ニュース

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル、タイ料理フェア「Thai Temptation」

9月1日から。オールデイ・ダイニング「グランカフェ」にタイ人シェフ「Chef X」就任

2015年9月1日 実施

提供期間:9月1日~9月30日

タイの料理ソムタムを調理するシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル グランカフェ シェフ「Chef X」

 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市舞浜)は、9月1日より同ホテル内のレストラン「オールデイ・ダイニング グランカフェ」(以降グランカフェと記載)で「Thai Temptation」(タイ・テンプテーション)フェアを実施する。期間は9月30日まで。これに伴い、報道陣に内容が公開されたのでレポートする。

 グランカフェは、さまざまな年齢層や国籍に対応できるように多種多様な料理を楽しめるビュッフェスタイルのレストランだ。子供が自分で食事を取れる「キッズブッフェコーナー」も用意されている。今回のフェアでは、タイから同レストランに就任したシェフ ニックネーム「Chef X」(シェフ・エックス)がオリジナルアレンジを加えたタイ料理が用意される。タイ料理だけでなく、同時に通常メニューも用意されている。

 Thai Temptationは、「ランチブッフェ」(11時30分~14時30分、土・日・祝は15時まで)、「ディナーブッフェ」(17時~21時)で実施。「ランチブッフェ」の料金は大人3600円(土・日・祝は4200円)、「ディナーブッフェ」の料金は大人5400円(土・日・祝は6000円)。また、9月16日限定で「ランチブッフェ」の料金が大人2600円に割り引きされる。

グランカフェは、大きな吹き抜けのある明るいダイニング

 試食会の冒頭、シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル エグゼクティブ シェフ 竹内浩氏と同グランカフェ シェフ Chef Xより挨拶があった。

 竹内氏は、「Chef Xのコンセプトとして、ゲストがセルフでアクティビティを楽しむDIYがあり、多数取り入れられています。食事だけではなく、参加して楽しめるようになっています」とChef Xの紹介とともに挨拶した。

 今回のフェアよりグランカフェのシェフに就任するChef Xは、タイのデュシタニカレッジで学び、タイをはじめエジプトやシンガポール、香港、オーストラリアなど、さまざまな国の5つ星ホテルやレストランなどで16年以上料理に携わり、料理雑誌のコラム執筆、レシピ紹介、TV番組出演などメディアでも活躍している。Chef Xは、「お祖母様が早朝から毎朝食事を作ってくれていた経験から、美味しい料理を作るシェフになりたいと思うようになりました。Thai Temptationフェアから日本で料理を作ることができて嬉しいです。本日作ったマッサマンビーフカレーは、お祖母様のシークレットレシピで作っていて、すごくオイシイです。ぜひご賞味ください」と挨拶した。

シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル エグゼクティブ シェフ 竹内浩氏
新たにシェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル グランカフェ シェフに就任するChef X
竹内氏とChef X
報道陣向けに天然ココナッツドリンクが提供された。慣れた手つきでココナッツを割るChef X
天然ココナッツのドリンク。ココナッツは割ると中が水分になっていて飲める。栄養豊富

 Thai Temptationならではのタイ料理として、タイカレーやトムヤンクン、ソムタム、パッタイなどタイ料理の定番を中心に、アレンジされたメニューも楽しめる。辛さは少し控えめなので安心して食べられる。好みが分かれるパクチー(香草)は、多くの料理で別添えのため、好みに応じて乗せられる。いろいろな種類を少しずつ試せるので、タイ料理入門にももってこいだ。

 なお、タイ料理のメニューは、日替わりになっているので、ここで紹介したものと同じものが毎日提供されるわけではないので注意して欲しい。料理にはすべてアレルギー表記がされているので、特定のアレルギーがあっても安心して食べられる。アレルギーは予約時に事前に相談しておくとベストだ。

 Chef Xによると、味は日本人向けに辛くなりすぎないように工夫しているとのこと。スパイスは豊富に入れているが、唐辛子の種は取り除き、風味は残しながらも辛みを抑えているそうだ。確かに辛すぎず、それでいてスパイスの味は複雑で深みがあり美味しく感じられた。また、グローバルにさまざまな国で料理を作る際には、国により塩分量が異なるので注意しているとのことで、日本人向けの塩分量や辛さになるよう気を付けていると、語ってくれた。

 Chef Xは、奥様が日本人であり、日本の温泉が好きで、各地をまわって温泉旅館の料理を食べて研究したそうだ。そういったアレンジが、料理に活かされている。例えば、グリーンティとココナッツのパンなどは、日本料理からインスピレーションを受けた9月の限定メニュー。今後行なわれるタイ料理以外のフェアも引き続き担当するので、いろいろ増やしていくそうだ。10月からはハロウィンのフェアを担当する。なお、Chef Xというニックネームは、お母さんが日本のマンガからインスピレーションを受けて付けてくれたとのこと。

「マッサマンビーフカレー 牛肉とココナッツミルクのタイカレー」。スパイスがよく利いているが、激辛ではなくマイルドで食べやすい。とろとろの大きな牛かたまりが入っている
グランカフェの料理提供カウンター周辺
「プーパッポンカレー タイ風チキンチリクラブ」。カニの風味がとてもよくでている。カニ足の付け根をしゃぶると美味
「パッタイ タイ風焼きそば」。日本の焼きそばより甘めの味付け
タイレストランのテーブルには必ず置いてある調味料ももちろん用意されている。ナンプラー、チリピクルス、カシューナッツ、チリオイル、砂糖。中央はパクチー
「トムヤンクン」。タイ料理定番のスープ。辛さは控えめで、ほどよい酸味
「カオマンガイ タイ風チキンライス」。ライスはもちろんタイ米。パクチーはお好みで添える
自分で湯通しして作るラーメン。お好みでタイ風の鶏のスパイシーココナッツスープか、日本風の下総醤油ラーメンスープをかける
ラーメンの見本。右がタイ風で左が日本風
「真鯛と香味野菜の蒸し物」
「ガイヤーン タイ風グリルチキン」。ソムタムを添えて食べよう
「ソムタム グリーンパパイヤのタイ風サラダ」。すりこぎで叩いて潰す。パパイヤの甘さとライムの爽やかさ、辛みが同居
「シーフードとミックスベジタブルのタイ風サラダ」
「タイ風スパイシーグリルサラダ チリライムソース」
野菜や果物に彫刻をほどこすタイ・カービングも展示され、華やかさを演出

 タイ料理以外のレギュラーメニューも豊富に提供される。タイ料理に偏らずいろいろ食べられるのも、ビュッフェのよい点だ。

 新たに作られた肉の鉄板焼きコーナーは、好みの肉を皿に選び、テーブルに用意されているテーブル番号のクリップと一緒に渡すと、焼きあがったらテーブルまで運んできてくれるというシステム。焼きたてを食べられる。ソースなどは先に席に持っていっておこう。

肉の鉄板焼きコーナー。ビーフ、ポーク、チキン、イカ、ラムチョップ
好みの肉を選びテーブル番号のクリップを渡すと、その場で焼いてテーブルまで運んできてくれる
「ローストビーフ 玉葱と下総醤油のソース」
「サーモンとズッキーニ キャロットのグリル ほうれん草ソース」(左)、「スズキとチェリートマト バジルソース」(右)
パスタ。「アマトリチャーナ」(左)、「ガパオパスタ」(右)
グリル野菜。ストウブを使った無水調理。野菜本来の旨みが味わえる
ピザは窯焼き。「マルゲリータ」(左)、「タイ風グリーンカレーピッツァ」(中)、「クアトロフロマージュ」(右)
ホームメードのパニーニでサンドイッチを作れる
パニーニに挟む具材
ケイジャンサーモンを使ったニース風サラダ(奥)、フジッリとスモークチキンのサラダ アンチョビビネグレット
サラダバー
パン。フォカッチャやライロールなど多数揃える
グリーンティ(抹茶)とココナッツのパン

 デザートも、タイ風のメニューが用意されている。ほか、キッズ用のスペースの充実が図られているのが特徴的。キャンディによる目立つデコレーションが施され、綿あめやポップコーンマシンが置かれて、お祭り会場のような雰囲気となっている。キッズビュッフェカウンターとして、低い位置のカウンターが用意され、自分で作ることができる綿あめも同じ高さにある。ファミリーで楽しめそうだ。

お菓子で作られた「ペントン」(シェラトンのマスコット)
中央の目立つ位置にあるキャンディのタワー
周囲のキャンディはとって食べることができる
キッズビュッフェカウンターは、低い位置にある。手では直接取らないように大人が見ていてあげる必要はある
キッズビュッフェカウンター。ペントンチョコ、ポテトサラダ、ワッフル、フライドポテト
キッズビュッフェカウンター。ナゲット、クリームコロッケ、パイ、マフィン
キッズビュッフェカウンター。わた飴は作って楽しめる
ポップコーン
棒付きのキャンディ
バームクーヘン。蜂蜜をかけて
蜂蜜は、蜂の巣から直接落としている
マンゴーショートケーキ
チョコレートケーキ
エキゾチックムース
タイ風のデザート。マンゴーとタイ米団子、タイ風ココナッツプリン、くわいのココナッツスープ、メロンサゴ

 シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルは、東京ディズニーリゾートにあるため、ディズニーリゾートへ遊びに行って宿泊する時の食事と捉えられがちだが、東京駅からJR舞浜駅までは16分。舞浜駅からディズニーリゾートラインに乗り、「ベイサイド・ステーション駅」で降りて目の前と、都心からのアクセスはとてもよい。舞浜駅横にあるショッピングモールのイクスピアリと合わせて、デートコースでの食事などにも気軽に利用できる圏内にある。周辺はリゾートの異空間な雰囲気が楽しめる。9月はタイ料理ファンを誘って、ぜひグランカフェを楽しんでみて欲しい。

 また、9月29日には、Chef Xがグランカフェ店内で料理教室を開催する。11時受付開始。料金は一人4000円で、ランチとChef Xからのスペシャルドリンクが付く。予約はグランカフェで受け付けている。

Chef Xは笑顔の似合うとても気さくな人柄。撮影やインタビューも快く応じてもらえた。今後も世界と日本をミックスさせ、どんな料理を味あわせてくれるのか楽しみだ

(村上俊一)