イベントレポート

【パリ航空ショー 2019】JAL、SKYTRAX「ワールド・ベスト・エコノミークラス」など2冠獲得。ソフト面も含む受賞で世界一のエコノミークラスに

「うれしい、本当にうれしい」と大貫常務執行役員

2019年6月18日(現地時間) 発表

SKYTRAXで2冠獲得したJAL。日本航空株式会社 常務執行役員 路線統括本部 国際路線事業本部長 大貫哲也氏(中央)に話をうかがった

 フランス ル・ブルジェ空港で6月17日~23日(現地時間)、世界最大級の航空展示会「パリ航空ショー(International Paris Air Show)2019」が開催されている。

 JAL(日本航空)は6月18日、同会場で発表されたSKYTRAXの「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート(Best Airline Seat Economy Class)」と、「ワールド・ベスト・エコノミークラス(World's Best Economy Class)」の2冠を獲得した。

 SKYTRAXのワールド・エアライン・アワードは、航空会社の世界的なベンチマークと見なされている賞で、2019年の結果は2018年9月~2019年5月に300社を超える航空会社を対象に、顧客に対する調査によって決定されている。

 JALがベスト・エコノミークラス・エアラインシートを受賞するのは2015年、2017年、2018年に続き3年連続4度目。JALの国際線機材に装備されている新エコノミークラスシート「JAL SKY WIDER」は、投入以来高く評価され続けている。

 2019年はシートだけでなく、機内食・サービスなどを総合的に評価する「ワールド・ベスト・エコノミークラス」も受賞し、2冠を獲得した。シートに加え、ワールド・ベスト・エコノミークラスも受賞したことで、ハード面、ソフト面も含め、JALはSKYTRAXから最も利用客の多いエコノミークラスにおける世界一の賞が贈られたことになる。

 受賞式に登壇したJAL 常務執行役員 路線統括本部 国際路線事業本部長 大貫哲也氏に、受賞の気持ちをうかがった。なお、SKYTRAXの発表は71の賞が順次発表されていく。「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」受賞時、「ワールド・ベスト・エコノミークラス」受賞で2冠獲得時の2つになる。

「ベスト・エコノミークラス・エアラインシート」受賞時

 5年間で4回表彰いただいていてうれしいです。毎年、毎年細部を改善できればと思っていますが、メインテナンスをしっかりやることを優先しています。新しい飛行機(エアバス A350)も入ってきているので、この賞を今後とも取り続けられるようがんばっていきたいと思っています。

(JALの国際線最新機材である、ボーイング 787-9のエコノミークラスは)8アブレスト(横列が2-4-2の8席という仕様)と、シートピッチ34インチというように、スペースを目一杯お客さまに還元しています。その部分が評価されていると考えております。

「ワールド・ベスト・エコノミークラス」受賞で2冠獲得時

 うれしい、本当にうれしいです。みんなのサービスが評価されて本当にうれしいです。(エコノミークラスの)シートについては、5年間で4回表彰していただいたのですが、JALのサービスはハードウェアだけではないと、ずっと確信していました。ついにそれが、フロントラインスタッフのがんばりが、表彰という形で現われて本当にうれしいです。これは世界一の賞(ワールドベスト)ですから、こんなにうれしいことはありません。

 ますますサービスを高めて、お客さまに選んでもらえるよう全社員でがんばってまいります。