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三菱航空機、エアロリースよりMRJを最大20機受注

2018年納入開始。MRJの総受注数は427機に

2016年2月16日 発表

 三菱航空機と米国の航空機リース会社「エアロリース」は2月16日、エアロリースがMRJを20機発注(確定10機、オプション10機)する方向で基本合意に至ったと発表した。エアロリースへの納入は2018年に開始する予定。

 この基本合意により、MRJの総受注数は427機(確定233機、オプション170機、購入権24機)になる。三菱航空機は、航空機のリース会社であるエアロリースよりの受注を受け、「MRJの金融資産としての優位性を評価いただいた」とコメントしている。

 エアロリース代表のJep Thornton氏は「今回、MRJを選択した理由は、三菱の航空機製造における経験と、その強固な財務基盤を高く評価していること。また、MRJが最先端の空力設計と画期的なプラット&ホイットニー社製のGTFエンジン、さらにはロックウェルコリンズ社のアビオニクスを組み合わせた優位性のある機体であることです。今後、MRJのパートナーとしてリージョナルジェット機市場でMRJのカスタマーベースを拡げていきたいと考えています」と述べている。

 また、三菱航空機 社長 森本浩通氏は「今回、航空機リース会社であるエアロリース社と基本合意に至ったことは、MRJプログラムにおいて重要な意味を持つものと考えています。当社は航空機リースが今日の航空機産業において大変重要な役割を担っていることを充分認識して活動してきました。今回、プログラムの早い段階でエアロリース社をパートナーとして迎え入れられたことを誇りに思っています。今回の基本合意は、MRJの資産価値がマーケットで認められた証であり、今後のエアライン向けの受注活動にも大きく寄与するものと考えています」と述べている。

(編集部:柴田 進)