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JR東日本、利用が少ない線区の経営情報(2022年度分)を開示。34路線62区間で赤字に

2023年11月21日 発表

開示対象線区の利用状況

 JR東日本は、これまで情報開示の観点から、駅別乗車人員や路線別の平均通過人員、旅客運輸収入のデータを開示してきた。2022年からはこれらに加え、持続可能な交通体系について建設的な議論を図るために、利用が少ない線区についても開示している。

 今回、利用が少ない線区について、2022年度分の経営情報を開示した。開示対象線区は、2019年度実績で平均通過人員が1日2000人未満の線区とする。これにより、34路線62区間が対象となった。

 只見線 会津川口~只見間、上越線 越後湯沢~ガーラ湯沢間は、昨年開示時と同様に対象外としている。津軽線 中小国~三厩間、米坂線 今泉~小国間、陸羽西線 新庄~余目間は、今回対象外となった。

平均通過人員2000人/日未満の線区ごとの収支データ

開示内容

収支: 各線区の運輸収入から営業費用を引いた値
営業係数: 各線区の営業費用を運輸収入で割り、100をかけた値
収支率: 各線区の営業費用に対する運輸収入の割合を百分率で示した値