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羽田のANA上級会員向けチェックイン・保安検査場、新しくなる内部を見てきた
ANA SUITE CHECK-IN
2024年11月29日 13:20
- 2024年12月2日~ 開始
ANAは、羽田空港第2ターミナルの上級会員向けチェックインカウンターと保安検査場のリニューアルする。
12月2日にANAマイレージクラブのダイヤモンドサービスメンバー向けの「ANA SUITE CHECK-IN」、18日に上級会員(ダイヤモンド/プラチナ/スーパーフライヤーズ)とプレミアムクラス利用者向けの「ANA PREMIUM CHECK-IN」(北側)、2025年夏に同南側の切り換えを段階的に行なっていく。
リニューアルオープンに先がけて、ダイヤモンドメンバー向けのANA SUITE CHECK-IN内部を見ることができた。
大きなトピックはチェックインカウンターの増設とスマートレーンの導入で、特に後者については既存のSUITE CHECK-INでは旧来の検査機のため、カバンから液体物やノートPCを取り出す必要があるなど、混雑の要因になっていたという。12月2日以降の移設・リニューアルに伴うスマートレーン化によって、最大3倍の処理高速化が図られるという。
保安検査場Cのすぐ横に移設するSUITE CHECK-INは、機内などで使用して、割れてしまった食器を再生した陶板をファサードとして組み上げている。その陶板は、SUITE CHECK-INでは重厚感のある黒い仕上げ(PREMIUM CHECK-INは青)で、同社のロゴにもなっている尾翼の意匠を取り入れた菱形を組み合わせたデザイン。
内部に踏み入ると、かなりゆとりのある空間に車椅子対応も可能なローテーブルを含む6台のチェックインカウンターを配置。その背後には職人・久住有生氏が手掛けた左官壁とシルバーの大きなANAロゴを掲げており、カウンターのアクリル板には和紙の雰囲気を採用するなど、和のテイストを感じられる空間を作り上げている。また、床材にはカーボンニュートラルで製造した天然リノリウムを使っている。
施設奥にはQRコードなどで搭乗券を読み取る端末が2基あり、さらにその奥がスマートレーンになっている(旧式の検査機も1レーン用意していた)。
18日リニューアルのANA PREMIUM CHECK-IN(北側)については取材時点でまだ工事中で、入り口外観の確認に留まったが、ファサードの横に7機のチェックインを設けるほか、SUITE CHECK-IN同様にスマートレーンを導入。保安検査にかかる時間の短縮を期待できる。