ホテルスタッフだから知ってる地元の魅力
「ホテルインディゴ軽井沢」高良さんのオススメ
2024年6月4日 10:00
19のホテルブランドを世界100か国以上で、6300軒以上展開するIHGホテルズ&リゾーツ。日本では北海道から沖縄まで7ブランドを約47ホテル展開中だ(2024年3月時点)。今回は、ホテルインディゴ軽井沢 総支配人 兼 ポートフォリオ ジェネラルマネージャーの高良真理氏にホテル周辺の魅力を聞いた。
施設名: ホテルインディゴ軽井沢
所在地: 長野県北佐久郡軽井沢町大字長倉字屋敷添18-39
――ホテルインディゴ軽井沢で働くようになったきっかけを教えてください。
着任前に軽井沢を訪れたことがあり、澄んだ空気、西洋と東洋が融合した文化、美しい景色に魅了されました。初めてホテルを訪れた際は、新緑の最盛期のシーズンで、癒しとクリエイティビティが刺激されるホテルの空間と、そこで活き活きと働くネイバーフッドホスト(ホテルスタッフのこと)の姿が印象的でした。1人の観光客として、想像力を搔き立てられ、ビジネスとしてのポテンシャルも感じ、現在は、ホテルインディゴ軽井沢で総支配人を務めながら、前任の「ANAインターコンチネンタル別府リゾート&スパ」と「ホテルインディゴ軽井沢」の2施設を統轄しています。
――どんなホテルですか?
ホテルインディゴブランドは、ホテルが位置する街の個性と魅力“ネイバーフッドストーリー”を映し出す、ライフスタイル・ブティックホテルです。軽井沢は、浅間山の雄大な自然のもと、国内有数の別荘地として、西洋の文化や芸術を取り込れた、アーティスティックな街です。ホテルインディゴ軽井沢は、「心に灯す炎と別荘時間」をコンセプトに、別荘にいるような癒しと好奇心を満たし、クリエイテビティが刺激される豊かな滞在をご提供できるよう努めております。
1つ目に、中庭のフォレストガーデンに位置する「焚き火ラウンジ」です。ゆらめく炎を眺めていると心が解きほぐされ、リラックスできるとのお声をゲストからいただいています。軽井沢のサロン文化が赤々と燃える暖炉の周りなどで育まれてきたように、炎は人と人をつなぐ力もあるようで、偶然居合わせたゲスト同士が炎を囲んで話す姿を見かけることもあります。焚き火ラウンジは昼夜それぞれの良さがありますので、心ゆくまでお愉しみいただきたいです。
2つ目は、「ザ・スパ by HARNN」のトリートメントです。タイのナチュラルスパブランドで世界的なアワードにもノミネートされたことがあり、ビジター利用もできます。ゴルフ後のリラックスなどにもおすすめです。
3つ目は、ネイバーフッドホストとの会話です。ネイバーフッドホストは、軽井沢に関する自分の得意分野にちなんだピンバッジをつけています。例えば、軽井沢のドライブコースに詳しい者は車のバッジを身につけるなどしています。ご滞在中には、ネイバーフッドの魅力をより深く知るきっかけとして、ネイバーフッドホストとの交流をお楽しみください。
――ホテル周辺で個人的にイチオシの観光スポットや飲食店などがあれば教えてください。
「軽井沢千住博美術館」です。アート作品はもちろんのこと、訪れた時間帯やその季節、天気によりアートの魅せ方を変える演出は圧巻です。千住さんの絵本「星のふる夜に」は、絵のみで構成され、自身の言葉を添えることでお子さんへのオリジナルストーリーをつくることもでき、プレゼントにもおすすめです。
また、ゴルフが好きで軽井沢のゴルフ場を回っていますが、「軽井沢72ゴルフ」は外せません。雄大な浅間山を望む絶好のロケーションでプレイする爽快感や、特に西コース(ブルー)は、プレーヤーの挑戦意欲を搔き立てるホールがあり、オススメです。
ネイバーフッドホストが身につけているピンバッジを手掛けてくださった「アトリエノートブックス」もお気に入りです。旧軽井沢通りを散策していた際に、偶然お店に立ち寄り、可愛らしい作品に魅了され、ピンバッジの製作をお願いすることになりました。店内に飾られたポストカードなども素敵で、オフィスに飾っています。
――オススメのレストランメニューは?
薪火イタリアンをご提供するオールデイダイニング「KAGARIBI」のシグネチャーメニュー「骨付き信州豚の薪グリル」です。薪の炎でダイナミックにグリルした信州豚や野菜は、旨味と甘みが凝縮され、素材のおいしさがストレートに活きています。とくに信州豚は、骨ごと焼くため肉汁もうまみも逃さず、外はカリッと香ばしく、中はしっとりジューシーな仕上がりです。また、薪火のスモーキーな香りを纏っており、ワインやウイスキーとも相性抜群です。
――オススメのお土産は?
軽井沢ナチュラルフーズさんの「ドライフルーツハーブティ」です。信州産りんごなどのドライフルーツ本来の優しい甘さや香りが感じられ、軽くて可愛らしい見た目もポイントです。「軽井沢発地市庭」で買うことができます。
また、長野県は日本屈指のワインの名醸地ですが、とくにホテル周辺地域は、「千曲川ワインバレー」と呼ばれ、降水量が少なく日照時間が長いため、ワイン作りに適しています。老舗から新鋭までさまざまなワイナリーが良質なワインを生み出していますが、中でもお気に入りは、マンズワインの「ソラリス」シリーズです。国際ワインコンクールでも受賞経験のある人気のワインで、「KAGARIBI」でも提供しています。地域の気候風土が活かされたワインをぜひ多くの方に味わっていただきたいです。