「ジャングリア沖縄」いよいよ明日開業。やんばるの森に広がる新感覚のテーマパーク、遭遇する恐竜は20頭以上！

いよいよ開業「ジャングリア沖縄」の全貌が明らかに！　ひと足早く行ってきた

　世界自然遺産やんばるを擁する沖縄本島北部に、巨大テーマパーク「JUNGLIA OKINAWA（ジャングリア沖縄）」（沖縄県国頭郡今帰仁村字呉我山553番地1）がいよいよ明日7月25日に開業する。運営会社のジャパンエンターテイメントが前日にかけて内覧会を開き、これまで公式サイトやティザー映像でしか窺い知れなかった内部の全貌を初めてメディアに公開した。

　ジャングリア沖縄のコンセプトは「Power Vacance!!（パワーバカンス）」。神秘と生命力に満ちた大自然を舞台に、都会にはない興奮と贅沢を体験できるテーマパークを謳う。過去にUSJの再興にも関わった森岡毅氏率いる株式会社刀が、沖縄県や地元企業と連携して運営会社を立ち上げ、開発を進めてきた。所在地は、沖縄北部の今帰仁村と名護市にまたがるエリアで、元々オリオンビールの保有するゴルフ場だった土地を再活用している。

　総敷地面積120ヘクタールのうち、今回開業する事業面積は約60ヘクタール（東京ドーム約13個分）で、22のアトラクション（ショー含む）、15の飲食施設（レストラン3、カート12）、10の物販施設（ショップ4、カート3、フォトサービス3）を展開。さらに、パーク外に世界最大級のインフィニティ風呂を備えた温浴施設「SPA JUNGLIA（スパ・ジャングリア）」を併設する。

　なかでも、熟練ドライバーが運転する12人乗り大型オフロード車でジャングル奥地を冒険し、迫りくる巨大恐竜たちに対峙する「ダイナソーサファリ」をはじめ、気球に乗って遮るものがない360度の絶景とエメラルドグリーンの海を見渡す「ホライゾンバルーン」、ジャングルの上空を約280mにわたり滑空する「スカイフェニックス」など、子供から大人まで楽しめるスリル満点のアトラクションが充実する。

　ジャングル×沖縄の大自然を掛け合わせた新感覚のテーマパークであり、これまでのリゾート施設や遊園地にはなかったストーリーや演出、デザイン性へのこだわりが特徴的。アトラクション内で遭遇する恐竜の数は20頭以上になり、動きや瞳の輝きもまるで本当に生きているかのようにリアルで精巧な造りとなっている。

　今後も季節に応じたイベントやグッズを展開していく予定。

メインアトラクションとして注目の「ダイナソーサファリ」。熟練ドライバーが運転する12人乗り大型オフロード車でジャングル奥地を進むと次々とリアルな恐竜に遭遇

中盤では激しい咆哮とともに最凶の肉食恐竜T-REXが登場。猛スピードで追ってくるT-REXから逃れるため、急勾配や池ダイブなど、さらに険しい道を爆走する

迷子になった恐竜の赤ちゃんを探すジャングルツアー「ファインディングダイナソー」。クライマックスは狭い洞窟の中へ。そこで見られる感動の光景は、体験してからのお楽しみ

ファインディングダイナソーでもたくさんの恐竜たちに遭遇し、途中ではトロッコや沼地、吊り橋も

屋内シアター型アトラクション「やんばるフレンズ」。プレショーでは研究所のような空間でやんばるの森の生態について学びつつ、動くはずのない絵が生き物のようにはしゃぎだし……

メインシアターに移動すると、ヤンバルクイナの「ジャン」と守り神のシーサー「シン」、愉快な森の仲間たちが登場。手を挙げて指名されたゲストは2匹に質問したり、逆にジャンからの質問に答えたりと、会話が楽しめる。熱帯雨林らしく突然雨が振り出すシーンではゲストにも水が降り注ぐ

本格的なバギーに乗ってジャングルを疾走するアトラクション「バギーボルテージ」。ファミリー向けコースと、アップダウンの激しい道を走る難関コースがある

「バンジーグライダー」は足元の床が外れて急落下。さらに宙ぶらりんの状態でジャングル上空を滑走していくジップライン

地上20mの高さから森に向かって約280m滑走するジップライン「スカイフェニックス」。まさに鳥の気分になって爽快感が楽しめる

高さ約18mの巨大な空中ブランコ「タイタンズスウィング」。森に向かって全身が投げ出されるような大スウィングが気持ちいい

ロープを頼りに空の上を歩く全長84mの難関アスレチック「スカイエンドトレッキング」。不安定な踏み板の真下はジャングルの谷底

パーク内を周遊する「タムタムトラム」。暑いパーク内でもラクに移動でき、車内ではDJのマイクパフォーマンスやノリノリの音楽が楽しめる

巨大気球に乗って360度のパノラマ絶景を楽しめる。気球を眺めながらシャンパンで乾杯できるテラスも併設

パークのメインレストラン「パノラマダイニング」では沖縄食材をふんだんに使った料理を提供。絶景を望む、まるで鳥の巣のような「ネスト席」も

パーク中心部の野外レストラン「ワイルドバンケット」では豪快にグリルした石垣産黒毛和牛のバーガーなどを味わえる。夜も南国ムード満点

パーク内2か所にある大型ショップ「ビレッジバザール」では550種類のグッズやお菓子を販売

ギネスにも認定された世界最大級のインフィニティ風呂はパーク隣接の「スパ ジャングリア」で楽しめる

スパ ジャングリア内にあるレストラン＆バー「トロピカルオアシス」では地産地消メニューやカクテルを提供

最初にゲストを出迎えるパークのシンボル「ジャングリアツリー」

　開業前夜、現地で開催された記念セレモニーでは、株式会社刀 代表取締役CEO 森岡毅氏が構想14年を超えるジャングリア沖縄の開業をきっかけに「日本の次世代の食い扶持である観光産業を活性化していきたい」との想いを語った。

　また、ジャパンエンターテイメント 代表取締役CEO 加藤健史氏は「地域観光の発展に必要不可欠な課題に真摯に向き合い、沖縄から日本の未来を創っていく」と決意。あいにくの天候ではあったものの、音楽に合わせて打ち上がる1400発超の花火とダイナミックな演出で盛大にグランドオープンを祝った。