旅レポ
食にアートにウェルネスに、知的好奇心が刺激されるハワイの魅力を再認識! 進化した王道ハワイを見てきた
2024年1月1日 00:00
「進化した王道ハワイ」というテーマで開催されたハワイ州観光局×デルタ航空主催のプレスツアー。本稿ではワイキキやダウンタウンで訪れた旬スポットなどをご紹介します。3泊5日の限られた日数でも、これだけいろいろ観てまわれるんだー!という目安としても参考になれば幸いです。まずは前編です。
ワイキキに着いたら直行したい! アイランド・ヴィンテージ・ワインバー
今回利用したデルタ航空の羽田発DL180便は、朝8時55分にホノルルに到着します。現地での1食目はやっぱりハワイっぽいを食べたい!と思ったら、ロイヤルハワイアンセンター内にある「アイランド・ヴィンテージ・ワインバー」でブランチはいかがでしょうか?
ここはハワイ発のコーヒーショップ「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」が手がけるワインバー。厳選されたワインと新鮮な地元産の高品質食材を取り揃える人気店で、2019年にオープンしました。
ワインバーといっても毎朝7時から営業していて、お隣の「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」の全メニューがオーダー可能です。フルーツたっぷりのアサイボウルやボリューム満点のサンドイッチでお腹を満たしたら、一気にハワイ気分になれちゃうはず。美味しいコナ・コーヒーもお忘れなく!
癒やしのオアシス「ナ・ホオラスパ」で最新フェイシャル体験
スパでトリートメントを受けてからホテルにチェックインという、ちょっと贅沢なハワイ初日もいいのでは? オススメはワイキキの王道ホテルの1つ「ハイアット リージェンシー ワイキキ ビーチ リゾート&スパ」内にある「ナ・ホオラスパ」。今回私は新しく導入されたというハイドラフェイシャルなるものを体験してきたのですが、これがびっくりするほどツルツルピカピカに!
このハイドラフェイシャルは、普段のお手入れでは取ることができない肌の奥深くに沈む汚れを最新フェイシャルマシンを使って吸い取っていくのと同時に、美容保湿成分を肌に送り込むというもの。ピーリングしたあとのようなダウンタイムもないので、すぐにメイク可能です。大袈裟ではなく、私の人生史上No.1の効果が感じられて、しかもその効果が長く持続した感動フェイシャルでした。
ハワイ伝統のロミロミマッサージや、温めた石を使うホットストーンマッサージなど、ほかにもいろいろなメニューがあるナ・ホオラスパ。施設内にはドライサウナも完備されていて、施術後も好きなだけリクライニングチェアでくつろぐことができるので、時間に余裕を持って行くのがいいかも。Webサイトで3か月前から日本語で予約可能です。
料金は、「ハイドラフェイシャル(25分)」が$199、「ハイドラフェイシャル ジェイロー美容液(50分)」が$270(ともに税金・サービス料別)。
ゴッホやピカソやマティス、写楽まで! 世界的アートに出逢えるホノルル美術館
ワイキキ中心地からクルマやバスで20分くらいの場所にあるハワイ最大の美術館「ホノルル美術館」でアート鑑賞もいいものです。私は今回初めて訪れたのですが、思っていた以上に見応えある展示に驚きました。いつまでも眺めていられる美しい中庭や、ゆっくりできるカフェもあったりして、ホノルルの大好きな場所の1つになりました。
ホノルル美術館のギャラリーは、右側の建物が西洋美術、左側が東洋美術と分かれています。常設コレクションは約5万点以上あって、ヨーロッパ絵画をはじめ、アジア美術、アフリカのテキスタイルなど種類豊富。ゴッホやゴーギャン、モネやマティスといった日本人になじみのある絵画の巨匠たちの作品を見ることができます。なかでも日本の木版画、いわゆる浮世絵のコレクションは米国でもトップクラスで、歌川広重の作品にいたっては所蔵数世界一を誇っているのだそうですよ。
ビーチやショッピングもいいけれど、今までとはちょっと違ったハワイの楽しみ方をしたいなと思っている人はホノルル美術館は超オススメ。ゆっくり観てまわるには数時間は欲しいくらいの充実度で、アート好きさんなら絶対満足するスポットですよ。
ウォールアートで人気の街カカアコへ。グルメやショッピングも楽しめるダウンタウンも
続いてはウォールアートの街として人気のカカアコ地区へ。もともと倉庫街だったこのエリアは、10数年前から大規模な再開発プロジェクトが進行中。現在は旬なショップやコンドミニアムが次々とオープンする話題のエリアとなっています。
アートの街となる大きなきっかけとなったのが、2011年から始まった「POW! WOW! HAWAII」。さまざまなアーティストが倉庫の壁をキャンパスにして作品を描くアートイベントです。アメリカ人アーティストのKevin Lyons氏が描いた愛嬌ある怪物たちのアートは“アロハモンスター”や“カラフルモンスター”と呼ばれ大人気に。カカアコのウォールアートは見ているだけで元気がもらえちゃいます。
カカアコのあとは、ビジネスと行政の中心地ダウンタウンへも足を伸ばしてみました。お昼過ぎにランチで訪れたのは、チャイナタウン近くの一角にあるローカルに人気のレストラン「Fete(フェテ)」。コンセプトはニューアメリカン料理とのことですが、びっくりするくらい何を食べても美味しかった! あとで知ったのですが、シェフ兼オーナーは2022年にジェームズ・ベアード賞の「ベスト・シェフ賞」を受賞したのだそう。納得です!
クヒオ通りにできた「ワイキキマーケット」は、ふらっと入って見ているだけでも楽しい空間
本稿のラストは「ワイキキマーケット」をご紹介しましょう。2023年1月に“世界中から訪れる旅行者にハワイの食文化や伝統を紹介する”ことをコンセプトに、クヒオ通り沿いにある複合施設「リリアワイキキ」の2階部分にオープンした最新のお洒落スーパーマーケットです。
このワイキキマーケットには、鮮魚、精肉、果物、ベーカリー、アルコール類などのほか、日焼け止めやウォーターボトル、お土産にもぴったりなハワイ雑貨などが種類豊富な品揃えで並んでいます。
できたてをテイクアウトできるデリコーナーがオススメで、私は$10.99の「ライスボウル」をこの日の夕食にすることに。シグニチャーボウルの1つ「ノースショアスタイル」を注文して、缶ビールも買ってトータル$13ほど。$1=150円くらいのときだったので2000円ほどですが、それでもレストランで食べるよりはリーズナブルです。円安の今、上手に活用してほしい「ワイキキマーケット」は、6時~22時で毎日営業しています。
コロナ禍で休止していたクヒオビーチフラショーが2023年2月に再開していると聞いて、ホテルに戻る前に立ち寄ってみました。毎週火・土曜と毎月最終日曜に開催する鑑賞無料のショーです。時間は18時半から1時間ほど(11月~1月は18時~)。
フラソングを聴いたらハワイに来たことを実感してちょっぴり胸が熱くなってしまいました。これはきっとハワイに宿るスピリチュアルなエネルギー“Mana(マナ)”のおかげかもしれませんね。