旅レポ
関空からベトナム航空の直行便でダナン&ホイアンへ! ランタンの灯る街にうっとり
2025年7月21日 06:00
ベトナム航空は7月3日、関空~ダナン線の運航を再開した。2020年以来の5年ぶりの運航で、それに伴いダナン&ホイアンへのプレスツアーが開催された。本稿では取材1日目となる関空~ダナン線の詳細と、ランタンが美しい世界遺産・ホイアンの魅力をお届けしよう。
ベトナム中部に位置し、ビーチリゾートとしても人気の高い「ダナン」。日本と比べて物価が安いこともあり、今、気軽に行ける海外旅行先として注目を集める都市の一つだ。日本路線はすでに成田発の直行便をベトナム航空が運航している。
大阪はベトナム航空が日本で初めて就航した都市。2024年はベトナム航空が関空に就航して30周年という節目も迎えている。再開を記念したセレモニーではベトナム航空 日本地区総支配人のゴー・シー・アイン氏、在大阪ベトナム社会主義共和国総領事館 総領事のゴー・チン・ハー氏、関西エアポート 専務執行役員のファビアン・グルドン氏が祝辞を述べた。
関空~ダナン線は月・木・金・日の週4便。日本発VN337便は関空を9時30分に出発し、ダナンに12時25分に到着する。フライト時間は約4時間55分。あっという間にビーチリゾートへと到着だ。
ベトナム航空 関空~ダナン線(2025年7月3日~)
VN337便: 関空(09時30分)発~ダナン(12時25分)着、月・木・金・日曜運航
VN336便: ダナン(01時10分)発~関空(07時55分)着、月・木・金・日曜運航
座席数はビジネスクラスが16席、エコノミークラスが168席。エコノミークラスのシートピッチは79cm、幅53cmで、幅にゆとりを感じるシートだった。
搭乗すると出迎えてくれるのは、ベトナムの伝統衣装「アオザイ」を身につけたCA。「シンチャオ(こんにちは)」とベトナム語であいさつしてくれるため、飛行機に搭乗した瞬間にベトナムに来た気分になれる。
個人用モニターはないが、自分のスマートフォンから機内Wi-Fiにつなぎ、映画などのエンタテイメントを楽しむことができる。イヤフォン、モバイルバッテリーを持っていくのがお勧め(機内Wi-Fiはインターネット検索など一般的な通信は使用不可)。
ビールはベトナムらしい「ハノイビール」を飲むことができ、ワインはスパークリング、赤、白とエコノミークラスでも充実。ソフトドリンクもオレンジジュースやトマトジュースなど豊富なラインアップだ。
この日の機内食は和食の「焼鳥丼」と洋食の「チーズハンバーグ、フライドポテト」から選択できた。副菜やデザート、パンもあるのでお腹いっぱいに満たされる。出発の24時間前までの申し込みで、アレルギー対応やグルテンフリー対応などの特別機内食も申し込み可能だ。
ダナン到着するとウェルカムセレモニーが待ち受けていた。関空~ダナン線の運航再開を祝って、特別な催しで乗客をもてなしていた。
海が目の前。リゾート気分を満喫できるホイアンのホテル
初日は空港からクルマに乗り、約50分で到着する「ヴィクトリア ホイ アン ビーチ リゾート&スパ」に宿泊。ヤシの木に囲まれたオーシャンビューのプールやプライベートビーチでリゾート気分を味わえる海辺のホテルだ。
ヴィクトリア ホイ アン ビーチ リゾート&スパはベトナムとラオスで5軒のホテルを運営するヴィクトリアグループの一つ。現在の宿泊客はイギリス人やオーストラリア人が多く、現代的なホテルよりも古都ホイアンを感じられるようなデザインがヨーロッパの人たちに好まれていると、ゼネラルマネージャーのPham Van Dung氏は話す。日本人はコロナ前に比べ減少してしまったが、今回の関空~ダナン線再開により、日本人宿泊客増加を期待しているという。
リゾート内にはイエローの壁を基調とした、古都ホイアンをイメージしたエリアも。フォトジェニックで高級感あふれる空間だが、1室1万円台~で泊まれるのがベトナムのうれしいポイント。国内旅行よりも安い感覚で、海外旅行を楽しめる。
夜のホイアンで灯籠流しや圧倒的スケールのショーを満喫
古い街並みの美しさが今なお残り、世界遺産にも登録されているホイアン。ホテルからは無料シャトルバスもしくは配車サービスのGrabを利用し、約15分で中心地に到着する。
カラフルなランタンが灯る美しい夜のポイントで、体験したいのが「ボート」と「灯籠流し」。ボートに乗り、夜風を感じながら川に反射するランタンの風景を楽しむことができる。
意外と日本人に知られていない、ホイアンの注目スポットが「ホイアンメモリーズショー」(大人60万VND~、約3400円、1VND=約0.0056円換算)。自然とともに生きてきた時代からはじまり、国際貿易で栄えた時代などホイアンの歴史を圧倒的なスケールで楽しめる。実際に見ると想像以上の広大な舞台で、国籍問わず皆が感動する仕掛けが繰り広げられる。
ホイアンメモリーズショーはテーマパーク「ホイアンメモリーズランド」内で見ることができ、ランタンが美しいフォトジェニックなスポットとなっている。ホイアンの中心地は世界中の観光客が集まるため混雑しており、ゆっくりとランタンを背景にホイアンらしい写真を撮影したい人にもお勧めだ。
大阪から約5時間弱で到着し、世界遺産のホイアンへも足を伸ばせるベトナム・ダナン。今回ホイアンの滞在は1泊だったが、連泊し、ビーチやスパをゆったりと楽しむ滞在もよいだろう。ホイアンへは個人旅行でも配車サービスのGrabを使えば簡単に行くことができるので、ぜひダナン観光と合わせてスケジュールを組んでほしい。














































