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シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテルのレストラン「オールデイ・ダイニング グランカフェ」に行ってみた
(2015/6/10 00:00)
- 6月のフェア「ぎゅぎゅっと千葉ブッフェ」
- 2015年6月4日~30日 開催
- 営業時間:6時30分~23時00分
東京ディズニーリゾートにある「シェラトン・グランデ・トーキョーベイ・ホテル(千葉県浦安市舞浜)」は、4つのレストランがあり、その中でも「オールデイ・ダイニング グランカフェ」(以降グランカフェと記載)は吹き抜けの広い空間に360席もの客席を誇るビュッフェ形式のレストラン&カフェだ。
時間帯によって「ブレックファストブッフェ」(6時30分~10時00分)と「ランチブッフェ」(11時30分~14時30分/土・日・祝は15時00分まで)、「ディナーブッフェ」(17時00分~21時00分)「レイトナイトブッフェ」(21時30分~23時00分)とあり、それぞれ価格も2700円~5400円と異なる(詳細はhttp://www.sheratontokyobay.co.jp/restaurant/rest/glan.htmlを参照)。特徴的なのは「レイトナイトブッフェ」だ。これは近隣のディズニー・リゾートで22時の閉園近くまで過ごした人向けの時間帯で、ディズニー・リゾートでパレードを見るなど閉園ギリギリまで目一杯遊んでからでも夕食をとることができる。また、ディズニー・リゾート内で夕食をとった場合でも、デザートや夜食が食べたいというときにも利用しやすいように大人2700円と他の時間帯に比べて価格が抑えられているのもうれしいところだ(時期によって提供しない場合もあり)。
ホテルにあるビュッフェだけあり、様々な年齢層や国籍に対応できるように多種多様な料理が楽しめるのもグランカフェの特徴だ。和洋中と3大カテゴリーのメニューがあるのはもちろん、常時2種類が用意されているカレーやデザート、アイスクリーム、子供用のメニューが揃っており、子供が自分で食材を取れる「キッズブッフェコーナー」、ソフトドリンクの飲み放題(800円)、アルコールの飲み放題(2600円)といった、ディナーとしてしっかり食べたいという場合から、スイーツバイキングとしてデザートを満喫するといった利用ができる。土日祝日や週末などのランチタイムは11時30分と13時30分よりの2時間制となっており、混雑時は90分制になる場合があるが、それ以外はブッフェでありがちな制限時間は設定されていないため、ゆっくりと多彩な料理を楽しめる。
また、数日宿泊する宿泊客やリピーター客も飽きないように、メニューは日替わりのものや月替わりのものが用意されており、記者が訪れたときには「7日間だけのイタリアンフードウィーク」が開催されていた。このイベントでは、シェラトン・マカオホテル コタイセントラルの人気イタリアンレストラン「Bene」(ベーネ)の副総料理長 ガエターノ・パルンボ(Gaetano Palumbo)氏が来日し、オリジナルアレンジのメニューや熟成生ハム、チーズ、パンナコッタ、ティラミスといった本格的なイタリアンを味わうことができた。
6月4日~30日には「ぎゅぎゅっと千葉ブッフェ」が開催されており、千葉県産の味噌とパルメジャーノチーズで味わうローストビーフや、千葉の海で獲れたイワシやアサリなどのシーフードを楽しめる。
実際に様々なメニューを試食したが、どれも単品で注文しても満足できるぐらいの食材と味わいとなっており、特にローストビーフは、日本人好みに脂身がある肉を柔らかく仕上げており、独自のソース(6月はガーリックオニオンソース)と合わせると何枚でも食べたくなる逸品だ。もちろん、提供する際にはシェフがその場で切り分けてくれる。
また、厨房にある石釜で焼いた焼きたてのものが提供されるピザも見逃せない存在だ。記者はちょうどランチタイムに訪れたが、焼きあがって並べられたピザはあっという間に無くなっていた。焼きたてというだけでも十分に美味だが、グランカフェのピザはチーズが濃厚でコクがあり、市販品のピザと比べると、同じマルゲリータでもハッキリと味の違いが分かる。
和食コーナーで目を惹いたのが、大きく据えられた「真鯛と香味野菜の蒸し物」だ。これは見事な真鯛を1匹まるごと使い、蒸し物として薬味と一緒にいただくもの。金山時味噌など6種類の薬味から選べる。蒸し方の絶妙さはもちろん、薬味と見事にマッチして真鯛の味わいを引き立たせていた。
中華のコーナーは、「海老の玉子チリ煮込み」や「牛肉チャーハン」など日本人にもおなじみのメニューが多く揃えられていた。
カレーコーナーでは「海老と野菜のグリーンカレー」と「甘口ビーフカレー」を提供しており、スパイシー好きから子供まで幅広く対応できる。また、ライスは千葉県産の白米のほかタイ産のジャスミンライスと2種類から選べるのがうれしい。
ディズニー・リゾートといえば、おやつにチュロスを食べるという人も多いだろう。記者が取材した日にはグランカフェでは「キッズブッフェコーナー」で揚げたてのチュロスを提供していた。このコーナーでは日替わりで様々な実演メニューを提供しており、「ぎゅぎゅっと千葉ブッフェ」では「ピーナッツどらやき」を提供する。チュロスのように目の前で材料を絞りながら揚げるのを見るのは見た目にも楽しい演出だ。他にもアイスやフルーツなど、様々なスイーツを味わえるので、スイーツだけ食べていても飽きが来ないバリエーションの多さだ。なお、メニューは時間帯や日、月毎、季節で替わるため、訪れたときにここで紹介したメニューが必ずしも提供されているわけではないのでご了承いただきたい。
グランカフェの中心には、シェラトン・グランデ・トーキョーベイのオリジナルキャラクター「ペントン」が飾られているが、実はこれはお菓子でできている。また、背の低い「キッズブッフェコーナー」に並んでいるため、大人は見落としがちだが、ペントンのオリジナルチョコレートも提供されている。見た目は普通のチョコレート菓子だが、やはりホテルのオリジナルだけあり、食べてみるとコクのあるミルクチョコレートを使っている。なお、このチョコレートはお土産として購入することもできる。
ホテルならではのホスピタリティがあるのもグランカフェのポイントだ。メニューの銘板をよく見ると、牛乳やエビ、小麦、卵などマークが付いている。これはアレルギーに関する材料表記だ。これを絵として銘板に入れることで日本人はもちろん、外国人の利用者にも分かりやすくしている。
さらにユニークなポイントとしては、ホテルの庭園に調理に使うハーブの畑があることだ。これはグランカフェのシェフ自らが育てている自家製農園で、毎朝その日に使うハーブをここから摘んで使っている。
グランカフェの前にはホテルの庭園が広がっており、常時何らかの花が楽しめるようになっている。ちょうど、訪れたときにはバラを中心とした花々が彩りを見せていた。庭園の奥側には、噴水のような水辺が作られている。実はここは夏場はプールとしてオープンしており、深いところで水深は2m。シンクロナイズドスイミングの発表会なども行なわれる本格的なプールだ。また滝壺の裏は、夏場に「GROTTO BAR」というバーがオープンしており、泳ぎながらお酒を楽しめる。さらに、パターゴルフのコースも庭園にあり、ホテルの宿泊客はもちろん、そうでない場合も1日中ここで遊べそうだ。
ホテルのビュッフェだけあり、食材や味の面で上質なのはもちろん、夏場にはプールとしても遊べる穴場的なスポットなので、宿泊の選択肢としてはもちろん、ディズニー・リゾートやイクスピアリを訪れた際や、東京近郊でグルメを楽しみたいという場合に訪れてみてはどうだろうか。