時)は、健康をテーマの自然派カフェテリア。EXPASA御在所で人気のラーメン店「開花屋」がカフェテリアでブランド初出店する。高速道路SAのフードコートにカフェテリアを導入するのは初となる。地元岡崎の農家から毎朝届く新鮮野菜を中心に並ぶ「ヘルシーサラダバー」が目をひく。
「名古屋名物みそかつ 矢場とん」(営業時間:8時~22時)は、名古屋の食として代表的な「みそかつ」の名店。高速道路初出店となる。おおぶりの「わらじとんかつ」は迫力のある量。軽めに「みそかつ」を体験したいなら「ひれかつサンド」や「串かつ」がある。
「元祖 手打ち釜揚げうどん 大正庵釜春」(営業時間:24時間)は、地元の岡崎では行列ができる人気店。大きな器で提供されるあつあつの釜揚げうどんが食べられる。「八丁味噌煮込みうどん」や「ざるそば」も提供される。高速道路初出店。
名古屋コーチンの「伊藤和四五郎商店」(営業時間:8時~22時)は、フードコートのエリアにあるが、店内にも座席がある。唐揚げや串などのテイクアウト系はフードコートで、丼ものは店内で食べられる。高速道路初出店。
「和食・御肉処 かごの屋」(営業時間:11時~22時)は、地域密着を掲げ地元に多店舗展開する和食レストラン。メニューの8割は新規メニューが今回用意された。「飛騨牛入りのハンバーグ」「黒毛和牛ステーキ」「牛フィレ肉のローストビーフ」など肉系だけでなく、天ぷら系やエビフライの入ったお弁当などバリエーション豊富なメニュー。
「スペイン窯 パンのトラ」(営業時間:6時~22時)は、「24時間で最も販売した焼きたての食パン」でギネス世界記録を持つ安城市、半田市で人気のベーカリー。高速道路初出店となる。
ほかにも、点心専門店「包宝 PAOPAO」(営業時間:8時~19時)や京都祇園の人気店「きっちん ににぎ」(営業時間:8時~22時)、三河地方の生産者グループ「MIKAWA FOREST」(営業時間:8時~22時)、スティックジェラート「GELATO Creemeria PARADISO」(営業時間:8時~19時)などのテイクアウト系ショップがある。
また、「お土産処 三州 岡崎宿」でもテイクアウト系のカウンターがあり、天むすの「地雷也」や「壷屋」の稲荷や弁当、中国台湾料理「味仙」のバーガー、磯あげ「まる天」、知立名物「大あんまき」の和菓子なども食べられる。
【お詫びと訂正】初出時、「きっちん ににぎ」の店名に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
珍しいショップでは、東海テレビがハローキティとコラボした期間限定ショップ「TOKAI-TV × HELLOKITTY POPCORN SHOP」(営業時間:7時~22時)が出店している。1年間限定のショップ。
ほか、前回にも紹介したスペシャルティコーヒーストア「スターバックスコーヒー」(営業時間:6時~21時)とコンビニエンスストア「セブンイレブン」(営業時間:24時間)も出店している。
石製品や間伐材で地域の方々が岡崎を表現したオブジェをPA内に設置
内覧会は、NEXCO中日本 関連事業部長 梶川俊二氏の施設概要説明から始まり、「新東名では8つ目のNEOPASAになります。特徴は上下集約型で、建物の外観を上下線で異なるイメージにしています。上りは、岡崎が東海道38番目の宿場町であったことから宿場町のイメージを、下りは森のエントランスをイメージし入口には愛知県の鳥であるコノハズクをあしらっています。中央の階段からは屋上に出て休憩もできますし、イベントなども実施可能です。周囲には、地域の皆さまに制作いただいた作品があります」と紹介があった。
続けて、中日本エクシス 名古屋支店 岡崎複合商業施設 緑川慎総支配人から「岡崎SAには、ガソリンスタンドを入れて16店舗が入っています。全店舗紹介したいのですが、店舗を絞って紹介します。『和食・御肉処 かごの屋』の『飛騨牛入りハンバーグ定食』は、オリジナルの味噌を使った濃厚なデミグラスソースをかけて食べます。一度ご賞味ください。『大正庵釜春』の『八丁味噌煮込みうどん』は八丁味噌をふんだんに使い、熱々の土鍋で煮込んでいます。ご存じ『みそかつ』の『矢場とん』も入っています。『CAFETERIA 岡崎農場』はカクキューの八丁味噌を使った『岡崎八丁味噌の野菜らーめん』がお勧めですが、新鮮な野菜サラダもぜひご賞味ください。多くの野菜が地元岡崎の生産者と契約して、毎朝届けられてくる新鮮野菜を使っています。甘みと栄養分が増した定温調理野菜も加わっています。ほかにもたくさん、八丁味噌を使ったメニューを揃えています。これらを『味噌活』認定商品として推奨していき、今後も増やしていきたいと考えています」と、お勧めメニューの紹介があった。
【お詫びと訂正】初出時、渡辺民謡会の表記に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。
内覧会のなかで、SAの周囲に置かれる地域の方々が連携して制作したモニュメントの除幕式も行なわれた。
モニュメントは、岡崎石工団地協同組合が制作した石製テーブルを広場に1基、岡崎石製品協同組合連合会制作の石製道標を周辺に7基、八丁味噌共同組合と岡崎石製品協同組合連合会製作制作の石製味噌桶を入口付近に1基、岡崎市立額田中学校制作の木製ベンチを4基設置している。木製ベンチは、間伐材を使い毎年1年生が制作し入れ替えていくことで、間伐材の認知とともに地域連携の取り組みを継続的に行なうほか、老朽化によりケガをすることなども防ぐ。
まず、主催者を代表してNEXCO中日本 執行役員 名古屋支社長 近藤清久氏が、「地域を象徴する素晴らしい作品を制作いただいたご尽力や想像力に感謝します。これらが末永く、地域の皆様との連携のシンボルとなることを祈念します」と挨拶があった。
続けて来賓として、岡崎市長 内田康宏氏が「石製品は岡崎市の伝統産業として匠の技が随所に見られ、工事関係者もたいへん感動されたと聞いています。額田中学校の木製ベンチは、市役所で提案が行なわれる生徒市議会で提案されました。額田の間伐材を使って手作りで制作した素晴らしいものです。特産品の八丁味噌や石製品、手作りのベンチが設置されることで、岡崎の魅力を伝えられると思います。今年は岡崎市市制施行100周年にあたります。歴史文化資産を活かした観光産業都市岡崎を、さまざまな角度から進めていきます。岡崎PAは、これからの新世紀岡崎に重要な施設になるといえます」と挨拶した。
また、モニュメントの制作者を代表して、合資会社八丁味噌 代表社員 早川久右衛門氏、まるや八丁味噌 代表取締役社長浅井信太郎氏、岡崎石製品協同組合連合会 会長 宇野仁氏、岡崎石工団地協同組合 理事長 内藤啓一氏、岡崎市立額田中学校からは生徒代表 平松佑菜さんから、一言ずつ挨拶があった。
東海3県で最大規模を誇る岡崎SAは、地元岡崎はもとより名古屋を含めた東海地方の魅力が最大限に伝わるPAに仕上がっている。「ぷらっとパーク」が併設されているので、一般道からも入場可能なのことも覚えておくとよい。近くを通りかかったらぜひ立ち寄ってみてほしい。