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ANA、羽田~シドニー線をボーイング 787-9型機で12月11日就航

16年振りの豪州線運航

2015年7月16日 発表

2015年12月11日 就航

ANAのボーイング 787-9型機

 ANA(全日本空輸)は7月16日、羽田国際空港~シドニー(オーストラリア)線を12月11日に就航することを発表した。機材は最新鋭機のボーイング 787-9型機を使用する。

 ANAは1999年に関西国際空港~シドニー線を運休して以来、オーストラリア路線は運航しておらず、12月11日に就航する羽田~シドニー線は16年振りの就航となる。同社が加盟するスターアライアンス加盟エアラインには、ニュージーランド航空があるが、日本とオーストラリアを結ぶ直行便はなく、アライアンスとしてもオセアニアへのネットワーク拡大という点で意味がある就航といえる。

 ANAではシドニー線再就航の理由として、日本から毎年30万人を超える日本人が渡航していること、オーストラリアから日本への訪問者数も2014年には30万人を超え、過去5年間で3割以上増加したこと、2015年年1月に日・豪経済連携協定(EPA)が発効されたことで経済連携が一段と進み、二国間関係が一層強化されることが期待されていることを挙げている。

 運航する便は下記のとおりで、羽田発~シドニー着、シドニー発~羽田着ともに、夜間にフライトし、到着地に早朝に着くスケジュールとなっている。なお、羽田発~シドニー着は12月11日に運航を開始し、シドニー発~羽田着については、その折り返し便となる12月12日発の便をもって運航開始となる。

NH879:羽田(22時10分)発~シドニー(09時35分+翌日)着
NH880:シドニー(21時30分)発~羽田(05時05分+翌日)着

 運航機材は、ビジネスクラス48席、エコノミークラス167席となる、国際線仕様のボーイング 787-9を使用する。

(編集部:多和田新也)