ディズニーシー新エリア、アナ雪アトラクションは「世界のどことも異なる」。クリエイター集団イマジニアがフローズンキングダムの詳細を語る

東京ディズニーシーの「フローズンキングダム」の工事現場が初公開。イマジニアにこだわりを聞いてみた！

　オリエンタルランドは、東京ディズニーシー大規模開発「ファンタジースプリングス」の工事現場を報道陣に初公開した。東京ディズニーシー8番目の新テーマポートは2024年春に開業予定だ。

　総開発面積約14万m2（テーマパーク・ホテルエリア約10万m2）で、開発費用は総額3200億円（予定）。

　今回はアナと雪の女王エリア「フローズンキングダム」について、アトラクションなどの企画・設計を行なうクリエイター集団「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」の担当者にこだわりを聞いてみた。

Happily Ever Afterのタイミングでアレンデールを訪れることができる「フローズンキングダム」

　フローズンキングダムについて、ウォルト・ディズニー・イマジニアリングのMatthew Abiva氏とJustin Falcouner氏にお話を伺った。Matthew氏によれば、ゲストがフローズンキングダムを訪れるのは、映画が終わったあとのHappily Ever Afterのタイミングとのこと。エルサとアナがお城の門を開け、すべての市民や来訪者を歓迎しているという。

　氏によると「開発にあたり北欧の雰囲気を出すために周囲の植栽は、杉や黒松、針葉樹に落葉樹を植えている」という。周囲を見渡すと遠くにアイスキャッスルがあり、フィヨルドはかつての春のような輝きを取り戻した様子も伺える。

　アトラクション「アナとエルサのフローズンジャーニー」については、「お披露目をとても楽しみにしている」とJustin氏。アトラクションでは、映画1作目の追体験ができるとのことで、同社とオリエンタルランドは開発において映画の制作側と綿密な連携をとってきたと話した。なお、姉妹の愛の物語にフォーカス、「世界のどのテーマパークのアナ雪アトラクションとも異なる」とのこと。

　さらに、注目したいのが世界初というレストラン「アレンデール・ロイヤルバンケット」だ。作品内の象徴的な部屋で食事ができるうえ、屋外エリアではフィヨルドの景色が堪能できる。

　また、「オーケンのオーケーフード」について実は、もともとはお城のお外にあった警備隊の基地だという。アナとエルサが友人のオーケンに貸し出し、改装を許可したものだと教えてくれた。