旅レポ

デルタ航空の羽田~ホノルル線でハワイへ! 新カテゴリー「デルタ・プレミアムセレクト」ってどんな席?

初便搭乗レポート

デルタ航空の羽田~ホノルル線初便に乗ってきました

 10月29日に運航を開始したデルタ航空の羽田~ホノルル線の初便に乗って、ハワイに行ってきました。利用したシートクラスは本路線初導入の「デルタ・プレミアムセレクト」。本稿では、羽田空港の専用ラウンジ「デルタ スカイクラブ」や、機内食、アメニティキットなどをレポートします。

10月29日に待望の羽田~ホノルル線を就航したデルタ航空。こちらはダニエル・K・イノウエ国際空港での1枚
羽田空港第3ターミナルでチェックイン。Webやアプリで事前チェックインを済ませておくとスムーズです

専用ラウンジ「デルタ スカイクラブ」にはヌードルバーも

ソファやデスクなどさまざまなタイプの座席オプションで、ほぼすべての座席に電源を備えるラウンジです

 アトランタ、デトロイト、ミネアポリス、ロスアンゼルス、シアトル、そしてホノルルと、現在6都市に就航しているデルタ航空。2020年には東京~アメリカ間の直行便をすべて羽田発着に切り替えた同社ですが、新型コロナウイルス感染症の影響で3年7か月の延期を余儀なくされていたこのホノルル線は、まさに“待ちに待った”就航となりました。そんな待望の羽田~ホノルル線の初便に搭乗して、今回はハワイ州観光局とデルタ航空主催のプレスツアーに参加してきました。

ラウンジは第3ターミナルの5階にあります

 羽田発ホノルル行きDL180便の出発は21時と、都心エリアで働く人なら仕事後でも間に合うフライトスケジュールが魅力です。今回は特別にデルタ航空の空港ラウンジ「デルタ スカイクラブ」に案内していただけました。アメリカ系航空会社では羽田空港において唯一の自社ラウンジで、明るい時間帯には滑走路と街のダイナミックな景色が眺められるそうですよ。

バーテンダーのいるバーカウンター
ビールサーバー
メニューは季節ごとに変わるそう

 ビュッフェスタイルで並ぶお料理は、サラダやフルーツなどのほか、具だくさんのいなり寿司やフォカッチャサンド、ミニホットドッグなどがずらり。注文を受けてからその場で調理してくれるヌードルバーも人気とのことで、醤油ラーメン、担々麺、ベジタリアンラーメンの3種類がありました。搭乗前のひとときを優雅な気分で過ごせるステキなラウンジです。

注文を受けてから調理するヌードルバーも
東京醤油ラーメンをチョイス。ビールも
ついでにカレーも(食べ過ぎ)

足を伸ばしてくつろげる「デルタ・プレミアムセレクト」。ゆとりある空間で快適フライト!

「搭乗時間は6時間47分を予定」とアナウンス

 今回利用したプレミアムエコノミーの「デルタ・プレミアムセレクト」は18席あって、ビジネスクラス「デルタ・ワン」の後方に位置します。最大約96.5cmの広いシートピッチに加えて、調節可能な折りたたみ式のフットレストやレッグレストが備えられているおかげで、すこぶる快適なフライトでした。コロナ禍で海外旅行をガマンした分、ご褒美として「デルタ・プレミアムセレクト」をチョイスする人も多いようです。

スリッパやブランケット、枕などがシート上に

 アメニティキットはメキシコのブランド「サムワン・サムウェア(Someone Somewhere)」製。持続可能な材料を使用した素朴な風合いのポーチは、メキシコの職人さんによるハンドメイドです。あとで調べて分かったのですが、内側に縫い付けられているラベルは1つ1つ異なっていて、QRコードからアクセスすれば、そのキットを作った職人のストーリーを伝えているという粋な仕掛けも!

ファスナーやパッケージのプラスチック類をなくして天然素材で作られたハンドメイド
アイマスクにソックス、耳栓、竹製の歯ブラシ、自然化粧品ブランドのリップバームなど
往路と復路で違う職人さんだということが分かってちょっと感動! QRコードから飛んだ先で名前を入力すると、その職人さんの顔が分かって自己紹介文が読めたりします
スリッパに履き替え。靴を置くスペースもあります
ノイズキャンセリング・ヘッドセット
全クラス共通の機内エンタテイメント
タッチ操作のほかにリモコン操作も可能

 機内エンタテイメントはかなり充実していて、日本語で楽しめる映画がたくさんあって迷ってしまうほどでした。とはいえ、ハワイ行きの機内では可能な限り寝ておかないと現地の初日がつらいので、機内食を食べてしばらくしたら、フットレスト&レッグレストを調整して“寝る”に徹底! もちろん機内の照明も暗くなります。

USBのほかにPC用電源を装備
リクライニング調整ボタンは座席横
メッシュカーテンの向こうはビジネスクラス「デルタ・ワン」

「デルタ・プレミアムセレクト」の機内食は、事前に配られるメニューのメインディッシュ3種のなかから1つを選ぶというスタイル。最初のおつまみタイムの前に、パリッとした白いクロスをテーブルに敷いてくれるサービスに気分が上がります。飲み物はビールやワイン、ソフトドリンクなど種類豊富。ちなみにワインでもコーヒーでもかなりの量を注いでくれるので(笑)、私は毎回「半分で!」とお願いしていました。ホノルル到着前には朝食として軽食がサーブされます。

機内食のメニューが配られます
横のスペースに収納されているテーブル
テーブルにクロスが敷かれて、まずはおつまみとドリンクのサービス
鶏胸肉のローストをチョイス。サラダとデザートは共通です
デザートはハーゲンダッツのアイスクリーム♪
コーヒーはデルタ航空とパートナーシップを結ぶスターバックスのもの
ホノルル到着前に朝食として軽食が提供されます

ついでに復路もご紹介

窓から見えるのはワイキキエリア。また来たいな~と名残惜しい気持ちで撮った1枚

 今回は往復ともに「デルタ・プレミアムセレクト」を利用したのですが、帰りのフライトは最前列の席にしてみました。前の座席の下に荷物を置けない代わりに、足元はさらにゆったりしていて広々! 帰国後に時差ボケにならないように、何本も映画を見てしっかり起きていました。

帰りは一番前の席にしてみました
足元がさらに広々! ただしモニターは壁にあるので少し離れます
帰りの機内食もチキンをチョイス。スパークリングワインが進みました
肉々しくてめちゃウマだった軽食のミニバーガー
夕焼けと一緒に日本へ

 最後に小ネタを1つ。事前オンラインチェックインなどができるデルタ航空のアプリ「Fly Delta」には、預けた荷物が今どこにあるのかを追跡してくれる「Track Bags」という機能があるのをご存じですか? ダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジを利用しているときにチェックしてみたところ、無事にDL181便に積み込まれていることが分かって一安心。この機能、乗り継ぎ回数の多いアメリカ本土では役立つサービスのようですよ。

預け入れ荷物の追跡機能があるデルタ航空のアプリ「Fly Delta」

 さて次稿以降は、宿泊したホテルのご紹介やハワイ最新情報などをお伝えします。

現地ハワイの最新情報は次稿で!
ゆきぴゅー

長野生まれの長野育ち。2001年に上京し、デジカメライター兼カメラマンのお弟子さんとして怒涛の日々を送るかたわら、絵日記でポンチ絵を描き始める。独立後はイラストレーターとライターを足して2で割った“イラストライター”として、雑誌やWeb連載のほか、企業広告などのイメージキャラクター制作なども手がける。