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大韓航空、成田~済州(チェジュ)線を約4年半ぶり再開。直行便で約2時間30分の“韓国リゾート”へ初便飛び立つ

2024年7月19日 運航再開

大韓航空の成田~済州線が約4年半ぶりに運航再開

 大韓航空は7月19日、成田~済州(チェジュ)線を週3便で再開した。2019年11月の運休から約4年半ぶりの運航となり、この日は成田空港 第1ターミナルで記念イベントを行なった。

大韓航空の成田~済州線 運航スケジュール(2024年7月19日~10月26日)

KE2126便: 成田(16時35分)発~済州(19時25分)着、水・金・日曜運航
KE2125便: 済州(13時05分)発~成田(15時35分)着、水・金・日曜運航

 使用機材はボーイング 737-900ER型機で、ビジネスクラス8席とエコノミークラス165席の計173席。

 韓国の最南端に位置する済州島は、豊かな自然と温暖な気候、特産の黒豚や海産物を使ったローカルグルメで知られ、ソウルや釜山とはまた違った魅力が楽しめるリゾート。海沿いにはお洒落なカフェが立ち並び、“韓国のハワイ”とも言われる。

 これまで日本から済州島までは本土国内線での乗り継ぎが必要だったが、再開により直行便で気軽に行けるように。成田~済州間のフライトは約2時間30分で、1回の機内食(ホットミール)と済州産ピュアウォーターも提供される。

 記念イベントでは、大韓航空 日本地域本部長 イ・ソグ氏が登壇し、「東京と済州を結ぶ唯一の直行便であり、この再開にはとても意味がある」とコメント。運休前は週6便で運航しており、日本人と韓国人の乗客の割合が8:2であった同路線。今後は「ソウル、釜山に続く、韓国第3の都市として済州路線を活発化させていきたい」という。

大韓航空 日本地域本部長 イ・ソグ氏

 また来賓として参加した済州特別自治道 東京広報観光事務所 所長 大貫茜氏は「エメラルドグリーンのビーチ、世界遺産の巨大な岩山に溶岩洞窟などの大自然にあふれ、まわりの海で獲れた新鮮な魚介類や済州で育った黒豚などの地元グルメも充実しています。皆さんに済州のさまざまな魅力を楽しんでほしい」とアピールした。

済州特別自治道 東京広報観光事務所 所長 大貫茜氏

 会場の第1ターミナル 22番搭乗ゲート前には、現地のフォトスポットとして人気があるという済州の守り神“トルハルバン”石像のパネルが登場。再開初便となったKE2126便の搭乗客らには、記念品として大韓航空オリジナルデザインのポストイットも配布した。

 家族連れや年配夫婦など計160名を乗せ、梅雨明け間近のリゾート済州島へ向けて16時41分出発。済州国際空港には19時08分に到着する予定。

乗客に配布した記念品のポストイットと観光パンフレット
守り神“トルハルバン”のパネルも登場。済州島のあちこちに設置されている石像で、火山石でできている
家族連れや年配夫婦など、乗客160名をのせた初便。梅雨明け間近のリゾート済州島に向けて出発