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ツインリンクもてぎ、オートキャンプ場をリニューアル。「森と星空のキャンプヴィレッジ」オープン
4月3日まで、春休みイベントも開催
(2016/3/22 00:00)
- 2016年3月19日 リニューアルオープン
モビリティランドが運営するツインリンクもてぎは3月19日、「HELLO WOOD'S オートキャンプ場」のエリアを拡張し、「森と星空のキャンプヴィレッジ」としてリニューアルオープンした。
2015年11月下旬に駐車場だったスペースのリニューアル工事を開始し、グランピングを楽しめるセットアップサイトを10サイト、オートキャンプを楽しめるグリーンサイトを10サイト、合計20サイトを新設した。また、リニューアルオープンに合わせて、ログキャビンの内外装もすべて新しくしている。
グランピングとは、グラマラスとキャンピングからの造語で、ぜいたくなキャンプを楽しむというもの。森と星空のキャンプヴィレッジは「ファミリーグランピング」をコンセプトとして開発された。ファミリーグランピングという概念はまだなく、森と星空のキャンプヴィレッジがその指標となっていきたいという。
セットアップサイトは、10×10mの区画にウッドデッキ、セットアップ済みグランピングテントの仕様。駐車スペースはクルマ1台分でバイクなら2台駐輪が可能。20A/2口の電源が2カ所。セミダブルベッド×2、ソファ(ダブル×1、シングル×1)、テーブル、冷蔵庫、湯沸かしケトル、照明、ラグマットなどの調度品が備えられている。基本定員は4名、2名以上から使用可能。2つのエアベッド、夏季にはサーキュレーター、冬季は電気カーペットが用意される。
グリーンサイトは、1区画10×10mの芝生に自由なスタイルでキャンプを楽しめる。駐車スペースは1台分、20A×2の電源などはセットアップサイトと同様。テントは持ち込みか、有料のレンタルとなる。
今回新設されたセットアップサイト、グリーンサイトがあるエリアの中心には、大型のファイヤーピットを備え、火を中心にキャンプに訪れた人々が集うスペースが作られている。住宅同様の広いシンクを備えた炊事棟は、星空観察や安眠を妨げない手元スポット照明。炊事棟にあるトイレは、男性用、女性用に加え、小さな子供でも安心して使えるファミリートイレも備える。夜には、スタッフが望遠鏡と双眼鏡を用意し、一緒に星空の観望体験も実施する。
森と星空のキャンプヴィレッジの開発にあたり、すべてのエリア、建物、食材、調度品、看板に至るまで、エリア全体の世界観にこだわったという。また、すべてのエリアでWi-Fiが使用可能となっている。
セットアップサイト、グリーンサイトでは素泊まりのベーシックプランもあるが、バーベキュー付きの限定プランに力を入れている。「BBQ付」らくらくプランと、「BBQ付」チャレンジプランは、ホテルツインリンクのシェフにより厳選した食材が用意される。
キャンプヴィレッジの村長でもあるパーク運営課の仲山将弘氏は、「アウトドアというとバーベキュー。しかし、日本のバーベキューは焼肉バーベキューが多い。そこで、かたまりを意識してもらいたい、骨付きの肉にかぶりついてもらいたいとシェフもこだわった。骨付きのウインナーに骨付きのポーク、メインはサーロインステーキ、ティーボーンステーキ。家族でバーベキューを楽しんでもらうため、大振りのカットにした」と、肉料理についてのこだわりを語った。
肉料理は、塩こしょう以外に、4種類のソースが用意される。ホテルツインリンクで使用しているオリジナルのバーベキューソース、バジルソース、ガーリックバター、イギリス王室にも認めてもらったA1ソースを自由に選んで、いろいろな味を楽しめるようになっている。
スープやデザートは、季節ごとにメニューが変わる。小さい子供や女性を意識して、家庭ではなかなか食べない、アウトドアでないと食べない内容をチョイスしている。今回は、焼きマシュマロにチョコレートを挟んだデザートが用意される。
チャレンジプランは、通常のバーベキューのようにセッティングや火起こし、後片付けを自分たちで行なうが、らくらくプランは面倒な作業すべてをスタッフが行ない、ビギナーでも手軽に本格的なバーベキューが楽しめる。バーベキュー付きプランはどちらも夕食がバーベキューで、朝食はホテルツインリンクのレストラン「グリーンベイ」となっている。また、素泊まりを含めてすべてのプランで、ツインリンクもてぎ入場、駐車料が2日間無料、ホテルツインリンク「のぞみの湯」の入浴無料の特典が付く。
ツインリンクもてぎのキャンプ場は、今回新設されたセットアップサイト、グリーンサイトと、従来の木漏れ陽サイト、林間サイト、全棟が新しくなったログキャビンと合わせて、さまざまなキャンプのニーズに応えられる新しいキャンプ場に進化した。モビリティランド取締役 ツインリンクもてぎ総支配人の抱高彦氏は、「またまだ進化し続けるツインリンクもてぎでありたいと思っている」と語る。
3月19日の森と星空のキャンプヴィレッジのリニューアルオープンに伴い、春休みイベント「遊びつくそう!おもいっきり森フェスタ」が4月7日まで開催される。42ヘクタール(東京ドーム約9個分)の広さの「ハローウッズの森」では、チャレンジングなゾーンが9つ増え、全20種類のアクティビティとなった。また、期間限定で、3才から楽しく遊べる仮設遊具が中央エリアに設置される。中央エントランスでは、栃木県を代表する石材、大谷石の石窯で焼く森のピザ作り体験をはじめとした、ファミリー向けランチメニューのほか、新メニュー、春限定メニューも用意される。
ツインリンクもてぎは、数多くの貴重な展示品が並ぶ「ホンダコレクションホール」があり、「スーパー耐久シリーズ2016 第1戦 もてぎ5時間耐久レース」、国内ではツインリンクもてぎでしか見ることができないトライアルの世界選手権「2016 FIM トライアル世界選手権 第2戦 ストライダー日本グランプリ」などの開催も控えている。森と星空のキャンプヴィレッジは、手ぶらでキャンプ場にきて、豪華な夕食を楽しめる。モータースポーツファンは、見学や観戦のための宿泊手段としても、有効に使えるだろう。