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星野リゾート「界 奥飛騨」開業。中庭に湯の川が流れる山岳温泉と飛騨デザインにくつろぐ宿

2024年9月5日 開業

星野リゾートの「界 奥飛騨」が開業

 星野リゾートが全国に展開する温泉旅館ブランド「界」は、岐阜県で星野リゾート初進出となる「界 奥飛騨」(岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138)を9月5日に開業する。

 コンセプトは「山岳温泉にめざめ、飛騨デザインに寛ぐ宿」。山間の空気を感じる温泉と、飛騨地域の伝統と技術に触れてゆったり過ごす滞在を提供するという。

 大浴場の温泉や客室の露天風呂を堪能できるほか、中庭の湯の川や離れに併設した足湯など、温泉郷の魅力を楽しめる。

中庭に流れる湯の川
足湯

 かつて温泉街を歩いたように、館内は中庭を中心に東西の客室棟、湯小屋棟、離れの4つの棟で構成され、宿泊者が施設内を回遊する作りになっている。

 大浴場の露天風呂は雪の回廊をモチーフにし、白い天井に穴が開いた形状になっている。内風呂は源泉掛け流しの「あつ湯」とリラックスできる「ぬる湯」を用意。泉質は中性で肌に優しく、効能として筋肉や関節の慢性的な痛み、切り傷、冷え性、皮膚乾燥症、うつ状態、疲労回復、健康増進などが期待できるという。

雪の回廊をモチーフにした大浴場

 全49室すべてを木のやさしさに心くつろぐご当地部屋「飛騨MOKU(もく)の間」としており、客室は「紅」の色合いをポイントに、飛騨の工芸品を身近に感じられるデザイン。

 木工技術をモチーフに客室の寝台を覆うようなモダンなヘッドボードを配しており、窓とテラスからは館内の中庭や飛騨山脈の雄大な景色を望める。全49室のうち28室には、テラスに露天風呂を併設し、濡れたまま上がれるソファも備えている。

ご当地部屋「飛騨MOKUの間」

 地域の文化を体験できる「ご当地楽」では、「飛騨の匠体験」と題して木を曲げて風呂敷に結んで使う曲木のハンドルを作れる。

 夕食は、半個室スタイルの食事処で会席料理を提供。料理の盛り付けには囲炉裏端を思わせるデザインの古材を活用しており、特別会席では「飛騨牛の朴葉つと焼き」をはじめ地元の食文化を生かしたメニューを味わえる。

「ご当地楽」を体験できる空間
曲木体験
作った曲木ハンドルは風呂敷を結んで使える
囲炉裏端をイメージした盛り付け
飛騨牛の朴葉つと焼き
全国に展開する星野リゾートの温泉旅館ブランド「界」

星野リゾート 界 奥飛騨

所在地: 岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138
客室数: 49室(うち露天風呂付き客室28室)
客室タイプ: 特別室(定員2名)2室、露天風呂付き洋室(定員3名)26室、和室(定員1〜4名)19室、愛犬ルーム(定員3名)2室
料金: 1泊2万1000円〜(2名1室利用時1名あたり、税・サービス料込、夕朝食付)
付帯施設: フロント、ショップ、離れ棟(トラベルライブラリー、足湯)、食事処、大浴場(男女別、露天風呂各1、内風呂各1)、湯上がり処、湯上がりテラス、中庭
アクセス: 平湯バスターミナルから徒歩約4分、中部縦貫自動車道 平湯ICから約3分