旅レポ

ニュージーランドでリニューアルオープンした「JWマリオット・オークランド」を訪ねる

「JWマリオット・オークランド」は、オークランド市街地のほぼ中心、スカイタワーや駅や港などが徒歩圏内にあり、活動の拠点として便利

 JWマリオット・インターナショナルが主催した「JWマリオット・オークランド」と「JWマリオット・ゴールドコースト・リゾート&スパ」を巡るメディア向けツアーで、ニュージーランドとオーストラリアを体験する機会を得た。初回は、オークランドにある「JWマリオット・オークランド」を紹介していこう。

ニュージーランド北部に位置するオークランド。海に近い最大の都市だ
カジノも入る複合アトラクション「スカイシティ・オークランド」にある高さ328mのスカイタワーが目立つ

非日常感が楽しめるニュージーランド航空「ビジネス・プレミア」

 オークランドは、ニュージーランド北部に位置する同国最大の都市だ(首都はウェリントン)。オークランド国際空港へは、ニュージーランド航空(Air New Zealand)が成田との直行便を唯一運航している。ニュージーランドの夏シーズン(12月~3月末)は、週10便を運航しているので、こちらを利用するのが便利だろう。飛行時間は約10時間30分。ニュージーランド航空はANAと同じスターアライアンスに加盟している。

 今回の往路では「ビジネス・プレミア」クラスに搭乗した。機材はボーイング 777-300ER型機。機材の都合で台北からの搭乗になったので料理はやや台湾風だが、シートやサービスはほぼ同様なので参考になるはず。

 ビジネス・プレミアは、全席が斜め(ヘリンボーン配列)のシートアレンジで、照明も紫系の色とちょっと変わった雰囲気の機内で非日常を楽しめる。客室乗務員に頼めば、シートをフルフラットと着座モードに変更するセッティングをしてくれる。

オークランド空港にて。往路で搭乗したニュージーランド航空のボーイング 777-300ER型機
こちらはオーストラリアへの移動で搭乗したニュージーランド航空のエアバス A321neo型機。特徴ある機体後方のデザイン
ニュージーランド航空の「ビジネス・プレミア」クラスシート
シートはすべて斜め向きに配置している。紫がかったムーディな照明
ウェルカムドリンクのシャンパン。「Kia Ora」はマオリ語で「こんにちは」や「ようこそ」の意味
アメニティはケースに入って提供される。靴下のデザインがカワイイ
使い捨てスリッパもある
機内エンタメも充実。機内Wi-Fiも無料で利用できる
コンセントは110Vで形状はワールドワイド仕様
客室乗務員に頼むとシートモードを変更してくれる
シートはフルフラットになる
食事時は大きめのテーブルをセットしてくれる。ニュージーランド地ビール「ヘイジーIPA」、アミューズはラム肉とマッシュルームの四川風
前菜に台湾風プレート。椎茸煮と魯肉、冷製ゼリーにはライム風味のシロップがけ
メインはビーフ、チキン、麺の3種から選べる。これはビーフの牛頬肉のワイン煮。マッシュポテト、ほうれん草とズッキーニのソテー付き
甘い物好きと思われたのか、デザートはなぜか2種とも持ってきてくれた。マンゴーとパパイヤのアイスクリーム、アプリコットヌガーのムースケーキ
そろそろ、ニュージーランドが近くなってきた
朝食はフルーツとパンから
ハーブオムレツ。サーモンとマッシュポテト、サラダ付き。ボリュームがある

 ニュージーランドへのビザなしの観光で入国する場合は、アプリの「NZeTA(ニュージーランド電子渡航認証)」から申請し、国際観光税(IVL)と申請料を合わせてNZD$117(約1万240円。金額は頻繁に変更があるので注意)の支払いを済ませておく必要がある。これは「申請から最大72時間かかる」と書かれているので、なるべく早めに済ませておきたい。今回は申請後即承認のメールが来た。

 また、出発24時間前から申請が可能になる「NZTD(ニュージーランド入国申告)」も、搭乗前にアプリから済ませてしまうことをお勧めする。機上で紙の申告書の配布はないので注意。どちらも日本語の表示が可能だが、記入は英語で行なう。今回この2つをあらかじめ済ませておいたので、入国はeGateでパスポートをスキャンするだけと、とても簡単に通過できた。

「NZeTA」アプリで申請しておく。「Issued」と表示されれば申請が通っている。1年間有効だ
出発24時間前から「NZTD」アプリでも申請しておく

オークランド観光に便利な繁華街にある「JWマリオット・オークランド」

「JWマリオット・オークランド」(22/26 Albert Street, Auckland Central, Auckland)は、オークランド市街地のほぼ中心、スカイタワーや駅や港などが徒歩圏内にあり、活動の拠点として便利な位置にある。

 空港からオークランドの市街地までは、クルマで45分程度かかる。スカイタワーのある「スカイシティ・オークランド」とのシャトルバスや、「エアポートリンク」バスと電車を乗継いで行く方法もあるのだが、免許を持っているなら国際免許証を取得しておき空港でレンタカーを借りてしまうのが、個人的にはオススメできる。

 日本と同じ左側通行の右ハンドルで、流れもスムーズなので初見でも運転しやすいはずだ。ニュージーランド最大の魅力ともいえる郊外の自然豊富なエリアへの移動も楽になる。なお、今回訪れたニュージーランドとオーストラリアでは、Uberなどアプリの配車サービスも利用できた。

オークランド市街地の高速道路。ニュージーランドは日本と同じ左側通行で走りやすい
オークランド市街地。洗練された街並み
ニュージーランドの郊外は自然が豊富だ。「プーホイ(Puhoi)」川近辺の車窓
道路沿いの牧場ではたくさんの羊を見かけることも
美しいビーチもたくさん見かけた

 JWマリオット・オークランドは、既存のホテルをリニューアルをしたうえで開業した。「JWマリオット」は、創業者ジョン・ウィラード・マリオットの名前を冠しており、マリオットのなかで最上級のブランド。ニュージーランドでJWマリオットブランドは本施設が初進出で、ホテルは1階から10階まで。それより上の階はレジデンスという構造だ。

「JWマリオット・オークランド」はオークランドの街の中心に位置する

 客室は271室と15室のスイートがある。最小でも36m2以上と余裕のある作りになっていて、すべての部屋でJWシグネチャーベッドとキャスト対応の大型スマートテレビ、無料Wi-Fiを備える。客室デザインには、自然の要素をふんだんに取り入れていて、深みのある木材があしらわれた落ち着いた雰囲気。自然をテーマにした壁やアートで飾られている。インテリアは世界的なスタジオ「O37デザイン」が手掛けている。

ロビー正面。奥にバー「フォーラム(FORUM)」が見える
ロビーを別角度から、右にレセプションカウンターが見える
エントランスの車寄せ
レセプションカウンター。自然のグリーンをあしらった壁が印象的
バー「フォーラム(FORUM)」のカウンター
落ち着いたバーカウンター
到着時のウェルカムドリンク「JW Blush Bloom」はバラとライチ、エルダーフラワーのティー。JWガーデンのミントが香る

 到着時には、歓迎として「JWマリオット・ティ・パーティ」が催され、バー「フォーラム」からのメニューとしてハイティの提供もあった。バンドの生演奏も加わり、シェフが好みの料理やドリンクを提供してくれるという本格的なパーティだった。

 使われたこの939号室はもっとも大きなスイートルームの「ガバナー・スイート(Governor Suite)」。大きなリビングとダイニングにベッドルームが2室ある。ダイニングにはキッチンも備えていて、今回行なわれたようにシェフを呼んで料理を作ってもらうことができる。

歓迎の「JWマリオット・ティ・パーティ」の案内
「ガバナー・スイート」のベッドルーム
窓には美しいシティビューが広がる
ダイニングとキッチンカウンター、奥にリビングが広がる
キッチンカウンターではシェフがライブで料理を提供
リビングではバンドの生演奏が提供された
「ガバナー・スイート」にはもうひとつベッドルームがある
「ガバナー・スイート」の洗面と浴室
ハイティのかご。セイボリーのスモークサーモンやスイーツのマカロンなど
チョコレートソイル、チョコレートとアールグレイのタルトなどのスイーツ、スコーンなど
追加で生牡蠣も

JWマリオット・オークランドのエグゼクティブ・スイートに宿泊

 今回宿泊した客室の「エグゼクティブ・スイート(Executive Suite)」は、ソファも完備されたリビングルームと寝室の2室に分かれていて、家族でもゆったりとくつろげる、66m2もあるかなり広めのスイートルーム。最大収容人数は3名。

「エグゼクティブ・スイート(Executive Suite)」のベッドルーム。こちらが今回宿泊した客室。広い窓から遠くに湾が見えるシティビューだ
ベッドヘッドまわり。窓際に広めのデイベッドがあり、日中に窓際でゆったりくつろげる
ベッドから窓を眺める。シティビュー
窓からは遠くにオークランド・ハーバーが見える
湾にはクルージングを楽しむヨットがたくさん並んでいる
「エグゼクティブ・スイート」のリビングルーム。ベッドルームとは完全に独立している
リビングルームを反対側から見たところ。大きめのソファやオットマン付きのイスなどで、ゆったりくつろげる
ベッドルームとリビングルームの両方に、キャスト可能なテレビを備える。写真右の廊下でベッドルームとつながっている
洗面と浴室まわり。大きめの浴槽もある。奥のドアはトイレ
ガラス張りのシャワーブースがある
シャワーブースのシャンプーなどアメニティは備え付け
トイレにアートが掛けられて落ち着いた作り。温水洗浄機能はなし
洗面周辺のアメニティ
歯ブラシや使い捨て髭剃りを用意している
浴槽にはバスミネラルなどが置かれている
ネスプレッソのコーヒーメーカーはカフェラテも作ることができる
コーヒーのポーションやワイン、スナックなど
紅茶と食器類
冷蔵庫のミニバーには地ビールも入っていた
貴重品用の簡易金庫
ベッドサイドのコンセント(O2タイプ)やスイッチ類。充電用USBポートはType-AとType-Cがある
コンセントの変換器もある。ニュージーランドのコンセントは、OまたはO2タイプで電圧は230~240V
ダイソンのドライヤー一式
テクノジムのヨガ用品セットもある。部屋が広いので十分使える
ホテル名入りの使い捨てスリッパが2セット
夜には、ターンダウンのサービスがセットされていた
なかを開けると、バスボムやアイマスク、ピローミストなど
インルームダイニングは24時間利用可能。朝食を頼んでみた。ニュージーランドではメジャーな「クマラ(Kumara)」というイモを使ったサワードウ・ブレッドにアボカドホイップと目玉焼きが乗っている。ドリンクは、これもニュージーランドでよく食べられるという果実の「フェイジョア(Fejioa)」とリンゴのスムージーとホットコーヒー
客室のエレベーターホールは暗めで落ち着いた作り
ホールは自然を取り入れたモダンなデザイン

 10階には、屋内温水プール、サウナ、フィットネスセンターがあり、一面の大きな窓からはオークランド・ハーバーと都市の眺望を楽しみながらリラックスできる。もちろん宿泊者は無料で利用できる。

10階にある屋内温水プール
窓にはオークランドのシティビューが一面に広がる
サウナも用意している
フィットネスセンターの眺望もすごい
入口付近にウォーターサーバーがある

 ホテルのレストランは2つある。メインは1階にある「トリベット(Trivet)」という、オールデイダイニング。朝はビュッフェスタイル、ランチとディナーも営業していて、バーカウンターも用意している。外から出入りできるエントランスもあり、宿泊者だけでなく誰でも自由に利用できる。

 もう1つは日本料理の「クレーター(Kureta)」。こちらは11月4日にオープンしたばかりで、日本人シェフの中村昭宏氏が、客の前で鉄板焼きの腕をふるう。火曜と土曜のディナーのみ営業する。1階にあるのだが、隠れたような静かな場所にある。実際に行く場合は、スタッフに入口を聞くといいだろう。

 これらレストランの実際のメニューに関しては、後ほど別記事で詳しく紹介していきたい。

オールデイダイニングの「トリベット(Trivet)」。広い店内は一部サンルームのような作りで開放感がある
バーカウンターも用意している
魚介類を豊富に使った前菜など
メインの肉類メニュー。ニュージーランドの素材を使った多国籍料理
日本料理の「クレーター(Kureta)」。ライブで鉄板焼きが振る舞われる大きなカウンターテーブル
日本人シェフ中村昭宏氏が腕をふるう
ニュージーランド、オーストラリア、日本の3種の和牛ブランドを食べ比べ。おにぎりと貝のお味噌汁付き

 JWマリオット・オークランドには、セールス部門にアソシエイトディレクターの遠藤大輔氏という日本人スタッフが在籍していて、コンシェルジュではないのだが、日本人の困りごとにも柔軟に対応してくれる。

 遠藤氏は、ニュージーランドと南太平洋全域の優秀な人材を表彰する「2025年度 アオテアロア・パシフィック HMアワード」のセールス担当者部門(ニュージーランド)で優勝した人物。法人や団体の対応が主な仕事なのだが、個人でも複雑な注文を日本語で対応してもらいたい際には、ぜひ頼ってほしいとのこと。

 なお、この「2025年度 アオテアロア・パシフィック HMアワード」では、ニュージーランドのラグジュアリーホテル部門でJWマリオット・オークランドが優勝している。

JWマリオット・オークランド セールス部門アソシエイトディレクター 遠藤大輔氏

 JWマリオット・オークランド 総支配人のギリッシュ・タルレジャ氏は、「アオテアロア(ニュージーランド)へようこそ! 長く白い雲が広がる地(※)、そして活気のある商業の街でもあります。ニュージーランドと日本の間には、火山やクレーターが多い山々だけでなく、自然、食べ物、文化、人々など、実は共通点がたくさんあると感じています。

 日本の皆さまにもぜひお越しいただき、この地を直接体験していただきたいと思います。事前に見聞きした内容よりも、もっと雄大で素晴らしい体験が待っています。私たちの故郷ニュージーランドに日本の皆さまをお迎えでき、JWマリオット・オークランドでおもてなしできることを大変うれしく思います。ご滞在をお待ちしています」とのメッセージをくれた。

※「長く白い雲が広がる地」は、マオリ語のアオテアロア(Aotearoa)を意味する言葉。アオテアロアは、マオリ語でニュージーランドを表わす国名としても使われている。ニュージーランドではマオリ文化が尊重され、英語と並ぶ公用語として、さまざまな場所で併記されている。

JWマリオット・オークランド 総支配人 ギリッシュ・タルレジャ氏(Mr. Girish Talreja)
村上俊一

1965年生まれ。明治大学文学部卒。カメラマン、アメリカ放浪生活、コンピューター雑誌編集者を経て、1995年からIT系フリーライターとして活動。写真編集、音楽制作、DTP、インターネット&ネットワーク活用、無線LAN、スマホ、デジタルガジェット系など、デジタル関連の書籍や雑誌、Web媒体などに多数執筆。楽曲制作、旅行、建築鑑賞、無線、バイク、オープンカー好き。