週末駅弁

「伝承 鯵の押寿し」

お酒のおつまみとしても楽しめる押し寿司

「伝承 鯵の押寿し」
弁当名「伝承 鯵の押寿し」
価格1250円
販売駅小田急 新宿駅、大船駅ほか
購入場所小田急 新宿駅 2/3番線 特急ホーム売店
購入日2015年6月18日

 駅弁のジャンルの1つに「押し寿司」があります。富山の「ますのすし」など、酢でしめた魚を酢飯で握ったお寿司の詰め合わせです。普通にお弁当として食べるのはもろちん、お酒のおつまみにしても最高です。

「伝承 鯵の押寿し」の掛け紙の裏の説明

 今回は東京近郊で買える押し寿司の中から、大船軒の「伝承 鯵の押寿し(あじのおしずし)」をご紹介します。この駅弁は、酢飯に酢しめた小アジの身を握ったものです。お弁当の掛け紙の説明によると、小アジの中から2切れしか取れない身を使い、伝統の合わせ酢でしめて押し寿司にしているとのこと。なんと、駅弁として大正二年(1913年)から102年も売られている湘南鎌倉 大船軒の看板メニューです。「関東風に握り、関西風に押す」という、伝統の製法を発売以来、変えていないそうです。

「伝承 鯵の押寿し」の掛け紙の裏の説明

 中身は握りが8貫とガリ、醤油が入っています。実際に食べてみると、最初は強めの酢の味が口の広がりますが、噛むごとに酢の味が和らいでいき、酢に乗った小アジの旨味が出てきます。もちろん、生臭さや骨などは全くありません。アジの身はふわりと柔らかく、口に入れるとホロリと溶けるような食感です。魚が苦手という人でもこれなら食べられるのではないでしょうか。

小アジは口に入れるとホロリと溶けるような食感

 記者はビールをチョイスしましたが、日本酒や白ワインなどの方が相性が良いかも知れません。人によって好みは分かれますが、酸っぱいおつまみが好きなら、酒の肴としても素晴らしい駅弁です。記者はこの駅弁も350mlの缶ビールもあっという間に平らげてしまいました。

小田急サッポロ生ビール黒ラベル「小田急ロマンスカー VSE10周年缶」が6月16日より数量限定で発売中

 なお、小田急の駅売店「Odakyu SHOP」などでは、2015年6月16日より数量限定でサッポロ生ビール黒ラベル「小田急ロマンスカー VSE10周年缶」(350ml缶)が販売されています。小田急のロマンスカーに乗って箱根に行ったり、会社帰りなどにホームウエイ号などで帰る際には「伝承 鯵の押寿し」と一緒に購入してみてはどうでしょうか?

編集部:柴田 進