旅レポ

宿泊・食事・お酒まで全部コミコミの「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」滞在記。今夏オープン「エグゼクティブラウンジ」が素敵だった!

2025年10月 時点
ワンランク上のリゾート滞在が叶う「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」に泊まってみた!

 沖縄県きっての景勝地・残波岬に建つリゾートホテル「グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート」(沖縄県中頭郡読谷村字宇座1575)に1泊2日で滞在してきました。

 旅の目的は今夏7月26日に完成した「エグゼクティブラウンジ」。広くて青い海を一望できる最上階に位置していて、時間帯によって用意される軽食やスイーツ・アルコール類を、ゆったりとした“うちなータイム”で堪能することができました。

2024年4月にアコーのホテルブランド「グランドメルキュール」として開業

美しいビーチが目の前! 客室数は全465室です

 グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートは沖縄本島中部の読谷村(よみたんそん)にあります。以前は「ロイヤルホテル沖縄残波岬」という名称でしたが、45以上のブランドを展開するアコーのプレミアムブランド「グランドメルキュール」として2024年4月にリブランドオープンしています。

「子供が小さいころに家族で泊まった!」という方もいるのでは?

 那覇空港からはクルマで約70分。今回記者はレンタカーで向かいましたが、空港リムジンバスの停留所があるのでクルマを運転しない人でもアクセスは簡単です。

洗練された雰囲気のロビー

 そんなグランドメルキュール沖縄残波岬リゾートの魅力は、宿泊料金に夕食、朝食、ビュッフェレストランでのドリンク、大浴場やプールアクティビティなどが含まれるオールインクルーシブだということ。滞在中はオリオンビールや泡盛「残波」も飲み放題です!

 それだけでもハッピーなのに、さらに今回はエグゼクティブラウンジも堪能できるというご褒美のような1泊2日の滞在だったのでした。

窓の向こうはキラキラ眩しいプールサイド

1時間早くチェックインできる高層階のエグゼクティブフロアに宿泊

広さ36m2。2024年リニューアルの上質空間です

 今年7月26日の「エグゼクティブラウンジ」オープンに伴ってラウンジアクセス付きの客室となったのが10~12階のエグゼクティブフロアです。今回は11階のエグゼクティブ ツインに泊まりました。

 ちなみにエグゼクティブフロアの客室を予約すると、通常15時からのチェックインが14時から可能となります。日が短くなるこれからの時期はこの1時間はかなり貴重。特典を使わない手はありませんね! さらに混雑時はプライオリティレーンで優先的にチェックインができます。

青い海が窓の外に見えるだけで幸せ

 さて、入り口ドアを開けた瞬間に目に飛び込んできたのはカーテン越しの青い空と海! バルコニーに出てプールやビーチで楽しむ人たちを眺めていたら一気にリゾート気分が盛り上がりました。

沖縄県内最大級のプールが眼下に。このプール目当てでホテルを選ぶ人も多いというのが納得
水色の扉はスライド可能。バスルームのプライベートが確保できます
PC作業などができるテーブル&イスも
バスルームはゆったりしたバスタブ付き。トイレは部屋の入り口横に独立してあります
水は各階エレベーターホールにあるウォーターサーバーを利用
ワンピースタイプのナイトウェア

最上階のエグゼクティブラウンジへ。両窓から見える絶景に感動!

ルームカードキーをラウンジゲートにかざして入場します

 お部屋で少しくつろいだあとは、さっそくエグゼクティブフロアのゲストだけが利用できるエグゼクティブラウンジへ。朝6時半から夜23時までオープンしていて、ブレックファスト(6時30分~9時30分)、アフタヌーン(15時~17時)、イブニング(17時~19時)、ナイトキャップ(21時~23時)の時間帯は、それぞれ異なるフードやドリンクが並びます。

ゆったりと配置されたテーブルやソファ。ほどよい喧騒でワーケーションにも最適! とはいえ景色を眺めちゃうと手が止まるかも
入ってすぐのところにはキッズスペースも
軽食やスイーツ、各種ドリンクがずらり
マカロンやクッキー、プチケーキやプリンなどのスイーツ

 このエグゼクティブラウンジ、お料理もさることながらロケーションがとにかく素晴らしいのです! 東側の窓からはとんがり帽子のような形の伊江島が、西の海上には遠く慶良間諸島の島影が見えて、視界いっぱいに入ってくる海の透き通る青のグラデーションにしばらく見とれてしまったほど。

 残波岬の大自然を眺めていたら、ゆっくりと気持ちがほぐれていったアフタヌーンティータイムでした。

こちらは西側。美しいエメラルドブルー!
10月末まで遊泳できる残波ビーチでは、マリンアクティビティが楽しめます
コバルトブルーが映える白亜の残波岬灯台も見えます
お気に入りの席にて。スパークリングワインにアサイードリンク、コーヒーと、どれも美味しくいただきました。あ~幸せ

展望風呂やサウナ、沖縄最大級の広さのオールデイプールが大人気

緑の先に海が望める大浴場2階の展望風呂

 グランドメルキュール沖縄残波岬リゾートにはサウナを備えた大浴場があります。広々とした内風呂のほかに、南国の風が吹き抜ける露天風呂、緑の向こうに海が見える展望風呂まである充実度です。

脱衣所。アメニティは雪肌精でした
内風呂。シャワーブースもたくさん
内風呂の横にサウナ
こちらは露天風呂
リラックスできる湯上がり処

 そして、ホテルの代名詞とも言えるのが沖縄県内最大級の広さを誇るオールデイプールです。子供用プールから流れるプール、大人専用のプール、大型スライダーなど、全部で5つある多彩なプール群が大人気!

「うまんちゅプール」と「わらばープール」以外は温水プールなので、夏以外のシーズンも楽しめちゃいます。

 さらにここでもエグゼクティブフロアのゲスト向けに特典が。最終日はチェックアウト後でも営業終了時間までプール利用が可能です(通常は11時まで)。

プールサイドから見上げたところ

 なお今シーズンからは、冬季クローズすることなく通年のプール営業を予定しているとのことでした(スライダー系は設備点検のため2026年1月6日~8日に休止)。

花形の「うまんちゅプール」
「わらばープール」は水深0.25mのお子さまプール
「てぃんがーらプール」は1周約128mの流れるプール。てぃんがーらとは沖縄の方言で「天の川」のこと
浮き輪に乗って滑走する「ウルトラブーメラン」と、2つの高さでスリルを楽しめる「ボディスライダー」
大人専用プール「ゆくる(=休む)プール」
プールサイドにはカバナもあります

 1階ロビーの奥にはすべての宿泊者が利用できる「THE LOUNGE(ザ ラウンジ)」があります。ここでも各種ドリンクやお菓子などを無料で楽しめる「イブニングソーシャル」や、バータイムのような大人時間の「ナイトキャップ」を提供しています。

いろいろなお菓子が並んでいた1階「THE LOUNGE」のイブニングソーシャル

アルコール類、カナッペ・オードブルを用意するイブニング

エグゼクティブラウンジから眺めたこの日のサンセット

 17時にアフタヌーンタイムが終わると、イブニングタイムへと移行するエグゼクティブラウンジ。夕食前に軽くつまめるカナッペやオードブルといったお料理が並び、アルコールの種類も変わるのでお酒好きにはたまりません!

ミミガーピーナッツ和えやジーマーミー豆腐など沖縄ならではの料理があるのがうれしい
夕陽に合わせてロゼワインをチョイスしてみました

種類豊富でモダンな料理を楽しめるディナービュッフェ

2階のビュッフェレストラン。朝食会場でもあります

 夕食は2階のレストランでモダンで種類豊富なディナービュッフェを楽しみました。エグゼクティブラウンジで食べて飲んでを繰り返したはずなのに、ずらりと並んだお料理を目の前にしたら箸が止まらず!

 ラフテーや沖縄そば、沖縄県産牛しゃぶしゃぶなど、土地の食文化が感じられるお料理を中心に味わいました。もちろんここでもビールやワインなどのアルコール類はフリーフロー(飲み放題)。オールインクルーシブを心ゆくまで堪能できますよ。

沖縄県産牛しゃぶしゃぶや沖縄県産マグロの刺し身、ラフテーなどが特にオススメ
ポーク玉子の巻き寿司にビーフハンバーグ、季節のモンブランまで。オリオンビールはもちろん飲み放題

「モエ・エ・シャンドン」や「琉球泡盛 残波プレミアム」が並ぶナイトキャップへ

まさひろ酒造のジンやウイスキー、琉球泡盛の残波プレミアムなど沖縄のお酒もラインアップ

 エグゼクティブラウンジを余すところなく堪能すべく、21時からはじまる「ナイトキャップ」にも足を運びました。この時間帯にはお酒の種類がぐんと増えて大人のバータイムのような雰囲気に。

 ファミリー利用が多いホテルなので当然、子供連れのゲストもいるのですが、このラウンジはとってもキッズフレンドリー。リゾートらしいおおらかな雰囲気が好印象でした。

アルコールと軽めのおつまみが並びます
モエ・エ・シャンドンも!
この日の食べ納め&飲み納め
夜バルコニーに出ると月光が海面を照らして現われるムーンロードが! ライトアップされたプールもキレイ

朝食も優雅にエグゼクティブラウンジで

すっきり目覚めました

 翌朝は2階のレストランで朝食ビュッフェを食べてもいいのですが、せっかくエグゼクティブラウンジで「ブレックファスト」を提供しているので迷わず13階へ。これでエグゼクティブラウンジはコンプリート(笑)。

6時30分からスタートのブレックファスト

 朝は、あおさ入りのバゲットやクロワッサンなど種類豊富なパンをはじめ、あぐー豚のベーコン、もずくウィンナー、キヌアサラダ、クラムチャウダーなどがずらり。果物をその場でジューサーにかけて作るフレッシュジュースもありました。

パンがどれも美味しそう! 左下はフレッシュジュース用のフルーツカップ
ミニトマトが美味。サラダも豊富にあります
ジュース類のほかスパークリング、赤、白のワイン、ビールも
はちみつは巣蜜で提供。ヨーグルトにかけたりパンにつけたりも
すっかり気に入った窓際席での朝食。連泊だったらスパークリングワインを飲んでいたはず

 食べてくつろいで、リラックスしながら贅沢な旅時間を過ごせたグランドメルキュール沖縄残波岬リゾート。エグゼクティブラウンジができたことで、ワンランク上のサービスを求める大人女子旅や母娘旅にもぴったりのホテルへと進化しているのでは?と感じた今回の旅でした。

 かつて家族で泊まったことがあるという人は成長したお子さんと一緒に、もしくは夫婦水入らずで、再び訪れてみてはいかがでしょうか。その際はエグゼクティブラウンジアクセスが付いたエグゼクティブフロアの滞在をおすすめします!

チェックアウト後は読谷村をぶらり観光

やちむんの里がある読谷村は何度訪れてもいいと思うほど大好きな場所

 11時のチェックアウト後は、レンタカーで読谷村の観光名所を巡ってきました。まずはホテルの目と鼻の先にある残波岬灯台。日本の“のぼれる灯台”16基のうちの1つだそうで、入場料300円を払って内部へ。

 少々キツい99段の階段をがんばって登った先には、ご褒美のような絶景が待っていました。

高さ約31mの残波岬灯台。沖縄で一番高い灯台です
コバルトブルーの海のダイナミックな絶景
灯台の上からホテル方面を見たところ

 続いては座喜味城跡。15世紀初めに築かれたグスクの城址で読谷村の一番高い場所に位置しています。ユネスコの世界遺産「琉球王国のグスク及び関連遺産群」の1つでもあります。

城壁の出入り口のアーチ石門にロマンを感じますね。入場無料です

 読谷村といえば「やちむんの里」。なにを隠そう私ゆきぴゅーはやちむんが大好きなのであります。今回も旅の思い出に6寸皿を買って帰りました。

やちむんの里にある登窯。やちむんは沖縄の方言で「焼き物」のこと
ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。