週末駅弁

台北駅「蛋黃哥便當(ぐでたま弁当)」

台北駅で1日30食限定、ぐでたまコラボのキャラ駅弁

「蛋黃哥便當(ぐでたま弁当)」

 台湾の台北駅に、日本式の駅弁を販売するお店「招來日日便當(駅弁まねき)」が、2017年10月末にオープンしました。運営しているのは、姫路駅で駅弁を製造販売しているまねき食品です。台北駅では地元の駅弁がもとより大人気ですが、招來日日便當で販売される日本式の駅弁も、オープン以降かなりの人気を集めているようです。今回は、その招來日日便當が販売している限定駅弁「蛋黃哥便當(ぐでたま弁当)」を紹介します。

 蛋黃哥便當はその名のとおり、サンリオの人気キャラクター、ぐでたまとのコラボレーションで作られているキャラ駅弁です。ぐでたまの顔が描かれた専用の2段重ね容器が使われていて、外見はとてもかわいい仕上がりです。そして、上ふたを取ると、いきなり中で横たわるぐでたまが目に飛び込んできます。外の薄焼き卵にぐでたまの顔を焼き付けたオムライスをベースとしていますが、見た目はまさしくぐでたまで、再現度はかなり高いと言えます。そのまわりには、ハンバーグ、カレーコロッケ、さつまいものフライなど、子供の大好きなおかずが並んでいます。

上ふたを取ると、いきなり中からぐてだまが顔を覗かせる
薄焼き玉子にぐでたまの顔を焼き付けたオムライスだが、ぐでっとした姿の再現度はなかなかのものだ

 2段目にもぐでたまがいます。こちらもぐでたまは、プレーンオムレツに顔を焼き付けたものです。私が購入したものは、ケチャップのかかり具合で少々残念な見た目となっていましたが、こちらも完成度はなかなかのものです。そのほかには、鶏の唐揚げ、ケチャップ風味のスパゲティ、ポテトフライ、ふりかけのかかったおにぎりと、こちらも子供の大好きな内容です。

 オムライスやおかずは、基本的に子供が喜ぶ味付けとなっています。それも、日本の駅弁メーカーが作っているだけあって、日本で販売されている駅弁となんら変わらない味付けです。大人には少々甘めの味付けが多いように感じましたが、これなら子供にも安心して与えられる内容です。ただし、ボリュームはかなり多めです。小さな子供ではおそらく食べきれない量と思われますので、親子で一緒に楽しむのがよいでしょう。

2段目にもぐでたまが。おかずも含めて子供の喜ぶ内容と味付けだ

 そして、この駅弁の最大の魅力が容器です。この容器は、ステンレスとプラスチックで作られていて、食べたあとも持ち帰って弁当箱として利用できるようになっています。作りもしっかりしていますし、学校に持っていく弁当箱として、問題なく使えるはずです。サイズの大きさを考えると、大人が使ってもよいでしょう。ぐでたま好きの女性には、かなり魅力的に映るはずです。価格は460台湾ドル(購入時のレートで約1700円)と、台湾の駅弁としてはかなり高価ですが、この容器が付いていることを考えると納得です。

容器はステンレスとプラスチックでしっかりと作られていて、普段使いの弁当箱として十分活躍してくれそう
取っ手もついて、持ち運びも楽。サイズ的に大人の弁当箱としても十分活躍してくれるだろう

 この蛋黃哥便當は、1日30食限定で、毎日お昼12時から販売しています。売れ行きは日によって異なるそうですが、早い時間で売り切れる場合もあるそうなので、確実に手に入れたいなら早めに買いに行くことをお勧めします。また、販売期間は2018年9月ごろまでを予定しているそうです。ぐでたま好きで、それまでに台北に行く機会があるなら、見逃せない駅弁と言ってよいでしょう。また、子供連れでの台湾旅行中に、子供が台湾料理に飽きたときなどにも重宝しそうです。

「蛋黃哥便當(ぐでたま弁当)」

価格: 480台湾ドル(約1700円)
販売駅: 台北駅
購入場所: 台北駅構内 招來日日便當(駅弁まねき)
購入日: 2018年6月10日