旅レポ
ニューカレドニア4泊6日の旅。自然が作り上げた神秘のプール、ピッシンヌナチュレルがすごかった!
2023年11月3日 00:00
ニューカレドニア観光局主催の4泊6日プレスツアー。本稿ではイルデパンで体験した帆掛け船でのウピ湾クルーズや、森や川を歩きながらたどり着いたピッシンヌナチュレル、滞在した5つ星リゾート「ル・メリディアン・イルデパン」の客室などを紹介します。
5つ星リゾートの穏やかな朝風景
ニューカレドニア3日目。離島イルデパンで迎えた最初の朝は、暑くもなく寒くもなく快適な陽気でした。ビーチを歩きながら朝食会場へ向かう途中、人懐っこい猫につかまってしばし足止め。静かな波の音とのんびりした島の時間がたまらなく懐かしいです。
ピローグ帆船でウピ湾をのんびりクルーズ! 気分はトム・ソーヤの冒険
イルデパンで一番人気といっていい観光スポット「ピッシンヌナチュレル」は、外海のすぐ近くにありながらも岩が波をせき止めているので穏やかな天然プールのような場所。そこでシュノーケリングをするのがこの旅のハイライトの1つでした。
そのピッシンヌナチュレル、実は宿泊していたホテル「ル・メリディアン・イルデパン」からは徒歩15分と目と鼻の先なのですが、今回は帆掛け船「ピローグ」に乗ってクルーズというプラスαを楽しんでから向かいました。地図で見ると分かりますが、わざわざぐるっと遠回りして向かったことになります。このピローグ・クルーズもイルデパンの人気アクティビティの1つです。
メラネシアの伝統的な帆掛け船「ピローグ」は、風光明媚なウピ湾をのんびりと進んでいきます。風を受けてしなる白い帆、吸い込まれそうなターコイズブルーの水面、ヤシの木が生い茂る森……。五感でニューカレドニアの大自然を感じるひとときでした。そういえば海上にぽこっとそびえるように顔を出している岩礁の景色は、日本三景の1つ松島に似ていました。
ピローグを降りてからは小一時間の森林ウォーク。木の根っこなどで足を持っていかれないように注意が必要ですが、アップダウンがなくほぼ平坦な道なので楽しいトレッキングでした。「まだかな~? そろそろかな~?」と思い始めるころに森を抜け、視界がパァっと開けて目の前に川が現われます。
シュノーケリング天国のピッシンヌナチュレル、気分はふしぎな島のフローネ
川に沿ってしばらく森の小道を歩くと、ついに目的地ピッシンヌナチュレルに到着です。左右をナンヨウスギに囲まれた海水の天然プールはブルーのグラデーションがまぶし過ぎるほどの美しさ! 手つかずの自然のなかにひっそりとたたずむ秘密の場所といった雰囲気です。
さっそくホテルで借りてきたシュノーケルセットを着けて水のなかに入ると、スズメダイやフエダイなどの魚がたくさん! 上からでも泳いでいる魚が見えるほどの透明度でした。サンゴにはイソギンチャクが、そのイソギンチャクのまわりにはクマノミも。まさにシュノーケリング天国です。
ちなみにこのピッシンヌナチュレルには、トイレや売店、自販機、コインロッカーなどは一切ありません。正真正銘、自然が作り出した天然プールなので、この天国のような美しい場所に“おじゃましています”という気持ちで訪れるべきだな~と思いました。いつまでもこの景色がありますように!
海辺のレストランでシーフードランチ。エスカルゴやセミエビに舌鼓
ピッシンヌナチュレルからル・メリディアン・イルデパンへ戻る途中のビーチ沿いにあるレストラン「SNACK LE KOUGNY」でランチをいただきました。朝から行動して海にも入ったので気づけばお腹がペコペコ。ここで食べたシーフードランチの美味しさが忘れられません。
最初に出てきたのは、前の晩にホテルのダイニングレストランでも食べたイルデパン名物のエスカルゴ。バターで和えた濃厚ソースをまとったエスカルゴはライスとの相性抜群。パンもいいけれどライスの方が合うかも~。
続いて、ロブスターやセミエビがココナッツで和えたお芋やサラダなどとともにどど~んと登場。ハーブを加えてシンプルにグリルされただけのお料理ですが、香ばしいエビの香りがたまりません。ニューカレドニアの離島イルデパンの、歩きでしかたどり着けない海辺の小さなレストランでこんな豪華シーフードグリルが食べられるなんて!
ル・メリディアン・イルデパンのほかの客室を見てきました
今回「ル・メリディアン・イルデパン」では一棟独立型のバンガロースイートを利用しましたが(写真はこちらの記事で)、ほかのタイプのお部屋も見学できたのでご紹介しましょう。
バンガロータイプのほかに、2階建てのホテルタイプの建物があって、カテゴリーは「スーペリアルーム」と「デラックスルーム」。それぞれ10室ずつあって、広さはどちらも43m2です。
まずはプールやビーチに近い場所にある「デラックスルーム」から。ホテルタイプといっても、なかに入るとバンガロースイートと同じく天蓋付きベッドがあって、バスルームもバスタブやシャワーブースを完備。ウッディでエレガントな客室は快適そのものです。
続いて一番リーズナブルな「スーペリアルーム」。こちらは敷地内の真ん中あたりに建っていて緑あふれるガーデンビューとなります。デラックスよりあとに建てられたそうで、全体的に新しい感じがしました。写真には映っていませんがこちらもバスタブ付きです。
ル・メリディアン・イルデパンの客室カテゴリーは料金的にスーペリアルーム→デラックスルーム→バンガロースイートとなるのですが、そのバンガロースイートのなかでも一番ラグジュアリーなのが「パノラミックバンガロースイート」。ビーチの一番奥の突き出た岩の上に位置していて、海を見下ろす感じで3棟建っているようです。
このパノラミックバンガロースイート、なんと各バンガローから直接海へアクセスできる専用のハシゴ付き! ビーチで猫と遊んでいたときに「あれは誰が何のために使うもの?」と思っていたらそういうことでしたか! 究極のプライベート感が堪能できるパノラミックバンガロースイートはハネムーンによろしいかと思います。
最後に、ホテルのパブリックスペースをご紹介しましょう。ロビー上の中二階はゲームルームとなっていて、本やDVDが置かれたコーナーがあります。日本語の本やDVDもいろいろ。真ん中にはビリヤード台も置かれていました。