イベントレポート

【ツーリズムEXPO 2019】ハワイブースのテーマは「責任ある観光」。渡航前に学んでおきたい環境問題やマナーを展示

2019年10月24日~27日 開催

ハワイ州観光局の展示はエコプロダクツで構成されたシンプルなもの

 世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2019」が10月24日から27日までの4日間にわたり、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催されている。

 5号館、北米エリアにあるハワイ州観光局の展示のテーマは「責任ある観光」。年間約1000万人の日本人が訪れるハワイでもプラスチックごみや珊瑚の死滅といった問題が表面化しつつあり、美しいハワイを後世に残していくためにも、こうした環境問題や生物と触れる際のマナーを来場者に知ってもらう展示とした。

 立命館宇治高校とハワイ州観光局では、共同プロジェクトにより鴨川の清掃を実施、収集したごみで作った「ホヌ(ウミガメ)」のアートをブースに展示している。海洋生物の生態危機を知ってもらうという試みだ。また、海中・砂浜に関わらずウミガメを見かけた際には3m以上の距離を置くといった見落とされやすい「マナー」についても視覚的、直感的に学べるような展示となっている。ぜひハワイでのアクティビティを楽しむ前提として見ておきたい内容だ。

鴨川のゴミで作ったウミガメ。出会ったら保つべき距離も具体的に展示
ウミガメのほか、アザラシやイルカ、クジラも保つべき距離があることが学べる
さまざまな環境問題をパネルで展示
手持ちのスマートフォンでも映像で学ぶことができる
観光パンフレットなど、ハワイ旅行の参考資料も豊富

 なお、ブース裏側では、VRゴーグルを使用してハワイのさまざまなアクティビティが3分間で楽しめる「MX4D」コーナーが前回に続き設けられている。トレッキング、ヘリコプターによる空中散歩、ダイビング、乗馬などが3D映像とモーションチェアで体感できるもので、ハワイの新たな楽しみ方を見つけるヒントになるはずだ。

VRでハワイのアクティビティを体験!

 なお、26日、27日には6号館のJCBブースとアドベンチャーツーリズムコーナーと共同でスタンプラリーを実施、クリアした人には記念品を進呈するとのこと。