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JAL、東京の青森県アンテナショップ「あおもり北彩館」で情報発信をサポート
青森県初の特A米「青天の霹靂」のおにぎりも配布
(2015/11/25 18:53)
- 2015年11月25日 実施
JAL(日本航空)は11月25日、東京都の飯田橋駅近くにある青森県のアンテナショップ「あおもり北彩館」の前で、青森県の観光情報PRや物産品販売のサポートを行なうイベントを実施した。同イベントには青森県、秋田県出身の客室乗務員(CA)らを含む約15名のほか、JAL取締役会長の大西賢氏やジェイエア(J-AIR)代表取締役の大貫哲也氏も参加し、あおもり北彩館前で呼びかけを行なった。
2009年9月から毎月25日(ニッコー/日航の日)を中心に行なっている顧客へ感謝を伝える取り組み「がんばるJAL大作戦」と、2013年6月1日から実施している「JAL東北応援プロジェクト『行こう! 東北へ』」という両活動の一環として、11月25日は青森県の物販、観光情報PRのサポートを実施。
さらに、9月30日に発足した、観光振興と農水産物をテーマにして訪日需要を地方経済活性化に繋げる「JAL 新・JAPAN PROJECT」では、農水産物の国内外への発信施策第1弾として、12月からは青森県とタイアップして同県初の特Aランク米「青天の霹靂」を成田空港と羽田空港のファーストクラスラウンジ、サクララウンジで提供する。こうした縁もあって、今回のイベントに繋がった。
今回の街頭イベントでは、この青天の霹靂を使ったおにぎりも配布している。大西会長も来場するなり口にし、囲み取材で感想を聞かれると、「美味しい」と一言。そして、「インバウンドを一生懸命やっているが、最大の魅力は日本食。そのなかでもお米は主役だと思う。こういう取り組みで農家の方が元気になっていくのは底力なので応援していきたい。物産品も重要で、新しいものを見つけ出すのではなく、地元に従来からあるものに磨きをかけることでいろんなことを発信できるし、県民の誇りなどに繋がると思うので、我々も宣伝したい。(JALの空港)ラウンジではカレーが有名だが、ベースはお米。どのぐらいの水の量で炊くと美味しく炊きあがるのかも含めて、もっと勉強しなければならない。我々自身も青天の霹靂に磨きをかけらることができるので、本来の味が出るように頑張りたい。とにかく食べ物は食べてもらわないと勝負にならない。我々のラウンジでもいいんですが、食べていただいて“このお米どこの?”と言ってもらえるような取り組みが大事」とコメントした。
このほか、観光パンフレットやキャンディ、青森県のノベルティグッズなどを配布。また、物産品を購入した人には青天の霹靂の2合パックもプレゼントされた。あいにく雨が降ったり止んだりの天気ではあったが、スタッフ総出で大きな声を張り上げて歩行者に呼びかけていた。
ちなみに、あおもり北彩館は海産物や農産物、工芸品、食品など同県の物産品を販売。今が旬のリンゴも、各種品種を取り揃えており、早生、中生、晩生それぞれの最初の入荷時は、農家が手でもいだリンゴをそのまま入荷して販売しているという。現在は「ふじ」「王林」「金星」が旬の品種となっている。
10月の販売数で1番人気となったのはラグノオが製造・販売する「パティシエのりんごスティック」。そのまま食べてもよいが、オーブンで温めて食べるとアップルパイのような味わいも楽しめるお菓子だ。2番人気は黒ニンニクを熟成した「黒の極」。ドライフルーツのような食感と甘酸っぱさで、ニンニクの強いにおいはしないという。
今回、このイベントに参加した青森県出身CAの鎌田佐和子さんは、「ここには2~3度来てますし、(東京にある)JAあおもりの物産店にも“つがるロマン”というお米を買いに行ってます」と地元愛を発揮。青森県のスポットとしては「五所川原から見る岩木山」をお勧め。「弘前から見る岩木山もきれいですが、五所川原から見る岩木山も天気がよいとくっきり見えて私は好きです」とのことだ。食べ物ではホタテや田子産のニンニクをお勧めした。