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大阪城がすぐ目の前! 寝屋川と大川の交わるウォーターフロント「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」に泊まってみた
2024年5月17日 12:00
- 2024年5月1日 開業
世界有数のホテルブランドであるヒルトンが、大阪に新しく「ダブルツリーbyヒルトン大阪城」(大阪府大阪市中央区大手前1-1-1)をオープンする。5月1日のソフトオープンを経て、23日にグランドオープンを予定している。大阪らしさを取り入れた施設デザインや食体験、メジャーブランドならではのクオリティの高いサービスなど、一足早く体験できたので紹介しよう。
上質で気取らないサービスを提供する“ダブルツリー”ブランド
ダブルツリーbyヒルトン大阪城は、名称にあるように大阪城のすぐ近くに立地している。天満橋駅(京阪、大阪メトロ)からは徒歩で約5分、大阪駅からもクルマで約10分の場所にある。
ホテルは6~20階の15フロアに373室の部屋を用意し、オールデイダイニング・ラウンジ&バーやテイクアウトショップなどの料飲施設、フィットネスセンター・屋内プール、エグゼクティブラウンジ、宴会場・会議室といった施設も備えている。
ヒルトンブランドのなかで“ダブルツリー”は、「おもてなし。快適。スマート。人間味のある旅をお届けするホテル」と位置づけている。その一環で、チェックイン時には焼きたてのチョコチップクッキーをあいさつがわりに配っている。
水の都である大阪らしい立地と館内のインテリア
ホテルは寝屋川と大川の合流地点というウォーターフロントであることから、館内のデザインは“水の都大阪”をコンセプトにしている。江戸時代に大阪と江戸を行き来した商船「菱垣廻船」の特徴である菱形紋様を随所に取り入れ、カーペットは波を模した港をイメージしている。ロビーから客室エレベーターホールに向かう廊下は桟橋をイメージさせるもので、さながら船で大阪を巡るような仕掛けになっているのも特徴だ。
ロビーフロアの施設名にも注目!
6階のロビーフロアには、オールデイダイニングの「レストラン SEN(千)」、ラウンジ&バーの「ラウンジ&バー SEN(舟)」、テイクアウトショップの「マーケット SEN(川)」がある。それぞれ同じ音の“SEN”を取り入れた名称はスタッフの間で激論の末に決まったそうで、大阪らしさへのこだわりがここでも垣間見ることができる。
レストランの“千”は千客万来、天下の台所を体現する場所として、ラウンジ&バーの“舟”は水面を舟で浮遊するかのようなリラックスタイムの場所として、マーケットの“川”は川の流れのように、絶え間なく人や物、思いが往来する場所として名付けられている。
レストランには大阪らしいメニューもラインアップ
レストラン SEN(千)はビュッフェスタイルで料理を提供しているが、アラカルトも用意している。ビュッフェは和洋中の豊富なメニューに焼きたてのパン、フルーツ、スイーツなどがズラリと並べられており、自分好みで盛りつけ、思う存分に食い倒れることができる。
おもしろいのがその名も「おもろいコーナー」で、取材時は大阪名物であるたこ焼きをその場で焼いて提供していた。アツアツのたこ焼きがホテルで食べられるとはおそるべし。ちなみにレストランの個室の背景には、巨大なタコが描かれている。
営業時間は、ブレックファストビュッフェが6時30分~10時、ランチビュッフェが11時30分~14時30分、カフェが14時30分~17時30分、ディナービュッフェが17時30分~21時、アラカルトが11時30分~22時となっている。
ラウンジ&バーでは贅沢なひと時を過ごせる
レストランの隣には、落ち着いた雰囲気のラウンジ&バー SEN(舟)がある。大阪城を眺めながら、水運の都である大阪をイメージした店内でゆっくりとくつろぐことができる。営業時間は10時~23時となっており、フードや飲み物を提供。地元のクラフトビールをはじめ、シグネチャーカクテルも用意している。
また、12時30分~17時は午後の贅沢なひと時であるアフタヌーンティーを楽しむこともできる。提供されるティースタンドのトップには、ヌン活映えしそうな城を模したケーキが鎮座していた。
スタンダードな客室はキャッスルビューとリバーサイドビューを用意
客室は大きく分けると「ゲストルーム」「デラックスルーム」「エグゼクティブルーム」「スイートルーム」の4タイプを用意している。そして、大阪城を見渡せるキャッスルビュー、大川を望むリバーサイドビューに分けられている。
ゲストルームは「キングルームリバービュー」(26m2)と「ツインルームリバービュー」(28m2)がある。川面を行く遊覧船を見ながらリラックスでき、春なら川岸から造幣局にかけて咲き誇る桜を楽しむこともできる客室だ。
デラックスルームは「キングルームキャッスルビュー」(24m2)と「ツインルームキャッスルビュー」(26m2)がある。こちらは名前のとおりで、普段は見慣れない上から(もしくは同レベルの高さ)の大阪城を見ることができる。
高層フロアの客室はエグゼクティブラウンジも利用できる
エグゼクティブルームは17~20階の高層フロアに用意された客室で、大阪城側の「キングエグゼクティブルームキャッスルビュー」(25m2)と「ツインエグゼクティブルームキャッスルビュー」(25m2)、大川側の「キングエグゼクティブルームリバービュー」(26m2)と「ツインエグゼクティブルームリバービュー」(26m2)の4タイプがある。客室にはネスプレッソコーヒーマシンを備えており、20階にあるエグゼクティブラウンジが利用できる点も特徴だ。
大阪城を間近に感じられるスイートルーム
スイートルームは「キングプレミアムスイートルームキャッスルビュー」(92m2)と「キングデラックスルームスイートルームキャッスルビュー」(65m2)がある。リビングとベットルームにそれぞれ65インチのHDテレビ、Bluetoothスピーカーとワーキングデスク、広めのバスルームなどが用意されており、特別感あふれる最上クラスの客室になっている。もちろん、大阪城に近い場所に位置しているので眺望も抜群だ。
過ごしやすくて快適な最新の客室
今回は19階のツインエグゼクティブルームキャッスルビューに宿泊することができたので、こちらの設備を紹介しよう。
客室には55インチのHDテレビが設置されており、テレビ番組を観たりゲストサービスの内容などを確認できる。プラスチック削減のためにペットボトルの飲料水は置かれておらず、代わりにエレベーターホールの横にはウォーターサーバー&製氷機を用意している。
ベッドサイドの操作パネルで照明を細かく調整できるのは最新のホテル仕様といったところだ。加えて、充電に使えるUSBポートがType-Cに対応しているのも非常にありがたい。水回りの設備も機能的で充実しており、広めのバスタブでくつろぎながら入浴できた。
上級客室利用者のみに開放されている特別なラウンジ
エグゼクティブルームやスイートルームの宿泊客が使えるのが20階に用意されている「エグゼクティブラウンジ」。100席以上が用意された専用ラウンジなので、ゆっくりと過ごせるほか、時間帯によってはスナック、スイーツ、イブニングカクテルなどを楽しむことができる。夕食前にこちらでオードブル的なものを食べ、メインはレストランで楽しむといった使い方もオススメとのこと。
大阪城のすぐ近くという恵まれた環境にあるダブルツリーbyヒルトン大阪城は、観光にもビジネスにも使える利便性の高いホテルだ。ヒルトンブランドが長年培ってきたノウハウと大阪ならではの人情味あふれるホスピタリティは、利用客を満足させ、ニーズに応えてくれるはずだ。緑豊かな大阪城を気軽に散歩できるロケーションのよさも味わってもらいたい。