JALふるさとアンバサダー/応援隊に聞く地域愛

京菓子 笹屋伊織とJAL客室乗務員タッグを組み商品開発第2弾!「美方大納言笹丸もなか」

JALふるさとアンバサダーに地域の取り組みを聞いた。回答者は西日本支社JALふるさとアンバサダーの石井千春さん

 全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。

 今回お話を聞いたのは、西日本支社でスイーツの魅力発信に携わるJALふるさとアンバサダーの石井千春さん。

――取り組みについて教えてください。

 JAL Sweets Boxとは、JAL客室乗務員が日本各地の特産品を使いアイデアを活かしたスイーツです。

 今回ご紹介する商品は、「美方大納言の笹丸もなか」です。京菓匠 笹屋伊織よりとのJALSweets Box 第2弾となる兵庫県但馬地域の「美方大納言小豆」を使用しました。6月26日から数量限定(なくなり次第終了)で、笹屋伊織直営店および百貨店売店27店舗にて発売します。

 食材として使用する「美方大納言小豆」はJALパートナーシップ協定を締結しているたじま農業協同組合さま、株式会社農協観光さまにご紹介いただきました。「美方大納言小豆」は、生産者や生産量が少なく販路が限定的で、大半が但馬地域での消費に留まっており、知名度が上がらないことが課題です。

「美方大納言の笹丸もなか」を通じて、美方大納言小豆のブランディング支援を行ない、地域課題の解決と地域活性化を目指します。

「笹丸もなか」パッケージ

――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。

 私はJALふるさとアンバサダーとして1府3県(大阪、兵庫、和歌山、奈良)を担当しており、兵庫県但馬地域の魅力を発信し、皆さまに興味を感じていただけるような活動をしております。今回は、皆さまよりも一足先に「笹丸もなか」を試食させていただき、本商品の魅力をお伝えさせていただきます。

 もなかを両手で持った際に餡がずっしりと重く、口の中に入れるともなかの皮はしっとりとしており、小豆の粒が大きいのが食感より感じられ、食べ応えのある商品となっております。甘さ控えめの餡が口の中いっぱいに広がり、手が止まらない美味しさです。

美方大納言小豆
餡がぎっしりと詰まっている「笹丸もなか」のようす

――今後の展開・展望について教えてください。

 今後もJALと笹屋伊織は季節ごとに、全国各地の破棄されてしまうような食材や、流通しにくい食材を取り入れた商品をお届けしていき、日本各地の地域活性化と伝統ある文化・技術の継承の取り組みにつなげ、関係・つながりを創造してまいります。

 これからもJALふるさとアンバサダーとして地域の皆さまと一緒に課題解決に取り組んでまいります。

――旅行者に向けてメッセージをお願いします。

 兵庫県但馬地方には豊かな自然、美しい景観、美味しい食、そして歴史や文化などがあります。天空の城として知られる竹田城跡の雲海は圧巻で、そのほかにも玄武洞の柱状節理や山陰海岸ジオパークの美しい景色は多くの観光客を魅了します。また、国の特定天然記念物に指定されているコウノトリが生息しています。

 今年はコウノトリ放鳥20周年を記念して「コウノトリ放鳥20周年記念第2回JALコウノトリフォトコンテスト」も開催されます(応募締め切り8月31日)。感動いっぱいの但馬地域を訪れカメラのシャッターを押し、圧巻の絶景をどうぞお楽しみください。

 また、但馬地域へお越しの際は、伊丹空港から約30分のフライトで到着するコウノトリ但馬空港をぜひご利用ください。

雲海の幻想的な竹田城
第1回コウノトリフォトコンテスト最終優秀作品「かつての風景を想う」(芝 昌繁)