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ディズニーシー新テーマポート「ファンタジースプリングス」のこだわりをイマジニアに聞いてみた(ロックワーク編)

2023年8月24日 公開

東京ディズニーシーの新テーマポート「ファンタジースプリングス」の工事現場が初公開。イマジニアにこだわりを聞いてみた!

 オリエンタルランドは、東京ディズニーシー大規模開発「ファンタジースプリングス」の工事現場を報道陣に初公開した。東京ディズニーシー8番目の新テーマポートは2024年春に開業予定だ。

 総開発面積約14万m2(テーマパーク・ホテルエリア約10万m2)で、開発費用は総額3200億円(予定)。

ウォルト・ディズニー・イマジニアリングの担当者「ロックワークのキャラは自分で見つけて!」

 現在開発中のファンタジースプリングスの工事現場では、アトラクションなどの企画・設計を行なうクリエイター集団「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」の担当者が解説を行なった。

 テーマパークエリアは、ディズニー映画「アナと雪の女王」のエリア「フローズンキングダム」、「塔の上のラプンツェル」のエリア「ラプンツェルの森」、「ピーター・パン」のエリア「ピーターパンのネバーランド」の3つで構成されるが、まずはホテルや物語の始まる“魔法の泉”周辺について話を聞いてきた。

 現場では、同社のZsolt Hormay氏が、自身が担当する“テーマ・フィニッシュ”を解説。ゲストがパークを訪れた際に視覚的に楽しめるようロックワークやキャラクターペイント・ファサードなどさまざまな分野を網羅しているとのこと。本プロジェクトでは、ナショナルチームを結成。19か国のアーティストが集結、フィールドアート・ディレクターも60~65名採用しているという。

 プロメテウス火山が2万m2施されているのに対し、新テーマポートは約2倍・約3万9000m2ほどのロックワークが施されているなど豆知識も。魔法の泉により美しいフィギュアが生み出されるという設定で、ディズニーのキャラクターたちがエリアのさまざまな部分に形作られている。なお、どこにどのアートがあるのは、「エリアで探して自分で見つけてみて!」とのことだ。

 なお、ホテルまわりのロックワークだけでなく、「ピーターパン」エリアの火山や浮かぶ雲に「アナと雪の女王」エリアのスノーマウンテンなどもテーマ・フィニッシュのチームがカラーを施しているという。

 また、Mark Schirmer氏は、エリア全体の概要も。新テーマポートは、魔法の泉が導くディズニーファンタジーの世界をテーマにするため、泉から湧き出た“魔法の水”が滝や池を形どり、象徴的な3つのエリアへと流れていくとも教えてくれた。

 さらにPeter Arnet氏によれば、アラビアンコーストとロストリバーデルタの間からテーマポートへのアクセスができるようになるとのこと。