JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

世界自然遺産の島・奄美の動物保護に貢献する「奄美の生き物お楽しみチャーム」、JAC機内販売で展開

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は奄美群島担当JALふるさとアンバサダーの吉福瑠璃子さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、奄美群島でチャームの機内販売に携わるJALふるさとアンバサダーの吉福瑠璃子さん。

――取り組みについて教えてください。

 日本エアコミューター(JAC)の機内販売にて、「奄美の生き物お楽しみチャーム」を4月1日から販売しています。

 JACは鹿児島を拠点に主に離島路線を運航し、地域に寄り添いながら各地の魅力発信にも取り組んでいる航空会社です。

 奄美大島、徳之島、沖縄島北部および西表島は、世界自然遺産登録から5周年を迎えます。環境保全への関心が高まるなか、空の旅を通じてこれらの地域の自然や生き物の魅力を広く発信したいという想いから、本企画を立ち上げました。

ルリカケス(撮影:仁礼哲久)

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 本企画は、地域に深く根差した活動を行なうJALふるさとアンバサダーとして、その知見を活かし企画・考案しました。

 自然保全と地域の魅力発信の両立を目指し、現地で感じている奄美の魅力や想いをどのように形にするかを意識しながら、紬レザーかすりと連携して進めてきました。

 コンセプトの検討や商品内容の調整に携わり、色みや仕様についても打ち合わせを重ねました。

紬レザーかすり 川畑さん
仕様について打ち合わせの様子

――商品について教えてください。

 奄美を代表する生き物4種+シークレット1種を含む全5種類。本場大島紬とレザーを組み合わせたデザインで、奄美らしさを感じていただける仕様となっています。一つ一つ手作業で制作することで、地域の文化と自然の魅力を形にしました。

 また、JAC刻印入りのオリジナルタグを付けた機内販売限定の特別仕様としました。

 奄美の生き物4種は、アマミノクロウサギ、ルリカケス、ウミガメ、クジラ、奄美の自然を象徴する生き物たちを採用し、どのデザインが出るかは開けてからのお楽しみです。

奄美の生き物4種(イメージ)
シークレット1種(イメージ)

 モチーフとなっている生き物たちは、それぞれに守っていくべき理由があります。

 例えば、
・アマミノクロウサギは夜間の交通事故(夜の運転はゆっくりと)
・ルリカケスは森林環境の変化や外来種の影響(森を守る行動を)
・ウミガメは産卵回数の減少や海岸環境の変化(光やごみに配慮を)
・クジラは子育ての場である奄美の海での観察ルール(ルールを守って観察を)
など、それぞれに課題を抱えています。

 こうした現状を知っていただくことも、奄美の自然を未来へつなぐ一歩になると考えています。また、本商品の売上の一部として、1個につき100円を奄美の希少動物の保護施設へ寄付する仕組みとしています。手に取っていただくことが、自然を守ることにつながる。そんなきっかけになればうれしいです。

アマミノクロウサギ(撮影:仁礼哲久)

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 奄美大島は、美しい海だけでなく、豊かな森やそこに暮らす生き物たちも大きな魅力です。ぜひ実際に島を訪れ、その自然や空気感を体感していただきたいです。
そして旅の思い出として、このチャームを手に取っていただき、奄美を身近に感じ続けていただけたら幸いです。