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フィジーに行くべき理由。物価が安くて英語圏、チップ・燃油不要のビーチリゾート

2024年4月22日 実施

会場ではフィジーのダンスカンパニー「VOUフィジー」によるパフォーマンスを行なった

 フィジー政府観光局とフィジー・エアウェイズは4月22日、都内で報道向けに「2024年ジャパンロードショー」を開催した。本イベントは南太平洋に位置するフィジー共和国を紹介するとともに、観光振興を図るため実施している。

 最初に登壇したフィジー政府観光局 地域統括責任者のロバート・トンプソン氏は「フィジーは2023年、92万9740人の日本を含む海外からのお客さまをお迎えいたしました。日本はフィジーにとって訪問者数トップ10に入る重要なマーケットです。このポジションを保持することに尽力しています。日本からの訪問者数は昨年、2019年比52.1%まで回復し7748人の方にお越しいただきました」とコメント。

 フィジーへのアクセスに関しては、国営航空会社である「フィジー・エアウェイズ」が成田とナンディ国際空港を結ぶ直行便を運航していることから、「日本からのアクセスがよく気軽にフィジーにお越しいただけます」と紹介。暖かい気候とカルチャーに触れることができることから、ビーチアクティビティやシュノーケリング、さまざまなユニークな体験が可能であると述べ、「ロマンティックな旅行や思い出に残る家族旅行にもピッタリな旅行先」だとアピール。「ヴィナカ・ヴァカレヴ(ありがとうございました)」と締めくくった。

フィジー政府観光局 地域統括責任者 ロバート・トンプソン氏

 続いてフィジー政府観光局 PRマネージャーの宮本紗絵氏が登壇。フィジーは南太平洋に位置し333の島からなり、四国と同じぐらいの面積であると前置き。中央部にあるビチレブ島が一番大きな島で全体の50%を占め、政治経済や人々の生活の中心となっているという。2番目はバヌアレブ島、3番目のタベウニ島にはかつて日付変更線が通っており、モニュメントが観光名所になっているなど、ロケーションを紹介した。

 フィジーを訪れる訪問者数は、2023年は92万9740人とコロナ前の2019年より4%増と戻りつつあるものの、日本人については7748人で2019年比で50%程度に留まっているとした。2024年は1月~3月で2264人と回復傾向にあるものの、2019年の実績にはおよばないことから、それを越えるべく取り組みを行なっていると述べた。

 そこで紹介したのが「フィジーに行くべき5つのポイント」。ホスピタリティや伝統、文化、そして美しいビーチリゾートといった部分はもちろん、日本からの旅行者にとってうれしいのが5つ目の項目。円安傾向が進みつつある昨今、燃油サーチャージを必要としないフィジー・エアウェイズが利用でき、そのうえでリゾート地でありながら物価が抑えられているのは大きなメリット。チップ不要や英語圏であることは海外ビギナーにも優しい限りだ。

フィジー政府観光局 PRマネージャー 宮本紗絵氏
日本からのアクセス
333の島からなるフィジー
日本人訪問客の推移
「フィジーといえばもっとも幸せな国」
フィジーに行くべき5つのポイント
フィジーのホテルではさまざまな環境保護活動が行なわれている
公式日本語サイトが公開された

 最後は、フィジー・エアウェイズ チーフ・マーケティング兼セールスオフィサーのアクイラ・バティウェイ氏が、同社の紹介やアクセスに関するプレゼンテーションを行なった。

「フィジーの国営航空会社であるフィジー・エアウェイズは、約10年ほど前には“エア・パシフィック・リミテッド”として、成田・大阪とフィジーを結んでいたが、現在はフィジー・エアウェイズのブランドで運航している」と前置き。

 現在は成田~ナンディ国際空港間を火・金曜の週2便運航しているが、2024年8月からは成田発が水・土曜、ナンディ発が火・金曜に変更になるとともに時刻を変更。ナンディ着が4時35分、ナンディ発が23時55分となることにより、フィジーでの滞在時間を延長できるほか、オーストラリアやニュージーランドに同日中に出発・到着できるようになると説明した。

 成田着に関しても6時10分となるため、アライアンスのメンバーであるジェットスター・ジャパンに乗り継げば当日中に日本国内に移動できることから、「8月2日のスケジュールチェンジによっていろいろな需要が高まるという形で期待している」と述べた。

 成田線ではエアバス A330-200型機をメインにしており、座席はビジネスクラスが2-2-2配置で24席、エコノミークラスが2-4-2配置で245席を用意。シートバックにはモニターを用意しており、オンデマンドでさまざまなエンタテイメントが楽しめるとした。

 同社は2018年に「ワンワールド・コネクト」に加盟して14社とコードシェアを行なっている。また、インターラインに関しては46社とパートナーシップを結んでいることから、「ヨーロッパから日本経由でナンディ」「香港、中国から成田を経由してナンディ」、また日本国内ではジェットスター・ジャパンを利用して「日本国内から成田経由でナンディ」といった利用が多いと紹介。

 サービス面でも多くのアワードを獲得するなど努力を続けており、今後も「受賞歴を増やしサービスを充実させていきたい」と述べた。運賃面では「フライ ユア ウェイ」と題し、ユニークな運賃体系を提供していると説明。シンプルな「ライト」から「ヴァリュー」「コンフォート」、そして日程変更や優先搭乗などにも対応する「プラス」と4つの運賃を用意しており、ショートステイならライトを、レジャーやビジネスなどはコンフォートやプラスを選ぶなどフレキシブルに選択できると述べた。最後に「フィジーには333の島がありますが、334番目の島がフィジー・エアウェイズということで、お乗りいただいたときからリゾート気分を味わっていただける」と締めくくった。

フィジー・エアウェイズの成田~ナンディ線(~2024年7月30日)

FJ350便: 成田(21時25分)発~ナンディ(翌09時55分)着、火・金曜運航
FJ351便: ナンディ(14時15分)発~成田(19時30分)着、火・金曜運航

フィジー・エアウェイズの成田~ナンディ線(2024年8月2日~)

FJ350便: 成田(16時30分)発~ナンディ(翌04時35分)着、水・土曜運航
FJ351便: ナンディ(23時55分)発~成田(06時10分)着、火・金曜運航

フィジー・エアウェイズ チーフ・マーケティング兼セールスオフィサー アクイラ・バティウェイ氏
成田~ナンディ便の運航スケジュール。2024年8月2日から変更になる
使用機材はエアバス A330-200型機がメインだがA330-300型機に変更されることもあるという
フィジー・エアウェイズの就航都市
ビジネスクラス。クッションはフィジー伝統のタパ柄を採用
エコノミークラス
シートバックモニターで機内エンタテイメントが楽しめる
アライアンスとパートナーシップ
アワード受賞歴
運賃体系