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新東名高速 浜松いなさJCT~豊田東JCTが開通、新城ICで開通1番乗り記念品贈呈式

奥三河の観光スポットにダイレクトにつながるIC

2016年2月13日15時 開通

 NEXCO中日本(中日本高速道路)は新東名高速道路の浜松いなさJCT(ジャンクション)~豊田東JCT間を2月13日15時に開通した。これに合わせ、区間内にある「新城IC(インターチェンジ)」では1番車両への記念品贈呈式を行なった。

 この新城ICは浜松いなさJCT~豊田東JCT間に2つ新設されたICのうち、浜松いなさJCT/東京寄りとなる。新城ICの開通によって奥三河の観光地へのアクセスが容易になるので、地元の活性化だけでなく観光客にとっても便利なICになるのだろう。

新城ICは浜松いなさJCT~豊田東JCT間に新設された2つICのうち、浜松いなさJCT/東京方面よりになる。ICの所在地は愛知県新城市八束穂字福田102-7
このICの流入路までの一部は愛知県が管理している。そのためガードレールなどの施設がNEXCO中日本の仕様とは異なっている。色が白いのが愛知県、銀色のものがNEXCO中日本仕様だ
新城ICは常駐のスタッフを配置しない新東名方式を採っている。そのためETCはもちろんのこと、一般ゲートもブースはない。通行料は機械での精算で、現金、ETCカード、クレジットカードで支払いができる
レーンは3つあるが一番左のレーンは予備。将来、通行量が増えたときに使用するためのもの。現状は料金所としての設備がついていない状態だった
新城ICに建屋はあるがこれは道路管理の部門と警察が使用している。IC利用時に何かあった場合は、遠隔管理している豊田東ICにいるスタッフが音声で対応。必要に応じて新城ICに出向いて対応することもあるという
料金ゲート脇には一般車も止められる駐車スペースがある。トイレがあるのでこれは利用することができる。

 新城ICの、「一番車両記念品贈呈式」は2月13日15時のオープンに先立つ14時30分から開催された。新規開通の1番乗りに関しては、以前はIC前に並んだ順だったが、現在は事前申し込み式で、新城ICの1番車両については、1月25日にNEXCO中日本 名古屋支社豊田保全・サービスセンターで先着順で整理券を発行していた。新城ICへの1番乗りの権利を得たのは群馬県から来た長さん。続いて、2番車は千葉県、3番車は愛知県、4番車は千葉県、5番車は愛知県から訪れた人達が権利を手にした。

 記念品贈呈式の1時間前にはすべての権利者がICに到着。IC脇の駐車スペースから道路スペースへとクルマを移動し、順番に並べて開始時間を待つ。開始まではゲート直前まで歩いていくことも可能なので、参加者はゲート前で記念撮影をしたり地元テレビ局などのインタビューを受けたりしていた。そして14時30分から記念品贈呈式が開始。記念品はNEXCO中日本の名古屋支社豊田保全サービスセンターの國近副所長から1人ずつ「認定書」「記念品」の順で手渡された。

贈呈式前に流入路上に贈呈式参加者のクルマが受付順に並べられた
記念品贈呈式はゲート前で行なわれた。認定書と記念品はNEXCO中日本の名古屋支社豊田保全サービスセンターの國近副所長から1人ずつに手渡された。1番車の長さんには花束も贈呈された
記念品の中身を見せてもらった。地元の特産品や新東名高速のグッズなど
贈呈式が終わると同時に雨が降り出したが、あとは開通時刻を待つだけなので式への影響はまるでなし。1~5番車の各ドライバーは雨を避ける意味でもクルマに乗り込み開通までの時間を車内で待った
15時にゲートの表示が閉鎖から「ETC」「一般」に切り替わり新城ICが開通
1番車に続いて続々とゲートを通過していった。記念品贈呈式を行なっている最中、新城IC入り口にも開通待ちの一般車が集まっていたので、1番車通過後、クルマは途切れることなく新城ICを通過していった