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ジェットスター、15年半ぶりに関空~ブリスベン線再開。横田支社長「関空発着の便を飛躍的に拡充する」

2024年2月2日 再開

ランプで報道陣のカメラ撮影に応じるジェットスター、関西エアポート、スイスポートジャパンの職員たち

 ジェットスターは2月2日、関空~オーストラリア・ブリスベン線の運航を開始した。同社は定期便として日本に初めて就航したLCCとして、2007年8月に関空~ブリスベン~シドニー線を開設。2008年9月に関空~ゴールドコースト線の新規就航に伴い運休しており、同路線は15年4か月ぶりの再就航となる。

再就航に際し用意した大型のパネル

 機材はボーイング 787-8型機を使用。ビジネス21席、エコノミー314席の2クラス355席。ブリスベン・関空ともに月・水・金・日曜発の週4往復8便で、ブリスベン発JQ23便が10時45分に出発、関空へは19時45分に到着。折り返し関空発JQ24便は21時45分に出発、ブリスベンへは翌7時25分に到着する。

ジェトスターの関空~ブリスベン線(2024年2月2日~)

JQ24便: 関空(21時45分)発~ブリスベン(翌07時25分)着、月・水・金・日曜運航
JQ23便: ブリスベン(10時45分)発~関空(19時45分)着、月・水・金・日曜運航

関空~ブリスベン線に使用するボーイング 787-8型機(写真は初便の機材、登録記号:VH-VKK)

 就航再開初日となった2日は、約7割が外国人の乗客で、283名(うち幼児1名)が搭乗。搭乗口となった関西空港ターミナル1の3番ゲート前には、関西エアポートの公式キャラクター「そらやん」も再就航のお祝いにかけつけ、JQ24便のクルーと記念撮影も行なった。また、搭乗に際し、地上ハンドリングを担当するスイスポートジャパンの職員が15年ぶりの再就航を祝う特別アナウンスも実施。ジェットスター航空 日本支社長の横田敏章氏らが搭乗客に記念品を手渡すなど、ゲート全体はお祝いムードに包まれた。

お祝いに駆けつけた関西エアポート公式キャラクター「そらやん」。特に外国人には日本のマスコットキャラクターは大人気なようで、記念撮影の列が途切れなかった
そらやんと記念撮影をするJQ24便のクルー。ジェットスターではおなじみの「あの」サウングラスを着用
15年ぶりの再就航を祝う特別アナウンスを実施するスイスポートジャパン職員
搭乗客に記念品を手渡すJQ24便クルー
ジェットスター航空 日本支社長の横田敏章氏も乗客に記念品を手渡す

 乗客を乗せたJQ24便は、22時2分にブロックアウト。ランプではジェットスター職員や関西エアポート、スイスポートジャパンの職員らが横断幕を持って初便を見送った。ブロックアウトした機体は、22時20分にRWY06からブリスベンへ飛び立った。

ランプの報道陣のカメラに気が付き手をふるJQ24便のコクピットクルー
横断幕を持つ、ジェットスター、関西エアポート、スイスポートジャパンの職員
プッシュバックされるボーイング 787-8(登録記号:VH-VKK)に手を振って見送るジェットスター、関西エアポート、スイスポートジャパンの職員
3番スポットからプッシュバックされ、RWY06に向かうJQ24便

 今回の再就航に際し、ジェットスター航空 日本支社長の横田敏章氏は、「本日無事に関空~ブリスベンの就航を迎えることができた。15年ぶりの再就航までに多くの方々に大変な協力を賜ったこと、この場を借りて御礼申し上げたい。関西空港はジェットスター航空が2007年3月にLCCとして初めて就航した思い出の地。(既存の)関空~ケアンズ線、今回の関空~ブリスベン線、4月からは関空~シドニー線を就航する予定。関空発着の便を飛躍的に拡充する予定にしている」とし、今後の展望を語った。

ジェットスター航空/ジェットスター・アジア航空 日本支社 支社長 横田敏章氏