週末駅弁

大宮駅「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」

「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」

 埼玉県の鉄道交通の要所・大宮駅で購入したのが今回紹介する「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」です。味噌カツ、ひつまぶしと聞いてまず思い浮かぶのは名古屋。いわゆる名古屋めしですが、お弁当の名前はあくまで「~風」。製造は東京の日本ばし大増。

左がひつまぶし、右が味噌カツです

 さて、そんな「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」ですが、地域性はともかく内容はかなり充実したものでした。フタを開けると2つに分かれていて、左がひつまぶし、右が味噌カツです。

 ひつまぶしは茶めしの上に乗った鰻の蒲焼きがとにかく肉厚で美味しい。もちろん粉山椒も添付されています。ただしパッケージにも注意書きがあるのですが、小骨が残っている場合があるので、小さなお子さんが食べるときには大人がちょっぴり気を付けてあげてください。今回は3切れ中1切れだけにありました。

 付け合わせの舞茸煮もちゃんと厚みがあり美味しく、菜の花のおひたしはえぐみがなく食べやすいものでした。

ひつまぶし。ご飯は茶めしです
鰻ははなり肉厚で食べ応えがあります
もちろん山椒つき
舞茸煮はしっかりした食感
えぐみがなく食べやすい菜の花のおひたし

 右側の味噌カツは甘くて濃い目味ですので、ご飯が進みます。こちらのご飯は白米で、味噌カツとの間には錦糸玉子が挟んであります。付け合わせの赤かぶ漬けは甘酢で漬けてあるもので、味噌カツと味の相性がとてもよく感じ美味しくいただけました。

 キャベツとコーンのコールスローはあまり主張しないあっさり味で、箸休め的な感じがしました。2種の名古屋めし(風?)が一度に楽しめる「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」は、とても満足度の高いお弁当だと感じました。

味噌カツ。ご飯は白米
ご飯と味噌カツの間には錦糸玉子
味噌カツは食べ応えと食べやすさがちょうどよいバランスの厚み
甘酢で漬けた赤かぶ
キャベツとコーンのコールスロー

 埼玉県は農産物の大消費地・東京と隣接し、生産も盛んなところです。そんな埼玉の巨大ターミナル大宮駅で今回埼玉っぽい駅弁に出会えなかったことは実は少々意外でした。またたくさんの人が旅を心おきなく楽しめる日がきたときには、埼玉の特産品を目一杯詰め込んだ“これぞ埼玉!”というような駅弁に出会えたらうれしく思います。

「味噌カツ・ひつまぶし風弁当」

価格: 1250円
販売駅: 大宮駅
購入場所: 駅弁屋 大宮駅新幹線ホーム北店
購入日: 2022年2月12日