JR九州「SL人吉」用客車をDE10が牽引。豊肥本線・日豊本線などで4月にツアー

DL牽引で「SL人吉」客車でのツアーを実施

　JR九州は、「SL人吉」の客車を用いたツアー3コースを販売開始した。いずれも予約サイト「STORES」で受け付けている。

　2024年に運行を終了した「SL人吉」用客車の50系を、ディーゼル機関車のDE10形が牽引する形で運行する。4月19日から21日にかけて、以下のとおり3つのツアーを実施していく。

　19日～20日朝は「夜行列車で行く！50系客車豊肥本線の旅」を実施。20日の0時台（集合・出発日は19日）に熊本駅を出発し、車中泊しながら大分駅までを豊肥本線経由で片道運行する。ボックス席または2人掛け席を1組で使用することになり、2人利用時の1人あたりの価格は4人ボックス席で1万6500円、2人掛け席で9000円。

　20日の日中は「福岡・大分デスティネーションキャンペーン記念企画 50系客車特別運行！門司港への旅」として大分駅～門司港駅間を往復。門司港駅からは自由散策のほか、レストラン「MOJISHO」でローストビーフ丼を食べられるランチコースを選択できる。JR九州の旧本社ビルにある指令室を見学することも可能だ。価格は、食事のつかない自由散策コースが1万2800円、ランチコースが1万5300円。

　21日には「50系客車で行く！豊肥本線の魅力発見旅」として、大分駅から熊本駅までを昼行で片道運行。豊後竹田駅では地元によるおもてなし、阿蘇駅では道の駅阿蘇でのショッピングも楽しめる。価格は1万2000円。

客車車内