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JAL東京五輪応援機「JAL FLY to 2020 特別塗装機」の発表会での嵐のインタビュートーク 質疑応答全文

2015年6月26日 開催

国内線に6月27日より運航している「JAL FLY to 2020 特別塗装機」。機材はボーイング 777-300型機(登録記号:JA751J)

 JAL(日本航空)は、2020年に東京で開催されるオリンピック・パラリンピック競技大会に向けた応援キャンペーンの第1弾として、6月27日より特別塗装機「JAL FLY to 2020 特別塗装機」を国内線で運航している。

 6月26日の同機の発表会には、2010年から同社のCMでメッセンジャーを務める嵐のメンバー、大野智氏、相葉雅紀氏、松本潤氏、二宮和也氏、櫻井翔氏が登場。大野氏の「JAL FLY to……」という呼びかけのあと、全員で「2020」とコールし、「JAL FLY to 2020 特別塗装機」がアンベールされた。また発表会では嵐のメンバーと司会役によるトークショーが行なわれた。会の中でのトークショーは、6月26日に掲載した記事で全文をお伝えしたが、今回はその後に行なわれた、テレビ局各社と嵐の質疑応答について全文をお伝えする。

 なお、本機の実物を見てみたい! という場合は、この記事を参照して頂くと「JAL FLY to 2020 特別塗装機」の現在位置を探すことができる。JALによると著名人でJALの機体デザインをしたのは、嵐の大野氏が初めてだとのこと。本機や嵐が登場するテレビCMは7月中旬より放映を予定している。

――まずメンバーの皆さんの全員にお聞きしますが、改めてお披露目された特別塗装機をご覧になっていかがだったでしょうか? 櫻井さんからお願いいたします。

櫻井氏:そうですね。今までにも何度か僕らの顔がプリントされるというのはあったんですが、メンバーが描いた絵がというのは無かったので、ただの1筆も描いてないんですけど……、ありがとうございますという感じです。機体の右下に“Designed by Satoshi Ohno”と入っているんですよ。あれは凄いですよね。僕の立場から言えるのは以上です。僕の立場から言えるのは、今回も写真で写れてよかったですということです(笑)。ほとんどみんな同じ気持ちですよね?そうだよね?

「JAL FLY to 2020 特別塗装機」として運行しているボーイング 777-300型機(登録記号:JA751J)
大野氏がデザインしたラッピングの右下には“Designed by Satoshi Ohno”の文字が

一同:嬉しいですよ。我々もね。リーダーの絵がこうやってデカール機になるというのは。なかなか無いものね。少なくとも俺らの絵はならないからね。絶対にね。話ありました? 相葉さんとか「絵描いてみるか?」とか。振られました?

相葉氏:いえいえ、全然知りませんでした。できあがるまで知らなかったですよ。(私は)選考もれですから。

一同:凄いよね。画家です。画家。

――そういった形で絶賛ですが、大野さん、ご自身が描いた絵が機体に載っているわけですが、どうですか?

大野氏:本当、最初は「本当にいいのかな?」とか「大丈夫ですか?」。そういう感じはしました。最初ずっと。で、逆にもう何を描いていいのか分からなくなってしまって。最初の方は。だから僕の絵のタッチでいきなり描いても……と思ってしまい、そして考えたときに、言葉を、「輝き」や「希望」だったりというキーワードを頭に入れてから描きましたね。

――大野さん、できあがっていま見た感想はどうでしょうか? ご自身としては。

大野氏:そうですね。結構、元絵は小さく描いたんですが、やはりあれだけデカいとビックリしました。

――今回の製作期間はどれぐらいかかったんでしょうか?

大野氏:話をいただいてから、ひと月ぐらいですね。

櫻井氏:描き始めて(ひと月)?

大野氏:いや、話をいただいて、頭の中で考えて、描き始めたのはだいたい2週間ぐらい。で、結構じっくりと、一気に描かないで(製作しました)。

松本氏:カラフルだよね?

大野氏:色鉛筆で、あえて綺麗にやってみました。あまり色鉛筆は使ったことないのですが、やってみようかと思いました。

――製作期間中に一番、苦労された点とかはありますか?

大野氏:僕はあまり、細かくカラフルな色って使ったことなかったので、色のバランスなどが非常に難しくて、まずペンで下描きしたあとに、それをコピーして色々な色を塗って試しました。それで最終的にこの色がバランスがいいなと思って、清書として描きました。

――メンバー全員にお聞きしたいのですが、5年後に東京オリンピック・パラリンピックを迎えますが、2020年に嵐のメンバーでやってみたいこと、もしくは目標などありますか?

二宮氏:みんなでオリンピック見に行きたくないですか?

櫻井氏:いや、もちろんですよ。

相葉氏:それ! 行きましょう。

櫻井氏:え? 獲りに行きましょう??

相葉氏:いや、違う「それ!行きましょう」です。いや、違いますから。

松本氏:メダル獲りに行くんですか?

相葉氏:違う違う。

二宮氏:目標が違うかと思った。俺らと。

松本氏:見るでいいんですよね?

相葉氏:(必死な感じで)当たり前じゃないですか、現実的じゃ無いですよ。出るほうじゃ無くて、見るほうです。

松本氏:ああ、よかった。

一同:ビックリした、行きたいですよね。みんなで。

――先ほど、大野さんが1カ月かけて製作して悩んだとのことですが、メンバーに相談したりはしましたか?

大野氏:相談はしてないですね。ええ、逆に相談したら困っちゃうんじゃないですかね?

――メンバーの皆さんは大野さんがこういうプロジェクトで描いているということはご存じでしたか?

松本氏:いや、最初は知らなかったです。CMにも入っているんですけど、僕らはCMを撮っているときに初めてこの元絵を見せてもらって、「え?こんなのやってんの?」と、リアルにCMの中で驚いてますね。

――でも、今は便乗という話もありましたが、メンバー4人から大野さんに何か感謝のご褒美ですとか何かそういうものは考えているんでしょうか?

(メンバーがお互いに顔を見合わせて)

相葉氏:何か欲しいですか? 欲しいものがあれば逆に……(笑)

松本氏:いま言っておいた方がいいですよ。

大野氏:いや、まぁ、今度奢ってくれれば……、何の問題もないです。ラーメンで大丈夫です。

――先ほど、5年後にという話がありましたが、2020年には嵐も20周年を迎えますし、大野さんは大台に乗ると思いますが、5年後の自分に送りたい言葉はありますか?

二宮氏:ありますか? 大台に乗るらしいですよ?先生。

大野氏:(悩んだ感じで)言葉ですか……。

櫻井氏:“FLY to 40”ですよ?

大野氏:(笑)。そうですね。40歳ですか? 40歳に見られないような若々しい自分でいたいですね。

――いまちょっとそういう風に見られているところも?

大野氏:そうかも分からないので、見た目も変わらず居られたらいいですね。

――メンバー、それぞれでいかがでしょうか? 5年後の自分に関しては?

一同:いや、なんですかね? 5年後……

二宮氏:あまり考えたことなかったです。なんか、明確なオリンピック・パラリンピックという大きな大会があるので、自分の目標というよりも大会を楽しみにしていたので、自分の5年後という感じはあまりしてなかったかな?

松本氏:オリンピックが決まってから2020年というのが、目標というか1つの目安になるよね。

――個人的に相葉さんは「相葉ジャパン」としては?

相葉氏:よくご存じですね(笑)。ありがとうございます。そういう企画で目指していたという感じです。

松本氏:本当に行けると思ってます?(笑)

二宮氏:(相葉さんに向け)ちょっと笑いながら質問されてますよ?(笑)

相葉氏:ご存じです? 綱引きを僕は頑張っていたんですけど、綱引きはもれましたので……。違う競技でちょっとね。まぁ……応援で頑張ります。

――シフトチェンジされたということですね?

相葉氏:そうです。

――先ほどの会見で、この機体に乗ってみなさんでどこかに行きたいと仰っていましたが、例えば国内外問わずこの機体で行けるとしたら、どちらに皆さんで行きたいですか?

櫻井氏:国内でなくても? この機体は国内線用ですが(それは置いておいて)。一番近いと言えば、大野さんの上海の個展があるので(上海ですね)。

松本氏:これで行ったらカッコいいね。

二宮氏:カッコいい。

櫻井氏:まるでプライベートジェットよ。見え方は。

二宮氏:本当そうだよね。自分で描いたので現地に行かれるわけですから。

櫻井氏:これはいいんじゃないですか?

松本氏:俺ら個展全く関係ないですけど、付いて行っていいですか?

大野氏:付いてきて、付いてきて。

櫻井氏:ドヤ顔でタラップ降りていくよね。

大野氏:みんな、いたほうがいいですよ。

――大野さんのお伺いします。今回、飛行機がキャンバスとなりましたが、次回、こんなものに描いてみたいというのはございますか?

大野氏:いや、無いです。もうこれ以上のものはないです。この上ないですね。話頂いたら描きますけども……。

一同:(一同からツッコミ)え? 描くんですか?

大野氏:前向きに考えるということです。これ以上のものは想像つかないですよ。

櫻井氏:いま、謙遜しながら営業も掛けたんですね? さすがです。

大野氏:(笑)

――大野さん以外のメンバーの方にCMの収録中に製作の様子を少し見たという話があったと思いますが、大野さんが作品を作っているときの表情はいつもと違うのでしょうか?

松本氏:違いますね。若干、しゃくれるんです。集中するとね。

大野氏:なぜかね。

――大野さんは、普段作品を作るときはひとりでされるんでしょうか?

大野氏:そうですね。ひとりでないと描かないですかね。あまり。

松本氏:確かに描いているところは、あまり見たことないですよね。

大野氏:でもたまにひとりで描いていて、遠くから見ていたメンバーに聞くと、しゃくれているらしいですね。ひとりの時はずっとしゃくれていると思います。

――その時は、唯一しゃくれている大野さんが見られるということですか?

大野氏:いや、分からないですけど(笑)

――そんな大野さんに質問です。メンバーの似顔絵って描いたことあるのでしょうか?

大野氏:ありますよ。

――1番描きやすかったのはどのメンバーでしょうか?

大野氏:描きやすかったのは松本潤ですね。やっぱり、顔のパーツがハッキリしているので、(描くと)自動的に似てくるんですよ。あと、描き甲斐がある。

松本氏:ありがとうございます。

大野氏:陰をつける量が多いので。凄いホリが深いので。

――松本さんは大野さんが描いた似顔絵は見たことあるのでしょうか?

松本氏:あります。過去に誕生日プレゼントで絵を描いてもらったりとかありました。10代の頃に。

――逆に描きにくいメンバーはいましたか?

大野氏:翔くんがね。意外と難しかったです。顔がハッキリしているんですが、難しかったです。

櫻井氏:ごめんなさい。喜んでいいのか悲しんでいいのか全然……(笑)

――(櫻井さんも)誕生日プレゼントでいただいたのでしょうか?

櫻井氏:いただいています。さかのぼれば、デビューのときにCDに握手会の券か何かが付いていて、それに5人分、彼が似顔絵を描いていて……、15年前の11月にありました。まだ持っている方が居るかも知れないですね。

――今回の機体は大野さんのデザインに皆さんのお写真ですが、今後は皆さんのお写真も大野さんの似顔絵になるということもありますか?

大野氏:それはでも……、ちょっと微妙に似てなかったらヤバいですよね。

――ありがとうございました

編集部:柴田 進