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NEXCO中日本、天然温泉施設「よりみち温泉」を4月1日オープン
東海環状道 土岐南多治見IC近くの「テラスゲート土岐」内
(2015/3/26 00:00)
- 2015年4月1日グランドオープン
NEXCO中日本(中日本高速道路)とNEXCO中日本開発は3月25日、東海環状自動車道 土岐南多治見IC(インターチェンジ)の隣接地で建設中の複合商業施設「テラスゲート土岐」内に露天風呂を持つ天然温泉「よりみち温泉」を、報道陣向けに事前公開した。
テラスゲート土岐は4月24日にグランドオープンするが、よりみち温泉はそれに先行して4月1日にオープンする。3月26日~29日の期間はプレオープンとして営業。プレオープン中は100円引きで入浴できる。
よりみち温泉を含むテラスゲート土岐は、「高速道路沿線自治体と連携した地域開発」という開発コンセプトの複合商業施設。高速道路外での大規模地域開発として、初めての取り組みになるという。
NEXCO中日本開発 代表取締役社長 伊藤浩氏から挨拶があり、「天然温泉の露天風呂は周囲から隠さなけりゃならないのですが、それが残念なほど眺めは抜群です。我々が高速道路のサービスエリア以外で、これほどの大規模商業施設を手がけるのは初めてのケースになります。またテナント様を誘致してではなく、グループの直営となり、一歩踏み込んだ取り組みになります。みなさまから愛される温泉施設にしていきたいと思います」とオープンへの意気込みを語ってくれた。
風呂は「森の湯」と「空の湯」があり、作りが少しだけ異なっている。内覧会当日は森の湯が男性で、空の湯が女性になっていた。これは定期的に入れ替えがある。
露天風呂には雨の日を考慮して屋根がある。掛け流しの露天風呂以外にも、石壺湯や源泉に炭酸を溶け込ませた超炭酸温泉風呂、寝た状態で入れる寝転湯があり、いろいろ楽しめる。実際に入ってみたところ、温泉は少し白濁して温度は約43度と、とても柔らかい肌あたり。超炭酸温泉風呂は、入ると泡が体毛に付くので炭酸が混じっていることがわかる。こちらは少しゆるめで40度前後だった。
内湯も炭酸風呂やシルク風呂など充実しており、各種ジェットバスも回遊式になっていて楽しめる。洗い場は個別に仕切っているタイプで、周囲にシャワーが飛び散らないようになっている。サウナも用意されていて、エステサロンが行なう「あかすり」用の部屋もある。全体的に上質感のある作りの温浴施設になっていた。
また、風呂とは別料金となるが、岩盤浴の施設もとても充実しているのが特徴。こちらは癒、笑、静、健、爽、潤と6種類のテーマに分かれた部屋になっていて、それぞれ趣向を凝らした岩盤浴が楽しめる。とくに「笑」の部屋は、定期的にロウリュウのアトラクションがあり、「潤」の部屋ではピンク色をした岩塩を使用した空間にするなど、特色ある施設になっている。なお、ロウリュウとは、熱したサウナ石にアロマ水をかけて発生する蒸気を循環させ発汗をうながす、フィンランド発祥のサウナ入浴方法のことだ。新陳代謝を高め、発汗効果を高めることができる。
よりみち温泉は温浴施設だけでなく、エステサロン「うつくし処 華」とレストラン「桔梗」といったスペースも用意されている。もちろんこれらの提供は別料金になるが、どちらも本格的かつ上質なサービスが提供されていて、こちらを主な目的として来ても満足できるだろう。エステサロンでは、ボディケア、フットケア、タイ古式セラピー、体幹スタイルアップストレッチ、あかすりエステのメニューが用意されている。また、最新の痩身エステマシンが導入されていて、これを使った痩身エステもある。
レストランは地産地消がテーマで、飛騨牛のステーキやひつまぶし、名古屋コーチン玉子丼、天むすなど地元色が豊かなメニューが食べられる。高速道路での旅行途中に立ち寄れば、地場の食材が楽しめる。もちろん一般的なカレーやナポリタンといったメニューも揃えているので、多人数で訪れても不満が出ることはないはずだ。個室も用意されていて、宴会の対応も可能。
敷地内には、NEXCO中日本開発が運営する地域密着型ショッピングセンター「まちゆい」も作られているが、こちらはまだ工事中。4月24日からのオープンとなる。
よりみち温泉のある土岐南多治見IC近辺には、「土岐プレミアムアウトレット」がある。ショッピングの帰りに、よりみち温泉にちょっと立ち寄って汗を流すのもよいだろう。
温浴施設「よりみち温泉」
営業時間:9時~24時(平日・土日祝日とも)
建物延床:3440m2(2階建て)
風呂種類:14種類
岩盤浴種類:6種類
温泉利用料金(大人料金):平日760円、土日祝日900円
岩盤浴利用料金(大人料金):平日700円、土日祝日800円