車中泊の拠点 RVパークを訪ねる

個性的な車中泊専用施設に泊まろう! 千葉・君津市「RVパーク七里川」体験記

愛車で気軽に利用できる車中泊専用施設「RVパーク」を利用してみた

 クルマのなかで寝泊まりできる「キャンピングカー」を保有する人は年々増えている。そしてキャンピングカーではなく、普通のクルマの車内にマットなどを持ち込んで就寝する「車中泊」ユーザーも同様に増えている。

 こうした状況に対してキャンピングカーの業界団体であるJRVA(日本RV協会)が、快適に安心して車内に泊まることのできる場所として「RVパーク」という車中泊専用施設を展開しているのをご存じだろうか。

 RVパークとは、駐車スペースに余裕があること、敷地内に24時間利用できるトイレがあること、駐車区画に100V電源があること、入浴施設が敷地内もしくは近隣にあること、ゴミ処理が可能なこと、入退場の制限が緩やかなこと、複数日の滞在が可能なことを施設要件としたもので、2023年4月時点で全国(47都道府県すべて)に300以上あるという。

 RVパークには上記の要件があるのだけど、決まりがあるからといってどの施設も同じような作りというわけでない。RVパークにはそれぞれオーナーさんがいるので、要件を満たしつつも個性ある作りにしているところも多いのだ。

 例を挙げると、オートキャンプ場のように車外にテーブルやチェアを置いたり、テントを張ったり、たき火まで許可しているところもあるし、温泉が施設内にあったり、はたまた鉄道の駅に隣接する駐車スペースをRVパークとしているなどなど。これはもう、単にクルマでの寝泊まりができる場所としてではなく「そこに行ってみたい」と思わせる観光地でもある。

 また、極端なこと言えば、車中泊は普段乗っているクルマにシュラフや布団を持ち込んで、窓に目張りさえすばやれてしまうものだけに、趣味として始めるのにハードルが低いのも特徴だし、RVパークは利用料も手頃なので宿泊込みのお出かけながら経費を抑えた行動も可能だ。

 そこで今回は、そんなRVパークを実際に利用してきたので、レポートさせていただこう。

テント設営にたき火もOK、そして静かで景色もいい「RVパーク 七里川」へ行ってきた

 今回行ってきたRVパークは、千葉県君津市にある「RVパーク 七里川(しちりがわ)」(千葉県君津市黄和田畑920)だ。東京からは東京湾アクアライン~東京湾アクアライン連絡道~圏央道と来て、木更津東出口で降りる。そのあとは国道410号から国道465線を走ると現地のすぐそばに着く。あとは脇道を入っていけば到着。東京湾アクアラインの東京側の起点から約1時間30分くらいの距離感だ。

今回の目的地は千葉県君津市にある「RVパーク七里川(しちりがわ)。千葉の山間部にある施設で東京からそれほど走らないけど「遠くへ来た」という感覚が味わえる風景が広がるところ。住所は千葉県君津市黄和田畑920
ナビの地図で見るとマークを置いたあたりよりちょっと上がRVパーク七里川の場所。君津市は湧き水が多く米どころでもあるので日本酒の製造が盛んで、市内には5つの酒造がある。なお、君津市では公のイベントでの乾杯は日本酒で行なう条例があるそうだ
木更津東出口から現地までの道のりでスーパーマーケットは「ODAYA」さんしかないので、買い出しをする場合はここで済ませる。コンビニは現地までに3、4件あった
筆者もODAYAさんで買い物。昼ご飯と夕食のおかず、そして翌朝に食べるものなど仕入れた。RVパークは電源があるのでアウトドア用の冷蔵ボックス(電気で冷やせるもの)を持っていきたい
国道465号線から脇道に入る。目印は「七里川温泉」の看板。RVパークと道を挟んで反対側にある日帰り温泉OKの温泉宿だ。なお、この看板のすぐ手前に「オートキャンプ七里川」の入口案内看板があるが、これと間違えて行ってしまう人も多いので注意したい
こちらが七里川温泉。RVパーク七里川から道を挟んで反対側。お風呂は天然温泉で内風呂と露天風呂がある。夕食や朝食の利用もできるし(要予約)、囲炉裏があるので炉端焼きもできる。なお、RVパーク七里川とは経営者が違うので、温泉については七里川温泉へ問い合わせてほしい

 RVパーク七里川のオーナーは粕谷さんという方で、施設は2016年にオープンしたのだが、実はRVパークとなる前から、七里川温泉にくるキャンピングカーユーザーに現在の第一サイトの場所を、駐車スペースとして貸し出ししていたそうだ。そして駐車場を利用したキャンピングカーユーザーから「RVパークにすればいい」というアドバイスを受けたことがきっかけでRVパーク七里川をオープンしたという。

 その後、利用者が増えたことから第2サイト、第3サイトと拡張して行き今後は第4サイトを作る予定だという。

 料金はサイトごとに設定されていて第1サイト(5台分あり)は2000円~2500円。第2サイト(8台分あり)は3000円、そして第3サイト(10台分あり)は3000円だが、最も広いNo.3サイトのみ5000円となっている。ただ、時期ごとに料金が変わることもあるので、最新の料金は予約時に確認してほしい。

ここは第1サイト。5台分あるが各区画のサイズはRVパーク七里川のなかではコンパクト。ただ、道を挟んで温泉がすぐなので温泉目当ての場合、第1サイトの利用が便利だろう
第1サイトから第2サイトへ降りる階段の途中のドッグランも設けてある。ちなみにドッグランがあるくらいなのでペット同伴可だ
第2サイトを上から見た感じ。第2サイトは8区画あって各区画は第1サイトより広い。また、サイト内に炊事場、トイレ、貸し室があるので、RVパーク七里川のなかでは利用しやすいバランスの取れたサイトだろう
第2サイトの入口。左上が第一サイトで、入口の建物は手前が炊事場とトイレ。奥が囲炉裏もある貸し室(要予約)。サイトは画像奥から右手に配されている
第3サイト。ここは10車室ある。このサイト用にトイレを新築しているので5月の連休ごろにはトイレも便利になる予定
第3サイト内。画像の一番奥が最も広いNo.3区画。1段下がったところに2つの区画があって、ここは特にプライベート感が高そうな印象だった

環境もいいし、駐車区画のデキもかなりいい!

 筆者のクルマはホンダ N-VAN +STYLE FUN。このクルマは助手席を折りたむことで、運転席以外のフロアをフラットにすることができる。そのため助手席側には約2.6mの長さのフラットなフロアが現われるので、そこにマットを敷けば余裕で寝転がれるようになる。

 また、車室内の横幅も約1.3mほどあるので荷物を置く場所も確保できるのだ。それに室内フロアから天井までも約1.3mあるから、それほどかがむことなく、車内を歩いて移動できるのも便利さを感じるなど、ソロの車中泊であれば使い勝手はいいと思う。

 さて、そんなN-VANで訪れたRVパーク七里川。RVパークには個性的なところも多いが、こちらがまさにそういうタイプの施設である。

 RVパーク七里川は君津市の南東に流れる七里川渓谷の側にあり、周囲は千葉によくある低山に囲まれた景色のいい場所。また、近隣に民家も少ないし駅や買い物のスポットもない、それにほかの観光地につながる道もないので夜はとても静かな環境。月齢によっては星空がきれいに見えるのも魅力の1つだ。

高規格オートキャンプ場並みに雰囲気も作りもいい施設
夜の様子。実際はもっと暗い。周辺はとても静かなので、夜に騒ぎたいという人よりも静かな環境を味わいたい人に向いているだろう

 そして施設だが3つあるサイトとも、区画はキレイに整備されていて、駐車位置は安定して駐められるようコンクリートの補強材が埋められている。これは車重があるキャンピングカーに対応する意味もあるが、画像を見て分かるよう「駐車する位置」がはっきり分かるので、斜めに駐めたりすることが起こりにくいのだが、これはかなり重要なこと。

 こうした隣り合った区画では、横の区画を利用するクルマの駐め方によっては自身が借りている区画が使いにくくなることもある。かといって区画をはみ出しているわけではないので動かしてほしいとも言えないので、このように「駐めるべきところがはっきりしている」作りは地味に大事なことだと思う。

駐車スペースにはこのような補強材が埋められている。車重のあるキャンピングカーが長期間駐めていてもタイヤが地面にめり込まないし、地面がフラットになるので寝たときに傾きを感じることもないなどメリットは多い
右横の針葉樹は隣の区画との境であると同時に目隠しの意味もある。左のスペースにテントを張ることができる

 つぎに取り上げる特筆のポイントは、車中泊施設でありながら車外へのテーブル、チェアの展開がOKで、さらにテント泊もできるという点。これはもうオートキャンプ場といってもいいレベルである。しかも指定されたやり方であればたき火もできるので「テントを持っていないけどキャンプ場で夜のたき火をしてみたかった」という夢が実現できるのである。

各区画にはレンガを埋めた場所があるが、そこがたき火台利用OKのポイント。薪は現地で購入できる。画像の量で700円。大きめのたき火台に一度に数本くべながら約4時間持つくらいの量がある
テントを張る場所によってはレンガの位置でのたき火がしにくくなることもあるが、場所が指定されている以上それは守りたい。こうした貼り紙があちこちに貼られている施設は気分もよくないもの。RVパーク七里川はまだ貼り紙は少ないので、その状態で止まるよう利用者が考えて行動したい

 車中泊と言えば食事を楽しみにする人も多いだろう。そしてその際は食材や飲み物を用意することになるが、それらを食事の時間まで適温に保つためには車載向けのポータブル冷蔵庫が必要になる。

 そしてこの手のギアはDC12VとAC100Vで動くようになっているので移動中はDC電源で駆動できるが、問題は現地に着いてからだ。

 いくらRVパークといっても区画ではエンジン停止がルール。そのためクルマを駐めたあとも継続して冷蔵庫を動かすにはほかの電源が必要だが、RVパークであればすべての区画にAC電源を設けてあるのでこれを使わせてもらうのだ。ちなみにオートキャンプ場にも電源サイトはあるが、料金は総じて高めなのを考えるとRVパーク七里川がこの面でもありがたい料金設定であることを感じる。

すべての区画に100V電源があるが、いまは電気料金が高いので車中泊に関係ない電気の使用、例えば車両やテントを飾るための電飾などは控えたい。区画利用料が安いだけに、そこに高騰した電気代の負担までさせてしまうのはよくないだろう
コンセント部は防水でなく、プラグを挿すとフタが閉まらないので、雨の日はボックスごとカバーできるサイズのビニール袋と下を縛るためのひもなど持参するといい。また、画像のように角度を変えられるソケットを持参するのもいい
そのほかの設備を紹介しよう。まずは第2サイトにあるトイレ。男女別でトイレはかなりキレイ
男性用トイレの個室。清潔感があり、設備も最新だし、床をあげたうえに土足禁止になっているので、より清潔な印象だった
トイレ棟の裏側は炊事場がある。温水も利用できるようだ。生ゴミ、可燃ゴミ捨てはできるが、その際は地域のゴミ袋を購入する。袋は炊事場にある(1枚100円)。ペットボトル、缶は分別のうえ、捨ててOK。たき火を終えたあとの炭の捨て場もある。言うまでもないが完全に消えたことを確認してから捨てる
炊事場には電子レンジもあったのでお弁当の温めも可能。車中泊では食事を簡単に済ませる傾向もあるのでこれは便利。ただ、屋内で使う調理家電なので、外置きではいつ壊れるか分からない。使用したい場合は予約時に使えるか確認した方がいいだろう
予約制の小屋。なかには囲炉裏があって炭火焼きなどできる。こうした施設があるのもRVパーク七里川の特徴。利用時間は22時まででここは厳守
小屋の内部。燃やせるのは炭のみ。食器などは持参する。焼き物で食事をすればゴミが出るのは仕方ないが、量が増え過ぎないような配慮はしたい

第2サイトに泊まってみた

 さて、主な設備の紹介のあとは区画を利用した印象だ、訪れたのは平日だったので利用者は筆者のほか、ソロで来ていた方のみという状況。そのためか、この日は第2サイトのみのオープンだったが、それでも8区画あっての2台のみの利用なので、伸び伸びした環境で利用することができた。

 なお、借りたのは角地になる「No.E区画」。スペースの使い勝手もよく見晴らしもいいので、第2サイトでは人気の区画だそうだ。

 まずは広さだが車体が大きいキャンピングカーが駐められて、タープやテントも張れるだけの面積があるだけにN-VANでは余裕。

 あと、隣の区画との境に目隠し用の針葉樹が植えてあるが、これがいい感じでプライベート感を生んでいるので、よけいに居心地よく感じた。ちなみに針葉樹は冬でも落葉がないので通年でこの効果は変わらないのもいい。

 区画内の植樹についてはもう1つ。区画の南側には広葉樹が植えてあるのだが、これは初夏から夏までの日差しから日陰を作るためのもの。そして広葉樹は冬は落葉するので寒い時期は日差しが確保できるという考えで配置されている。取材は4月中頃だったが気温が6月くらいの温度まで上がり、日差しも強かったのでこの日陰があることはホント助かった。

車中泊用のRVパークだが、RVパーク七里川は車外にテーブルやイスを展開してもいいと聞いていたので用意。昼食はこのテーブルで食べた。午後はイスに座ってボーっとしていたが、この日は日差しが強かったので日陰へ避難。こうしたことができるような木の植え方はありがたい
テント泊もOKだが、そこまでやると車中泊施設の紹介から離れ過ぎるので、寝るのは車内。リアに見えるテーブルはあと付けで食事などはここで行なう。反対側の壁面にも物置用の棚を設けている。これらの棚は使用しないとき壁面に沿うよう折り畳んである。荷物用のコンテナボックスはイスとしても利用

 日が落ちた頃からたき火を開始。暑い日だったがまだ4月なので夜はそれなりに冷えてくるから、たき火の暖かさがまだ気持ちいい。なお、このエリアはそもそも東京より気温が多少低く、まわりに昼間の熱を蓄熱するような構造物がないので真夏でも夜はそこそこ過ごしやすいそうだ。

アウトドアでのたき火をやってみたいという人は大勢いるが、キャンプまではちょっと……という声もある。車中泊であればハードルも下がるのでたき火目的で利用するのもいい。薪は現地で買えるがたき火台や火バサミ、着火の道具は用意すること

 テント泊であればたき火と同時に夕食にするのだろうが、今回はあくまでも車中泊がお題なので、夕食は車内で食べることにしていた。

 ただ、車内ではなるべく火は使いたくないので、車中泊での調理器具は「電気鍋」を使っている。寒い時期はこれでラーメンを作ったりするが、ラーメンも匂いが結構出るので、今回の夕飯はお湯で戻すタイプのピラフとレトルトハンバーグとした。

 ちなみに筆者はそもそも食にあまり興味がないのでこういうメニューでもまるで問題ない。味気ないと思う方もいるだろうけど、夜、知らない土地で食べる車中飯というだけでそれなりに楽しんでいるのでまあ、お許しください(笑)。

今回の夕食。おもしろみがないメニューだが、知らない土地で食べる車中飯ということがもう一品おかず的なものなので筆者には満足メニュー
電気鍋を持っていって湯沸かしをする。これも消費電力が高いのでポータブル電源で使うには、だいたい6万円以上の容量が大きいものが必要だ。ちなみに筆者は500Whのものしか持っていないのでポータブル電源では使用できない。でも、RVパークは電源があるので問題ない
ドライカレーは非常食向きのパッケージなので、袋にお湯を注いで15分待つとできあがり。お皿を必要としないのでよけいなゴミや洗い物が出ない。これは車中泊では大事なことだと思う
レトルトハンバーグは脂も出ないし汁物でもないので食べ終わったらお皿をペーパーで拭くだけでキレイにできるのがいい
N-VANはオプションで外部電源とつなぐコードとソケットが用意されているので、電源サイトでの電源の利用は簡単だ
電源取り込みの機能がない場合は延長コードを用意。車内へは窓から入れる。コードを通すぶん窓が閉まりきらずにすき間ができるので、虫除けとして隙間を養生テープで塞ぐといい。養生テープは粘着力が弱いので貼り跡の糊が残らない

 さて、いよいよメインイベント?の就寝だが、前に書いたようにRVパーク七里川は静かなな環境であり、取材日はほかにソロのお客さんだけだったので、夜は本当に静かだった。それだけに寝ることになんら問題はない。

 でも、それだと記事としてあまりにも味気ないので筆者の思うところを1つ書かせていただく。

 それは車中泊の寝具について。車中泊はどんなクルマであってもいつもの寝床より寝心地はよくないだろうから、そんな点を少しでもカバーするために寝具はちょっとフンパツしたいところだ。特に寝転ぶマットと枕は寝心地にダイレクトに関係するのでこれらにはこだわった方がいいと感じている。

 なお、シュラフについては季節にあったものを用意するのが基本。いまの時期は安価な薄手のシュラフでもいいが、問題は秋から冬。外の気温が下がれば車内といえども外と同じように冷えるので、これらの時期の車中泊では底冷え対策を含めてテント泊同等の装備は必要だ。

 とはいえ真冬に対応するシュラフは価格も高いので、気軽に買えるものでもない。そんなときは自宅で使う布団を持ち込むのもアリだし、電源があるので電気毛布を使うのもいい。冬の車中泊は寝られるよう寒さ対策が一番大事なので、見栄えうんぬんより暖かさを優先だ。

 もう1つ、シュラフは潜り込んで使用するので入ったあとに高い位置にある照明を消すのは大変。かといってシュラフに入る前に照明を消すのも不便だ。そこで便利なのがリモコンで点灯、消灯できるタイプのランタン。シュラフに潜ったあとリモコンでピッとやれば暗くなるし、トイレなどに起きるときの点灯も楽だ。これはお勧めしたい。

リモコン式のランタン。このほかにもいろいろあるようなので好みのライトを探してほしい。ちなみにこれは裏にフックがあり、明るさの切り替えもできる
寝床モードの車内。助手席側床長は2.6mの長さがあるので、テーブルやイス(70Lのコンテナボックス)を出したままで寝床が確保できる。車内灯が点いてしまっているが小型ランタンを3つ配置すれば明るさは十分確保できている
今回は車外用のテーブルとイス、それにたき火台を持っていったので主要な荷物はこうなった。ただこれくらいなら大抵のクルマで楽に運べるだろう、テント泊に比べても少ない
車中泊のみに絞るとコンパクトになる。RVパークに泊まるなら冷蔵庫は利用価値が高いのでぜひ用意したい。あとは夏場の暑さ対策用電気製品、これはどんなものがあるんだろう

 ということでRVパーク七里川を利用してみたレポートは終わりにしたい。まとめると、こちらの施設はRVパークならではのお手頃な料金で高規格オートキャンプ場並みの宿泊体験ができるというところだった。

 そして東京からは約100km、2時間あればいけるという立地もいい。ただ、そんな施設だけに週末の予約は早い段階で埋まるそうなので、利用してみたい人は早めの予約を入れた方がいいだろう。そして今回のように「山のなかのひとりの夜」を体験したいなら平日に休みを取って行ってほしい。なお、筆者的には後者がお勧めだ。

最後になったが車内から出たり入ったりすることの多い車中泊ではサンダルを持っていくと便利だ
せっかくのロケーションなので朝食は外で食べた。RVパーク七里川はチェックアウトが11時なので朝はかなりゆっくりできる
風景にいいところで日暮れの光景もきれいだった。なお、今回の経費は宿泊と食費をあわせても余裕で1万円を切っていて、有料道路代をあわせてようやく1万円いくかな、といったところで収まっている
深田昌之