ボーカリスト琴音の音楽旅
春の紀州・和歌山グルメで、海も山も大満喫! 自然と温泉のパワーでエネルギーチャージ
2025年4月26日 08:00
先月は淡路島を訪れたのですが、そこで買った南高梅の梅干しがとても美味しくて、「本場・和歌山はどんなところなんだろう?」と気になり、調べてみたら想像以上に見どころが満載! 今月の旅は迷わず和歌山に決定しました。
世界遺産が数多くあり、海の幸・山の幸も豊富でグルメも充実。今回はあまり綿密にプランを立てず、現地に着いてから行き先を考えるいつものスタイルで新しい愛車で出発しました。
和歌山県海南市に到着! 道の駅と異国情緒漂うポルトヨーロッパへ
まずは、事前に気になっていた「ポルトヨーロッパ」を目指し、都内から出発。海南市に到着後、少し腹ごしらえをしようと「道の駅 海南サクアス」へ立ち寄りました。
漁師さん直送の新鮮な魚介や、お菓子、野菜、そして温暖な気候ならではの果物など、和歌山の恵みを満喫できます。
私たちは、海南サクアス内のレストラン「魚森水産」でお刺身定食としらすいなりとうどんのセットを注文。お刺身定食には揚げ魚、この日はアジフライもついており、魚種の豊富さがうかがえます。
夫の注文したセットも、関西風のやさしいうどんと、しらすたっぷりのいなり寿司が絶品でした。旅の初日だったので控えめに、はちみつ梅を車中のおやつに購入。
そのあとは、和歌山にも海外のようなスポットがあるということでの「ポルトヨーロッパ」へ。入場は無料で、アトラクションのチケットやフリーパスも販売されています。隣接する「黒潮市場」では、食事やお土産選びも楽しめます。
また、和歌山には「アドベンチャーワールド」など、水族館や動物園などファミリーで楽しめるテーマパークもあることから、観光地としての多様な魅力のある県だなぁと感じました。
絶景の夕日と、地元の温かい居酒屋で心もほっこり
夕方は夕日が見える絶景スポット「白崎海洋公園」へ。某アーティストのMV撮影地としても知られる白い岩の景観が幻想的で、海・夕日・岩の三重奏に心を奪われました。まさにお金では買えない、自然の贈り物のような風景です。
その後、近くのスーパー銭湯でひとっ風呂浴び、地元の居酒屋「呑み処ほのか」へ。店内は阪神タイガース愛があふれた装飾で、雰囲気も地元感満載。
注文したのは野菜サラダ「お好み焼き、刺身の盛り合わせ、塩焼き鯖、カツオのたたき、山芋たんざく。女将さんがとってもチャーミングで、焼いてくれたお好み焼きも絶品。
クルマだったのでノンアルコールビールで乾杯して、観光客の少ない地元の人に愛されるお店でローカル感を満喫しました。
2日目は高野山で心のデトックス。精進料理とお寺カフェも満喫
2日目は、真言宗の総本山・高野山へ。空海が開いたこの聖地は、数々のお寺や院が立ち並び、精進料理やお寺カフェなども豊富。
仏教や神話に興味のある私たちは、金剛峯寺で「阿字観」瞑想体験も行ない、真言宗への理解も深まりました。
昼食は「中央食堂さんぼう」で、天ぷらや揚げ麩田楽がついた精進花籠弁当を。見た目も美しく、しっかりお腹にたまるのに、食後は身体が軽やか。クセになる味わいでした。
参拝後は「寺カフェ成慶院」で一休み。私はまりひめいちごどらパンケーキ、夫はほうじ茶パフェを注文。どちらも芸術品のような盛り付けで、味も器も見事。ほうじ茶パウダーの苦味と深みは驚くほどで、至福のティータイムとなりました。
夜は龍神温泉で美肌の湯、地元の洋食ディナーで締めくくり
夜は「龍神温泉 元湯」で日帰り入浴。温度高めでトロッとした泉質が心地よく、湯上がり後も肌がしっとり。ボディクリームは少なめでも全然大丈夫でした。
サウナはありませんが山間の露天風呂で星空を眺めていたら、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
そのあとは近くの「Kojima Restaurant」へ。夫は天使の海老フライ定食、私は魚介のトマトソースパスタを。シェアする一品は生ハムとアスパラのサラダ、長芋のバター焼き、アスパラとチーズの肉巻きフライ。野菜の火入れや食感まで丁寧に作られており、大満足のディナーでした。
20時半のラストオーダー直前の来店にも関わらず、快く迎えてくださったこと、このエリアでこの時間まで営業してくださっていることにも感謝です。
最終日は熊野那智へ。自然の神々しさと、マグロでフィニッシュ!
3日目は早朝から熊野本宮大社を参拝し、湯の峰温泉へ。名物のつぼ湯は朝7時の時点ですでに60分待ちだったため、公衆浴場の家族湯で朝湯を楽しみました。
その後、那智の滝と熊野那智大社へ。上り坂がなかなかキツかったものの、黒飴ソフトで糖分補給しつつ登り切り、雄大な自然のなかで深く心を洗われるような参拝ができました。
昼食は夫が見つけてくれた「お食事処 桂城」へ。私はマグロ定食、夫は勝浦御膳を注文。赤身の刺身が驚くほど美味しく、夫は「マグロの概念が変わった」と感動。
さらに、マグロ酢味噌和えや目玉の生姜煮などめずらしい料理も堪能し、まさにマグロづくしのランチとなりました。
帰り道では、鮮魚店「北郡商店」に立ち寄り、地元の新鮮な魚をお土産に。お店の方もとても親切で、地元の味を持ち帰れる素晴らしい締めくくりとなりました。
今回の旅は、梅干しがきっかけだったにも関わらず、深い参拝の旅へと発展。心が落ち着いて、自分のなかの真理がおのずと出てくる不思議な感覚になり、心身ともに癒されました。
温泉とグルメ、そして信仰や歴史。どれも充実していて、和歌山県はまたすぐにでも訪れたくなる場所でした。次は今回食べられなかった和歌山ラーメンを食べるぞ!