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姫路城、9年ぶりに火薬を所蔵していた「との四門」を公開。通常は見られない搦手周辺エリアも

2024年9月1日~30日 公開

世界遺産・国宝である姫路城の特別公開を実施

 姫路市は、姫路城(兵庫県姫路市本町68)で通常は入れないエリアに立ち入れる特別公開を9月1日~30日に実施する。観覧料は200円で、別途姫路城の入場料(大人1000円、子供300円)が必要。

 今回の公開エリアは姫路城の東側に位置する地形と城郭の構造を利用し、高度は防御力を持つとされている「搦手(からめて)」の周辺エリア。

 門の内側に穴蔵が設けられ、火薬を所蔵していたという「との四門」は9年ぶりの公開となる。

 そのほか、2つの格子窓から射撃できる「トの櫓」や姫路城に現存する唯一の白漆喰を塗っていない櫓門「との一門」、城門と土掘りで構成された「枡形虎口」など、戦いへの備えを意識した仕掛けも多く見られるという。

 受付は9時~16時30分まで、井郭櫓で行なわれ、特別公開エリアは原則一方通行となる。観覧料は1人200円。

公開エリア
との四門
トの櫓
との一門・との二門と土掘りで構成された「枡形虎口」