若林直樹のトラベルフォトギャラリー
アンコール・ワットの夜明け(カンボジア)
2020年1月1日 00:00
アンコール・ワット(Angkor Wat)は12世紀にヒンドゥー教寺院として建てられたが、1431年の遷都により放棄され、忘れ去られた時期がある。その後、16世紀に再発見され、仏教寺院に改修されている。
1972年には内戦、そしてポルポト政権によって破壊され、放置され、ジャングルに飲みこまれていったが、政権が変わってからは修復のために、日本をはじめとする各国の大学などが研究・修復を行なっている。
アンコール・ワットは正面の参道から見るアンコール・ワットの背後から日が昇るため、早朝の日の出時間には多くの観光客が訪れる。
今回収録しているのはアンコール・ワットと、そのすぐ西の丘にあるプノン・バケン寺院だ。この寺院の歴史は古く、10世紀初頭に丘の上に作られた5層の巨大ピラミッド型寺院だ。現在ではだいぶ破壊されているのでその全貌はよく分からない。しかし夕日がビューポイントと人気があり夕方になると人が集まってくる。
アンコール・ワットやアンコール・トムをはじめとする遺跡群はどこも見応えのある遺跡だ。現地でガイドを雇えば歴史や彫刻の意味など詳しく分かり有意義な時間を過ごせる。
日本から行くには、カンボジアの首都のプノンペン経由のほか、タイやベトナムを経由しシェムリアップ空港へ入るルートがあり、私はタイ経由で入国。空港からタクシーで市内のホテルに宿泊した。市内のホテルから遺跡までの移動はトゥクトゥクやバイクタクシーを利用し、目的地を地図で示して値段交渉だ。比較的楽に目的地まで行け、困ることはなかった。心配していたトイレも寺院や遺跡に設けられ、水洗トイレもあり不便は感じなかった。
年々修復されていくアンコール・ワットだが、今のうちに一度は見てほしいお勧めの場所である。
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