名古屋駅地区再開発計画、着工・竣工時期が白紙に。施工入札者が辞退、費用・期間も大幅増で計画再検証へ

解体～竣工のスケジュールはすべて「未定」となった

　名古屋鉄道は、「名古屋駅地区再開発計画」および「名鉄名古屋駅再整備計画」について、着工・竣工時期をいずれも未定とし、計画の再検証・見直しに着手すると発表した。

　対応する施工体制の構築が困難であるとして、施工の応募参加者から11月に入札辞退が届けられたことによる。概算工事費・工事期間とも当初想定から大幅に増加する見込みであることから、スケジュールの変更に加えて計画自体の再検証も行なう。

　両計画については5月に事業化を公表するとともに、2027年度の新築着工、2033年度の1期本工事竣工、2040年代前半の2期本工事を目指すと明らかにしていた。

　今後は共同事業者とも協議し、見直しの方向性がまとまり次第発表するとしている。なお、名鉄百貨店本店の営業終了日は当初予定の2026年2月28日から変更しないが、名鉄バスセンター・名鉄グランドホテル・スカイパーキングなどの営業計画は未定。