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香港ドラゴン航空が「キャセイドラゴン航空」へ。ロゴや機体デザインを発表

キャセイパシフィック航空とブランドイメージ統合

2016年1月28日(香港時間) 発表

 キャセイパシフィック航空は1月28日(香港時間)、完全子会社の香港ドラゴン航空(Dragonair)を「キャセイドラゴン航空」へブランド変更することを発表した。両航空会社のブランドイメージを近づけることで、キャセイパシフィック航空が持っている国際的な高いブランド力と、香港ドラゴン航空が持つ中国本土への独自ネットワークを、より活用していくことが狙い。

 香港ドラゴン航空(Dragonair)は、2006年にキャセイパシフィック航空の完全子会社化。その後、23カ所の新規就航地を追加したほか、両航空会社をまたがって利用する人は700万人超と5倍に増加したほか、両航空会社の旅客数の合計は2200万人から3400万人(昨年)へ増加した。

 両航空会社は今後も独立した航空会社として経営が続けられる。ブランド変更により統一されたブランドイメージで展開していくものの、香港ドラゴン航空の特徴だった優れた中国料理や香港料理など顧客のニーズを反映した独自性は維持するという。

キャセイドラゴン航空のロゴ

 このブランド変更に伴い、キャセイドラゴン航空としてのロゴマーク、機体の塗装も規定。従来の香港ドラゴン航空の特徴であった赤色は維持するが、より深く豊かなトーンに。そして、キャセイパシフィック航空の特徴である「Brushwing」のロゴを採用する。

 機体の新塗装はキャセイパシフィック航空の新塗装に近いもので、垂直尾翼は赤いグラデーションペイントをベースにBrushwingが描かれたデザイン。香港ドラゴン航空の特徴だった龍のマークは、やや簡略化し、背中にグラデーションを加えたうえで機首部に配置する。この新塗装機のエアバス A330-300型機は4月に就航。順次ほかの保有機材にも展開していく。

キャセイドラゴン航空の機体デザイン

(編集部:多和田新也)