若林直樹のトラベルフォトギャラリー

冬の白樺湖とビーナスライン(長野県)

 早朝、標高1400mにある白樺湖に到着すると、湖上の木々に付いた霧氷が朝日に照らされ美しい姿を見せてくれた。そこからビーナスラインで白銀の世界を目指したが、残念ながら雪不足の今年は地表が出ているところが多い。

 ビーナスラインは全長76Kmに及ぶ、八ヶ岳中信高原国定公園の高原や観光地、蓼科高原、八ヶ岳山麓などを結ぶ日本有数の高原ハイウェイだ。標高も高く最高点は1920mあるという。四季をとおしてドライブを楽しめ、冬でも天気がよければ車山などへアタックできる。学生のころはよく雪山登山のまねごとをここでしたのものである。

 ビーナスラインから八ヶ岳連峰や南アルプス、乗鞍岳、北アルプスの山々を望むことができ、今回は天気もよく富士山まで見ることができた。

 白樺高原(白樺湖)への交通は、電車なら中央本線茅野駅に行き、乗り放題のバス(1日券や2日券)で蓼科、白樺湖、霧ヶ峰など巡ることができる。東京や大阪から直行バスもあり乗り換えもなくリーズナブルな旅ができる。

 クルマで行くのなら必ず冬タイヤもしくはチェーンなど雪対策をしよう。除雪はわりと頻繁にしているので走るのは楽だし、パーキングも多くそこからの絶景を楽しみながらドライブするのもよいだろう。

 天気のよい日を狙って旅すれば必ずため息の出る絶景が待っている。いつ行っても楽しめる大好きな所だ。

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若林直樹(STUDIO海童)

雑誌、広告等の仕事の傍ら、ライフワークとして自然や癒される空間を求めて国内外を旅している。撮影対象はICチップからアフリカ象まで幅広い。デジタルカメラは1995年からコンパクトからプロ機までテストレビューに携わる。自宅ではフェレットをこよなく愛し、現在2匹と暮らしている。いつかフェレットの写真集を出そうと企み中。HPはhttp://kaido.sub.jp/