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ツーリズムEXPOジャパン2023開会式、山西組織委員長「アウトバウンド復活の足がかりに」。岸田総理もビデオメッセージ

2023年10月26日~29日 開催

ツーリズムEXPOジャパン2023のオープニングセレモニーが行なわれた

 世界最大級の旅イベント「ツーリズムEXPOジャパン2023 大阪・関西」が10月26日~29日の4日間にわたり、インテックス大阪(大阪市住之江区)で開催されている。

 オープニングセレモニーでは、ツーリズムEXPOジャパン組織委員長で日本観光振興協会 会長の山西健一郎氏が開会を宣言、大阪・関西万博を約500日後に控え、世界中から注目の集まる大阪で本イベントを開催することの意義を強調した。また旅行業界の現況に触れ、「インバウンドに対して海外旅行の回復が遅れているが、今回多くの国・地域に出展していただいている。国内はもちろん、海外へ旅することの楽しさを実感することで、アウトバウンド復活の足がかりにしたい。パンデミックで人々の価値観が変化しており、ツーリズムEXPOジャパン2023が新しい旅の形を体現するイベントになると確信している」と述べた。

 式典では、国土交通省 観光庁 審議官の石塚智之氏とUNTWO(国連世界観光機関)エグゼクティブディレクターのゾリティサ・ウロシェヴィッチ氏が祝辞を述べたほか、内閣総理大臣の岸田文雄氏からビデオメッセージが寄せられた。

 岸田総理は「日本各地のみならず、世界各地からの参加により盛大に開催されることをお慶び申し上げます。日本は水際緩和により、多くの観光地が賑わいを取り戻しています。インバウンドはすでにコロナ前の水準を超え、旅行消費額も高くなりました。一方で、一部地域ではオーバーツーリズムの課題も現われていますが、10月18日の閣僚会議で取りまとめたオーバーツーリズムへの対策などによって、住んでよし・訪れてよし・受け入れてよしの体制作りを進めます。このツーリズムEXPOジャパン2023の成功が、2年後の大阪・関西万博の成功の契機となることを祈念しています」と開催に期待を寄せた。

ツーリズムEXPOジャパン組織委員長/日本観光振興協会 会長 山西健一郎氏
国土交通省 観光庁 審議官 石塚智之氏が祝辞
国連世界観光機関 エグゼクティブディレクター ゾリティサ・ウロシェヴィッチ氏が祝辞
内閣総理大臣 岸田文雄氏からビデオメッセージ