JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

奄美で楽しむ「黒糖焼酎の日」。蔵元との交流や黒糖焼酎の文化を体感

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。写真は黒糖焼酎女子倶楽部の皆さんとJALふるさとアンバサダーの吉福瑠璃子さん(後列中央)

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、奄美群島で黒糖焼酎の魅力発信に携わるJALふるさとアンバサダーの吉福瑠璃子さん。

――黒糖焼酎の日について教えてください。

 5月9日・10日は「黒糖焼酎の日」。

 奄美群島では、この日に合わせてさまざまなイベントが開催され、黒糖焼酎の魅力を楽しめる2日間となっています。

奄美大島25蔵の代表銘柄18種

 黒糖焼酎は、奄美群島でのみ製造が認められている特別なお酒で、すっきりとした飲み口が特徴です。酒蔵ごとに香りや味わいにも個性があり、飲み比べを楽しめるのも魅力のひとつです。

 今年も、黒糖焼酎を楽しむイベントや講演会などが各地で開催され、地元の方はもちろん、観光客の方々にも奄美の文化や魅力に触れていただける2日間となっていました。

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 5月9日に開催された、黒糖焼酎女子倶楽部主催イベント「月ぬきゅらさ~や」に、司会として参加しました。

シマ唄の様子

 黒糖焼酎を使ったカクテルの提供や交流企画などが行なわれ、黒糖焼酎を普段あまり飲まない方や若い世代の方にも、その魅力を気軽に楽しんでいただける内容となっていました。

 会場では、「こんな飲み方初めて」「飲みやすい」といった声も多く聞かれ、黒糖焼酎の新たな魅力に触れていただける機会になっていたと感じます。

弥生焼酎醸造所・奄美大島開運酒造
西平酒造・奄美大島酒造
町田酒造 インタビューの様子

 蔵元の方々が来場者にお勧めの飲み方や黒糖焼酎への思いを直接伝える場面も多く見られました。

 来場者も「次はこれを飲んでみたい」と会話を弾ませながら交流を深めており、奄美らしい温かな空気に包まれていました。

各蔵カクテルブースの様子
島料理のアレンジコース

 健康的に黒糖焼酎を楽しんでもらいたいという思いから、飲んだ純アルコール量が分かる「純アルコールシール」も用意されていました。

「カクテルレシピ集」と「純アルコールシールの台紙」

 また、鹿児島県立奄美高等学校の生徒の皆さんによる「黒糖焼酎の文化を未来へつなごう」をテーマにした発表も行なわれました。

 蔵元と連携しながら黒糖焼酎について探究活動に取り組んでおり、若い世代ならではの視点でその魅力を発信する姿が印象的でした。

――ほかにはどのようなイベントが開催されたのでしょうか。

 アマホームPLAZAでは、「奄美にみる焼酎の原風景」をテーマに、鹿児島大学客員教授による講演会も開催されました。

鹿児島大学 客員教授 鮫島吉廣先生による講演会

 黒糖焼酎がどのような歴史や背景のなかで受け継がれてきたのか、今の黒糖焼酎に至るまでの流れを知ることで、改めて奥深い文化だと感じ、とても勉強になりました。

酒蔵・酒屋・飲食店など、いろいろな立場から黒糖焼酎について語られたパネルディスカッション

 また、奄美なぜまち商店街では、奄美群島すべての蔵元の黒糖焼酎が集まるイベントも開催され、多くの人でにぎわい、大盛況となっていました。

奄美なぜまち商店街

 会場には蔵元の方々も参加し、来場者と直接コミュニケーションを取りながら、それぞれの黒糖焼酎の魅力を紹介していました。

奄美大島にしかわ酒造・西平酒造

 奄美の文化である黒糖焼酎。

 黒糖焼酎の日は、その背景や歴史を学び、新しい楽しみ方を知り、人とのつながりも感じられる、そんな特別な2日間だったように思います。

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 奄美群島でしか造ることのできない黒糖焼酎。

 これまで島の人々によって守り、受け継がれてきた背景には、さまざまな歴史やストーリーがあります。知れば知るほど、その奥深さを感じられるお酒です。

 ぜひ実際に奄美群島を訪れ、景色や文化、人との出会いとともに黒糖焼酎を味わってみてください。現地で飲む一杯は、きっとより美味しく感じられるはずです。