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祝! 圏央道 境古河IC~つくば中央IC開通。東名高速から東関道まで6つの高速道路を接続

東名~中央道~関越道~東北道~常磐道~東関東道が圏央道で全通

圏央道 境古河IC~つくば中央IC間が開通。電光掲示板にも「祝 開通」の文字

 2月26日15時、圏央道の境古河IC(インターチェンジ)~つくば中央IC間が開通した。茨城県区間の圏央道が全線開通し、東北道から常磐道へも直接乗り入れが可能になるとともに、東名高速、中央自動車道、関越自動車道、東北自動車道、常磐自動車道、東関東道路の6本の高速道路が圏央道でつながることになった。本来は2015年度の開通予定であったが、軟弱地盤への対策が必要になったことや、豪雨による水害の影響等もあって約1年開通が延期されていた。

 また、高速道路としては初めて「高速道路ナンバリング標識」も導入。外国人が高速道路を利用する際、日本語名称ではなくナンバーによって利用する道路を識別しやすくするために導入されたもので、圏央道は「C4」、東北道は「E4」、常磐自動車道は「E6」などといった記号で識別できるようになる。

常磐道には「E6」、東北道には「E4」のナンバリングがされている
常総ICから出口方面の標識

 同区間開通に併せて坂東IC、常総ICも開通。開通に合わせて常総ICで営業開始セレモニーが実施された。先着順での事前募集で選ばれた5名が参加し、開通後1番から5番までの通行者であることを証明する認定証や記念品などが配られた。

 1番乗りとなったのは茨城県在住の池田文紀氏。同氏は以前にも東関東道 茨城空港北IC~茨城町JCT(ジャンクション)間開通式でも開通1号車として参加しており、今回も2月15日9時から募集があることを知り、谷和原管理事務所に行って受付したそうだ。

開通前の様子。開通5号車までのみが待機していた。5両目はオートバイの方
開通1号車となった池田文紀氏とその愛車。ETC車ではないので、一般車両として乗り入れた

 開通10分前になると、付近の道路にも開通区間を利用しようとする車両が続々と集まりはじめ、待機列ができていった。道路は予定どおり15時に開通し、開通1号車を先頭に続々と車両が乗り入れていったが、開通直後の30分ほどは常総IC付近を中心に渋滞が発生していた。

開通直前の様子。開通10分前にはランプ内に入場していた
常総ICを通過する開通1号車
開通直後の様子。かなりの車両が訪れしばらく渋滞していた