井上孝司の「鉄道旅行のヒント」
三重の緑茶を広めたい! JAL客室乗務員が「伊勢茶いちご羊羹」の魅力を紹介します
2024年8月9日 06:00
全国各地に拠点を持つJALは、地域活性化の取り組みを継続的に実施してきており(現在は「JALふるさとプロジェクト」)、2020年8月には社内公募で選ばれた客室乗務員が現地に移住して、それぞれの地域での取り組みを推進する「JALふるさとアンバサダー」を発足しているほか、同12月には乗務しながら地域活性化に携わる「JALふるさと応援隊」を任命している。故郷や縁のある地域に対して、客室乗務員として培ってきた知見を活かした商品開発や地域課題の解決などを展開する狙いがある。
今回お話を聞いたのは、中部支社で伊勢茶の魅力発信に携わるJALふるさとアンバサダーの利根川眞奈美さん。
――取り組みについて教えてください。
JALふるさとアンバサダー中部地区担当の利根川です。中部5県(愛知・静岡・岐阜・長野・三重)と北陸(石川・福井・富山)を担当しています! 私が現在取り組んでいる仕事について紹介します。
皆さま「伊勢茶」をご存じですか? 伊勢茶とは、三重県で生産されたお茶のことをいいます。
三重県を代表する特産品と言うと、伊勢エビ、松阪牛などを思い浮かべる方が多いのではないでしょうか。しかし、それ以外にも三重県が全国有数の「緑茶」の生産地だということをご存じでしたか。
伊勢茶は、恵まれた立地条件のなかで丹精込めて育てられるため生育もよく、また二番茶までのみしか摘採しないことから、葉肉が厚くコクのある味わいのお茶です。
私たちは、三重県松阪市に本店がある深緑茶房と協力し、伊勢茶の普及と三重県の農業の活性化を目的として「伊勢茶いちご羊羹」を開発しました。いちごは三重で生まれた「かおり野」を使用しており、爽やかな甘さと上品な香りを感じていただけます。
パッケージの「3」には、「通常の3倍濃いお茶を使用」「三重県の3」「三重県庁×深緑茶房×JALの3者で取り組んでいる」という意味が込められています。伊勢茶をはじめとした三重県の魅力を発信し、伊勢茶ブランドの向上を目指すこの取り組みを多くの方々に知っていただきたいと思っています。
――この取り組みにはどのように関わっているのでしょうか。
伊勢茶の魅力を伝えるためでさまざまな活動に参加しています
取り組み3(2024年4月26日~5月6日)
ゴールデンウィーク期間中、JALグループで沖縄線を運航する日本トランスオーシャン航空の季節運航便 セントレア(中部)~宮古/石垣線でクラスJにご搭乗いただいたお客さまに伊勢茶いちご羊羹とリーフレットを提供しました(中部発のみ)。――今後の展開・展望について教えてください。
8月中のJALの夏期季節運航便 セントレア(中部)~帯広/釧路線で、クラスJにご搭乗いただくお客さまに伊勢茶いちご羊羹を提供しています(中部発のみ)。
期間内で620個を提供する予定で、ぜひ機内で伊勢茶いちご羊羹を味わっていただきたいです。今後も伊勢茶のブランド向上ための活動に参加していきます。日本航空は国内だけでなく、世界に向けても伊勢茶の魅力を発信し続けていきます。
――旅行者に向けてメッセージをお願いします。
皆さまは三重県松阪市にある「深緑茶房」はご存じですか?
お店の前には茶畑が一面に広がっており、自然に囲まれたなかにお店があります。和の雰囲気がただよう店内では、お茶と手作り菓子が購入できるほか、日本茶カフェでは、急須を使ったお茶の淹れ方をスタッフが丁寧に説明してくださいます。
ひとたび暖簾をくぐると、滝を流れ落ちる水の音、茶香炉からの香ばしい香り、趣のある日本庭園を眺めながら、日々の慌ただしい生活を忘れさせてくれるような癒しの空間が広がります。淹れたてのお茶と美味しい和菓子、スイーツでほっと一息、絶品の「日本茶」の美味しさを堪能してみませんか。